Amazonドラマ『ターミナル・リスト ~闇の狼~』は、『ターミナルリスト』の前日譚ドラマ。ネイビーシールズ時代のベン・エドワーズとジェームズ・リースが描かれる本作で何が起きるのか、キャストやあらすじの紹介に加え、ネタバレなしの感想とネタバレありの考察でダイブインしていきます!
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【本記事のポイント】
◉ネタバレなしで知りたい方へ
前半ではあらすじ・海外評価・筆者の感想を紹介。視聴前の参考にどうぞ。
◉ネタバレありで深掘りしたい方へ
後半では全あらすじと見どころ・考察をたっぷり紹介。視聴済みの方もおさらいに◎
※目次から各セクションにジャンプできます。
『ターミナル・リスト』のおさらい
『ターミナル・リスト ~闇の狼~』は前日譚ドラマですが、前作の登場人物が再び中心となるので、『ターミナル・リスト』を軽くおさらいしておきましょう♪
『ターミナル・リスト』は、ネイビーシールズのジェームズ・リース中佐が主人公のサスペンス・アクション。シリアで化学者カハニ殺害の特殊作戦“オーディンの剣”を実行に移すが、敵側の待ち伏せで12名の部下が殺害され、部隊は全滅。自らも負傷したリースは、帰国後も仲間の死の真相を探ろうとする。だが捜査を進めるうち、彼の記憶には曖昧な部分があり、自分自身の精神状態にも疑念を抱くようになる。
そんな中、妻と娘までもが惨殺されたリースは復讐を誓い、黒幕の存在を追うことになる。リースは証拠と名前を「リスト」に書き込み、一人ずつ容赦なく制裁を加えていく。その過程で、陰謀は軍内部や政界、大企業にまで及ぶことが明らかになり、真実と復讐の狭間で彼は突き進でいく。
『ターミナル・リスト ~闇の狼~』の概要
基本情報を押さえておきましょう♪
原題:The Terminal List: Dark Wolf
製作:Amazonプライムビデオ
ジャンル:アクション、スパイ、スリラー、ヒューマンドラマ
配信日:2025年8月27日
製作国:アメリカ
話数:全7話
クリエイター:ジャック・カー、デヴィッド・ディジリオ
『ターミナル・リスト ~闇の狼~』のあらすじ(ネタバレなし)
2022年に配信された『ターミナル・リスト』の数年前を舞台にした前日譚ドラマ『ターミナル・リスト ~闇の狼~』は、前回で事件の黒幕だと判明したベン・エドワーズがネイビーシールズ隊員としてキャリアをスタートし、CIA準軍事組織の工作員として初の秘密任務に就くまでの変貌を描いたオリジンストーリー。
ジャック・カーによる小説をドラマ化した本シリーズでは、海軍特殊部隊SEAL隊員からCIA工作員へと転身したエドワーズの複雑な人物像を深く掘り下げ、彼がいかにして『ターミナル・リスト』で中心となった腐敗に巻き込まれたのかが明かされていく。
また、リースとエドワーズが結んだ初期の絆にも焦点を当てられる。
・ガンバイオレンスが炸裂する社会派アクションスリラー。おすすめ!
『ターミナル・リスト ~闇の狼~』の予告編を紹介
予告編では、任務中のリースとエドワーズ、そして彼らの仲間たちの緊迫したシーンがたっぷりとフィーチャーされています。森で何者かに追われて逃げるエドワーズの姿や、リースとエドワーズが“兄弟”の絆を確かめ合うかのように、固く抱擁を交わすシーンなど見どころ満載です。
どうやら、バーで一人で飲んでいるエドワーズに声をかけた黒人男性が「狙撃手が二人必要だ」と仕事を依頼し、その任務を引き受けたリースとエドワーズが、何やら大きな事件に巻き込まれていくようです。
映像にはエドワーズのナレーションも重なり、「制限された標的だからこそ、あの兄弟関係を断つのは辛い」「戦いを終わらせるために彼を撃たなければならなかった」「俺がやったことを謝るつもりはない」といったセリフが流れ、硬派でダークな展開が予感されます。彼らの過酷なミッションや、ブラザーフッドがしっかり描かれるようですね。
前作では、エドワーズが事件の黒幕だとすぐに気づいてしまったので、前日譚ではすぐに予想できない展開を期待しています。
しかも、前日譚はリース役のクリス・プラットではなく、『アメリカ、夜明けの刻』で“男の中の男”を演じて強烈な印象を残したテイラー・キッチュ演じるエドワーズが中心になるので、今からワクワクが止まりません!
『ターミナルリスト:ダーク・ウルフ』海外での評価&筆者の感想(ネタバレなし)
【Rotten Tomatoes】
批評家の評価:71%
観客の評価:84%
【現地の声:海外視聴者のリアルな反応】
海外の視聴者がどんな感想を抱いたのか、Xユーザーからいくつかご紹介! やはり男性視聴からの反響が多いみたいです。
【筆者の評価】
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★★
感動:★★★☆☆
『ターミナル・リスト ~闇の狼~』は、ベンとレイフという真逆の信条を持つ二人の対比が際立ちながらも、バディとして並び立つ二人いの姿がとにかく最高にかっこいい作品です。
理想に殉じるベンと、システムへの不信感を隠さないレイフ。対照的でありながらも互いを認め合う関係性が、ドラマ全体に独特の緊張感と厚みを与えています。さらに本作は激しい銃撃戦や爆発など、迫力満点のアクションシーンがふんだんに盛り込まれているのも大きな見どころ。
黒幕が比較的分かりやすいという欠点は前シーズンと同じですが、その一方で各エピソードごとに異なるスタイルのミッションが描かれるため、毎回新鮮な驚きがあり、観ていて全く飽きません。
黒幕がバレバレな欠点を補って余りあるほど、スパイアクションとしての完成度が高い作品で、スパイものやアクション好きに強くおすすめしたい1本です!
・テイラー・キッチュが“男の中の男”を演じた『アメリカ、夜明けの刻』
『ターミナル・リスト ~闇の狼~』の登場人物&キャスト
ベン・エドワーズ(テイラー・キッチュ)
元ネイビーシールズ、ジェームズ・リースの元チームメイトで、米海軍シールズの選抜と訓練の同期。後にCIAの特殊作戦部隊のチーフ特殊作戦要員となる。
ジェームズ・リース中尉(クリス・プラット)
米海軍シールズ所属で8回の戦闘派遣経験ありのアルファ・プラトーン、シールズチーム7の部隊長。
レイフ・ヘイスティングス中尉(トム・ホッパー)
米海軍シールズの隊員。冷静沈着な性格。
ジュールズ・ランドリー(ルーク・ヘムズワース)
CIAの契約職員。
モハメッド・“モー”・ファルーク(ダル・サリム)
イラク特殊作戦部隊(ISOF)に所属する隊員。
ジェド・ハヴァフォード(ロバート・ウィズダム)
CIAエージェントに転身した元軍人で、ベンとレイフを新たなミッションにリクルートする。
エリザ・ペラシュ(ロナ=リー・シモン)
ジェドのチームメンバーでフィールド諜報員。
タル・ヴァロン(シラ-ズ・ツァルファティン)
モサドの諜報員でサイバー担当。
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『ターミナル・リスト ~闇の狼~』の全話あらすじ・感想(ネタバレあり)
第1話:内なる決意
【要約】
◉アルファ小隊の葬儀後、ベンは仲間を失った罪悪感に苦しむ
◉人質交換作戦が失敗し、ダランは妹を失い自爆を強要される
◉CIAと司令部は真相を隠蔽、ベンらは独自にジャブーリを追う
◉ジャブーリを捕らえるが、ベンが射殺してリースが偽装を図る
【あらすじ】
第1話は、アルファ小隊の葬儀から幕を開ける。仲間を失った罪悪感に苛まれるベンは、戦う意味を見失いかけていた。時は2015年、モスル。ベンの小隊はISIS制圧の任務に就き、橋での人質交換に挑むが、敵リーダーのジャブーリが解放され、爆弾を仕込まれた人質が爆死する惨事に終わる。通訳のダランは妹を失い、自身も重傷を負う。
3ヶ月後、SEALはISFの訓練任務にあたり、リースが新たに合流する。片足を失ったダランは復帰するが、義足には武器商人ダナウィの仕掛けたIEDが隠されていた。ダランは家族を人質に取られて自爆を強要され、基地で爆発を起こして命を落とす。妻は殺され、子どもたちは拉致された。
CIAのフラーとコックス司令官は「ダランは聖戦兵士だ」と断定し、真の首謀者ジャブーリの関与を隠そうとする。しかしベンは納得せず、リースやレイフと共に独自の作戦を立てる。ジャブーリがCIAの協力者である証拠を暴き、ISISに彼を始末させる計画だ。
モーの協力でジャブーリのアジトに突入したSEALは彼を捕らえるが、彼はCIAとの協力関係を必死に訴える。その場でベンは、ジャブーリの後宮に囚われたダランの娘を発見し、激しい怒りの末にジャブーリを射殺する。仲間は動揺するが、リースはとっさに「正当防衛だった」と事実を偽装して部隊を守る。
【感想】
第1話は、オリジナル版でおなじみのリースをはじめ、前日譚の主人公となるベン、そしてコックス司令官やアルファ小隊の面々など、懐かしいキャラクターたちが再登場。
過去における彼らの関係性が丁寧に描かれ、ベンの衝動を抑えられないけれど義理人情に厚く、正義感に突き動かされる性格が印象づけられます。そして今シーズンで重要な役割を担うレイフが新たに登場し、物語に厚みを加えているのも印象的でした。
また、本来は同じ目的を持つはずのCIAとSEALとの対立、軍という組織が情報機関の思惑に翻弄される構図、そして現場の兵士たちが抱える葛藤がリアルに描かれているところもポイント。さらに、緊張感あふれる作戦の数々がスリリングに展開し、続きが気になって仕方がなくなる構成になっていると感じました。
もちろん、現代では「男だから、女だから」といった単純な性差の語り方は古いかもしれませんが、第1話を観終えた印象としては、やはり“ザ・男の世界”。仲間を想う熱さ、命を賭けた戦場でのぶつかり合い、汗と血の匂いが漂うような男臭さが全編にあふれていて、そこがまた本作の大きな魅力だと思います。
第2話:オーディション
第2話のあらすじと感想
【あらすじ】
【要約】
◉ベンとレイフが不名誉除隊の処分を受け、部隊と苦い別れを経験
◉CIAのハバフォードがダナウィ捕獲任務に二人をリクルート
◉クラブ潜入と追跡でダナウィを追い詰め、射撃と暴力で任務を完了
◉任務はテストだったと告げられ、再びミッションでの役割を示唆される
ベンは仲間たちに「自分をかばうな」と必死に止めるが、レイフは、「責任を問われたとしても、ベンを刑務所送りにはしない」と主張。上層部はチームの口裏合わせの報告を信じず、最終的にCIAのフラーとワシントンの指示で、コックス司令官はベンとレイフに不名誉除隊の処分を下す。
アメリカは帰国するはずが、乗り継ぎ便のキャンセルでフランクフルトで取り残された二人は、CIAエージェントに転身した元軍人ジェド・ハバフォードと出会い、彼はジャブーリの死の真相について知っていると伝える。彼は翌日のダナウィ捕獲任務に二人をリクルートし、任務成功で不名誉除隊を取り消すと提案する。
ベンは即座に同意するが、レイフはCIAへの不信からためらう。しかしベンが「仲間とリースを守るため」と説得し、二人は任務に参加することを決める。
ウィーンの基地でモサドのサイバー担当タルと合流した二人は、クラブでの潜入任務に臨む。ダナウィを捕らえる計画は、護衛や金の取引のタイミングに翻弄されつつも進行するが、ダナウィは警戒心から簡単には捕まらない。
銃撃戦の末、護衛を排除して追跡を続けたレイフはダナウィを角に追い詰め、射撃後に暴力で仕留め、ベンは任務完了に安堵する。
任務後、ハバフォードはこれがテストであったことを告げ、オーディションに合格したとしてダナウィの携帯を回収。ベンとレイフが、再び諜報活動に引き戻される運命が示唆される。
【感想】
第2話は、砂ぼこり舞う中東から一転してヨーロッパが舞台に。ベンとレイフはダナウィに接近するためナイトクラブに潜入し、物語のトーンがガラリと変わります。
ビシッとスーツでキメた二人はまるで別人のようで、特に白シャツ&ネクタイのスーツ姿で登場したレイフ役のトム・フーパーは英国訛りの強いイギリス人らしい魅力もあって、「次期ジェームズ・ボンド候補に推したい」と思ってしまいました(笑)。
ちなみに、ベン役のテイラー・キッチュは身長181センチなのに、トムは196センチという超高身長。その隣に立つとテイラーがかなり小さく見えてしまい、少し可哀想……。
今回のエピソードはレイフにもスポットライトが当たり、衝動を抑えられないベンに対してレイフは冷静沈着で、感情に流されず決死で任務を遂行するタイプだとよく分かります。オリジナル版では、リースがすぐアツくなるのに対してベンが冷静だったので、そのコントラストが印象的でした。
衝動的だったベンが、オリジナル版で描かれた彼の姿にどう変貌していくのか、今後の展開に注目です!
第3話:過去は序章にすぎない
第3話のあらすじと感想
【あらすじ】
【要約】
◉ ベンとレイフの対照的な訓練から始まり、ジュネーブではイラン核合意をめぐる緊張が描かれる
◉ タルのチームにモーが加わり、彼の過去やサナとの秘密が明らかになる
◉ モルナーとの取引で、「イランが核兵器級ウランを保持」と衝撃の事実が判明
◉ イッシュが命を落とし、ベンは仲間の制止を無視して敵を追跡。証拠を残さず射殺する
第3話は、ベンとレイフの対照的な訓練シーンから始まる。俊敏さを誇るベンとパワーに優れるレイフの姿が描かれ、彼らの資質が浮き彫りになる。
舞台はジュネーブに移り、イラン核安定協定をめぐる会議が開かれていた。ラヒミ長官は新合意に近いことを示唆するが、弟ヴァヒドに「決して他人に漏らすな」と警告し、不穏さを漂わせる。
一方ウィーンでは、チームがモー・ファルークをチームに迎える。彼は過去の悪夢に苦しみつつも仲間と打ち解け、約束を果たすため復帰したのだ。モーの紹介で、ベンとレイフはハバフォードに繋がったことが判明し、チームにはイッシュやランドリーも加わる。モーはベンに、ダランの子ども二人が避難して無事渡米したと伝える。
やがてタルはダナウィの携帯から、彼がブダペストの地質学者モルナーと接触予定だった事実を突き止める。計画はモーがダナウィになりすまし、会合に臨むことだった。ダナウィの携帯にメッセージを送っていたのは難民女性サナで、ハバフォードはモーに彼女の処分を命じる。モーは彼女がダナウィの娘だと知るが、無実の若い女性を撃つことが出来ず、その秘密をタルと共有する。
一方ベンは妻エイミーに離別を告げられ、私生活の危機に直面する。任務当日、モルナーはモーをダナウィと信じ、500万ドルでサンプルを売却。さらに、「イランが核兵器級ウランを保持している」と暴露する。取引直後、敵勢力が現れてモーは追い詰められるが、ランドリーが救出。
だが続く作戦でイッシュが命を落とし、ベンはレイフの制止を振り切って敵を追跡。最終的にタルが監視カメラを無効化し、ベンは証拠を残さず敵を射殺した。
【感想】
第3話はモーやランドリー、イッシュといった新メンバーが合流し、地質学者モルナーとの会合やその後の追跡シーンは、まるで『ミッション:インポッシブル』を思わせるスリリングな展開に。チームのケミストリーも良く、さらにヨーロッパの街並みが臨場感を醸し出し、ハラハラドキドキが止まりませんでした!
一方で、ベンはまたしてもレイフの指示に従わず、人目の多い地下鉄で敵を仕留めるという大胆な行動に出ます。光と影のように対照的な二人の違いが、ここでも際立っていました。
さらに後半では、モーの壮絶な過去や彼の「殺しの倫理」が描かれ、脇役である彼にスポットライトが当たったのも意外で印象的。全7話とコンパクトながら、ベンとレイフだけでなく仲間の背景まで掘り下げることで、物語に厚みが増していると感じました。
ここまでの流れを振り返ると、第1話は戦場、第2話はヨーロッパのクラブを舞台にしたスタイリッシュな潜入、第3話はチーム総出の大掛かりなミッションと、それぞれ違ったスタイルで楽しませてくれています。
残り4話で、果たしてどんなサプライズが待っているのか……ますます目が離せません!
第4話:銃声
第4話のあらすじと感想
【あらすじ】
【要約】
◉ ハバフォードはイランを制御する執念を明らかにする
◉ チームはモルナーのベアリングを奪う作戦を計画するが、内部の不信感が募っていく
◉ ベンとイライザは急接近する一方で、レイフはモサドや作戦に疑念を深める
◉ 作戦決行でチームは大混乱に陥り、最後にイライザの衝撃的な裏切りが明かされる
第4話は、ハバフォードがイッシュを失った悲しみを抱えつつ、ベンが仲間の仇を討ったことに安堵する場面から始まる。レイフは密かにハバフォードの過去を調べ、彼がイラン工作部門を創設し、個人的な執念からイランの制御に生涯を捧げてきたことを知る。
一方、ジュネーブではイランのユーセフ大臣がサイラスの息子の誕生日会に出席し、ヴァヒドの贈り物を非難する。ヴァヒドは核合意に疑念を抱き始めるが、サイラスは「最終的に権力を握るのは我々だ」と説得する。
ミュンヘンでは、ハバフォードの長年の協力者シェパードが動き、ブダペストの敵勢力がカリード・ネットワークに属し、モルナーのベアリングを使った核開発を進めていると判明する。チームはベアリングを奪い、偽物を施設に渡す作戦を立てる。
ベンとイライザは現場偵察の際に即興で恋人を装い危機を切り抜け、互いの機転を称え合い絆を深める。一方、レイフとタルはモサドのモルデカイと接触して偽ベアリングを受け取るが、レイフは偽ベアリングの準備が不自然なほど速いことに疑念を抱く。さらにライフは、作戦が民間人を巻き込む危険性を指摘するが、ベンはハバフォードの戦いを支持し、自由な行動こそ前線に資すると主張する。
タルはモルデカイから渡された物を解析中に、武器担当のランドリーにセクハラされ、イライザが介入して阻止する。ベンはランドリーを作戦から排除することを提案するが、イライザは作戦遂行を優先する。
決行の日、ハバフォードはモルナーを殺害し、ベンがベアリングを奪取する。しかしチームは伏兵に襲われ、モーが負傷。レイフは敵車両で脱出するが、ベンとイライザは地下トンネルに逃げ込む。そこでベンは情報漏洩の犯人がモサドであると気づくが、直後にイライザが裏切り、彼を撃ってベアリングを持ち去る。さらにタルがハバフォードの携帯をハッキングし、混乱を決定的なものとする。
【感想】
第4話では、チームがモルナーの研究を利用して核開発を進めるカリード・ネットワークからベアリングを奪うという、緊迫感あふれるミッションが描かれました。アクションと駆け引きがぎっしり詰まった回です。
特に印象的だったのは、ハバフォードの過去を探るレイフと、「軍のように手続きに縛られるのではなく、自由に裁きを下せる諜報組織だからこそ意味がある」と語るベンとの対比。まったく正反対の価値観を持ちながら、同士として支え合う二人のブラザーフッドが熱すぎて胸が高鳴りました! テイラー・キッチュとトム・フーパーのコンビがカッコ良すぎて反則です💛
さらに今回は、ベンとイライザの緊張感あふれる男と女のやり取りにもドキドキ。超硬派なベンがイライザの色仕掛けに思わず翻弄される場面は、まさかの展開で目が離せませんでした。アクションだけでなくキャラクター同士の関係性の妙もたっぷり味わえる、まさにテンコ盛りのエピソードだったと思います。
ちなみに私事ですが、筆者は昨年の春にブダペストに2週間ほど滞在して、ハンガリーを旅しました。ブダペストは旧ソ連時代の面影や、オスマン帝国時代のエキゾチックな建築物が際立ち、かなり独特な雰囲気を持つ街です。
そのブダペストの魅力が今回の舞台にしっかり活かされていて、ビジュアル的にも訴えるものも大きく、前シーズンよりも『ターミナル・リスト ~闇の狼~』の方が断然見ごたえがあると感じています。
第5話:脱出
第5話のあらすじと感想
【あらすじ】
【要約】
◉ ベンは致命傷を免れ、チューリッヒでエリザを追跡するが、彼女は待ち伏せの黒幕はシェパードだと主張する
◉ レイフは捕らえた男を拷問するが、彼が同盟国のドイツ情報機関の人間だと知り、取り返しのつかない事態に陥る
◉ タルはミュンヘンでハッキングに失敗し、相手を殺害してしまう
◉ ベンとエリザは共闘するが、爆弾でエリザが命を落とす
エリザに撃たれたベンが目を覚まし、弾丸は防弾ジャケットに当たっていて致命傷は免れた。その頃、レイフは車を処分していたが、カリード・ネットワークの一人の息があることに気づき、待ち伏せの情報を絞り出すために彼を拷問する。
一方、ベンとハバーフォードはチューリッヒに潜伏するエリザを追っていた。彼女を見つけたベンは銃で脅して待ち伏せの黒幕を問いただすが、エリザは自分ではなくハバーフォードとシェパードが関わっていると主張する。
その直後、ペルシャ語を話す多数の工作員に襲撃され、ベンはエリザを信用できないまま行動を共にすることになる。彼女は、モルナー製ベアリングを巡る陰謀の背後にシェパードがいると訴え、タルがミュンヘンで追跡していることを明かす。
ベンは彼女の裏切りに怒りを抱いていたが、エリザは「立場が逆なら自分も撃ち殺されていた」と話す。同じ頃、レイフは捕らえた男をさらに追い詰め、ついに彼がドイツ情報機関の人間だと吐かせる。CIAの同盟国であることを知り、彼が味方だと知ったレイフは助けようとするが、男は息絶えてしまう。
ミュンヘンでは、タルがハッキング中に見つかり、格闘の末に相手を殺害する。ベンとエリザが車で北の町へ向かっていると、バイカーに爆弾を仕掛けられ、ベンは間一髪で脱出するがエリザは爆発で命を落とす。彼はPTSDと闘いながら、その場を立ち去るシーンで幕を閉じる。
【感想】
第5話は、ベンとエリザのロマンスを強調する展開が少し違和感を覚えました。忠実で仲間思いのベンが、エリザの短い独白だけで価値観を揺るがすのは、これまで描かれてきたキャラクター像から逸脱しているように感じます。ベンの忠誠心は彼の大きな魅力なので、恋愛要素に偏るとせっかくの個性が薄れてしまうような気が……。
ですが、PTSDの描写や彼の行動の背景は丁寧に描かれていて、本家シリーズで描かれた実験に彼が同意する伏線も効いています。また、普段は冷静沈着なレイフが衝動に身を任せ、同盟国のエージェントを誤って殺してしまうなど内面の葛藤も描かれていて、彼の違う一目を見れたような気がしました。
今回残念だったのは、一緒にいるとカッコ良さが激増するベンとレイフのコンビが別行動で、少し物足りなさを感じた点です。それでも物語のトーンや緊張感はしっかり維持されていて、見応えは十分でした!
第6話:ポーンとキング
第6話のあらすじと感想
【あらすじ】
【要約】
◉ レイフはドイツ諜報員を殺害し、ベンは負傷しながら任務続行
◉ バヒード=シェパードの裏切りが発覚し、エリザの死にも関与していた
◉ ハバフォードがバヒードを処刑し、サイラスが真のシェパードだと判明
◉ ベンたちはユセフを殺害してベアリング奪還するも、CIAから裏切り者扱いされる
第6話は、レイフが誤解でドイツの諜報員を殺害した後、教会に遺体を置いて弔うシーンで始まる。負傷したベンは自ら手当てをし、物語はジュネーブで進行する。そこではサイラスが核交渉を主導していて、イランのユセフ大臣は満足しているが、バヒードの不在に疑念を抱く。
ほどなくモーとランドリー、ハバフォードに合流したレイフは、ドイツ情報部が偽のベアリングを使ってイランの核開発を妨害しようとしていた事実を知る。実はバヒード=シェパードが裏切り、チームに襲撃やホテル爆破を仕掛けてイライザの死も引き起こしていたのだ。
やがて、ハバフォードとモサドに捕らえられたバヒードは取引継続を主張するが、結局ハバフォードに処刑される。任務の遂行に固執するベンに対し、罪悪感に苛まれるレイフは離脱を選ぶ。一方、タルはシェパードのポータルを解析し、バヒードの死後にハバフォードが座標を送信していたことを突き止める。
取引は空港で行われ、偽物のはずのベアリングをユセフが試すと、渡されたベアリングは本物だということが明らかに。実はサイラスこそ真のシェパードで、バヒードは裏切り者だったことが判明。ハバフォードはサイラスを操り、CIAの操り人形にしようとしていたのだ。
タルの警告を受けたベンたちは激怒し、銃撃戦の末にユセフを殺してベアリングを奪還する。遠くから狙撃銃で様子を見守っていたレイフは、ベンに別れを告げる。
帰還した一行はハバフォードを追うが、すでに彼はCIAに報告を済ませ、逆に彼らがイランと結託した裏切り者として指名手配されていた。証拠もなく窮地に陥るが、ベンは「まだ打つ手はある。俺たちには本物のベアリングがある」と宣言する。
【感想】
第6話は、いよいよ物語のクライマックス目前ということもあり、緊迫感と疾走感にあふれた展開でした。任務を遂行しようとするベンと、「CIAに駒として使われているに過ぎない」と断じるレイフの対比が再び際立ち、二人の立場の違いが鮮明に描かれていたのが印象的です。
残念ながら今回でレイフが離脱してしまい、最高にカッコいいコンビをもう観られないと思うと寂しいですが、もしかすると窮地に陥ったベンたちに加勢する形で、レイフが戻ってくるのでは?と期待してしまいます。物語としては、やはり最初から怪しいと思っていたハバフォードの正体がついに明かされ、予想が的中しました。
そして圧巻だったのは、パーフェクト・サークルの曲「Counting Bodies Like Sheep」に乗せて展開されるラストの大アクション! ベンとモー、ランドリーがプライベートジェットに向かってマシンガンを浴びせるシーンは死ぬほどカッコ良くて、鳥肌が総立ちに!最高に痺れる仕上がりでした💛次回の最終話がどう着地するのか、ますます目が離せません!
第7話:狼の決断
第7話のあらすじと感想
【あらすじ】
【要約】
◉ CIAはベンの罪を取り下げず、ハバフォードは解雇
◉ ベンは仲間の信頼を得て陰謀を暴こうと決意
◉ アルファ小隊と共におとり作戦で命をつなぐ
◉ 復讐の連鎖の中、ベンはハバフォードを生かしてCIAへ引き渡す
◉ 最後にベンのCIA復帰が示唆される
最終話となる第7話はCIA本部から始まる。レイフはハバフォードと法廷で争い、虚偽が暴かれたことでレイフは無罪に、ハバーフォードは解雇となるが、CIAは依然としてベンの罪を取り下げない。アルファ小隊の仲間たち、とくにブーザーとリースはベンを信じ続け、リースは彼からの手紙を受け取る。ベンは、上層部が兵士を駒のように扱い成果を搾取していることに憤り、彼らを追及する決意を綴っていた。
リースの除隊後、ベンは彼に電話をして感謝を伝えるが、リースはベンが死を覚悟しているのではと案じる。その後、ベンはハバフォードとサイラスをおびき出す作戦に挑む。
タルは15分間だけ本物のシェパード・ポータルにアクセスすれば、ハバフォードとサイラスの陰謀を証明できると突き止め、ベンは囮となり、敵の追撃をかわしながら時間を稼ぐ。
アルファ小隊の半数が応援に駆けつけ、激戦の末、負傷しながらもベンは生き延びる。仲間の援護で生還したベンは、2ヶ月後、イライザの娘に母の遺品を届ける。仲間たちは復讐を進め、モーがサイラスを爆殺し、ランドリーは資金源のアルテムを殺害する。
ベンはハバフォードの自宅を訪れ、核戦争を誘発してイランを制圧しようとする歪んだ理想を聞かされる。ハバフォードはベンを偽善者と罵るが、ベンは彼を殺さずCIAに引き渡す道を選び、CIA本部に戻って証拠を提出した。
その2ヶ月後、ベンは静かな生活を送っていたが、旧友ダッシュに誘われて再びCIAの地上部門へ加わることを考え始める。最終的に嘘発見器の検査を受け、前シーズンへ続く布石で物語は終了する。
【感想】
第7話は、まさに最終回らしい展開で幕を閉じました。伏線もほぼ回収され、すっきりと終わる一方で、駆け足気味な結末に「もっと続きが見たい!」と思わせる余韻が残ります。
最後にベンのことを信じているアルファ小隊のメンバーがお助けマンのごとく登場し、命を懸けてでも共に戦う姿勢を見せ、ブラザーフッドの絆に胸が熱くなりました。危険な追走劇や部隊の意外な参戦といった激しいアクションシーンも満載で、盛り上がりに不足はありませんでした。
そして、印象的だったのは終盤の嘘発見器のシーンです。ベンが自らの行為を大義のためだと信じ切っている姿は、皮肉にもハバフォードと重なって見えました。だからこそ彼は単なるアンチヒーローではなく、信念と矛盾を抱えた複雑な人物として描かれたのです。
また、リースとの再会・共闘は嬉しいサプライズでしたが、最終回でレイフの出番がほとんどなかったのが残念……(涙)。やはりラストで、もう一度レイフ&ベンのコンビを見たかったです。
・フランス発のアクションノワール
『ターミナル・リスト ~闇の狼~』の見どころ・考察(ネタバレあり)

出展元:https://www.vitalthrills.com
【深掘り考察の目次】
◉「忠誠と裏切り」の物語
◉ベンとレイフの対比が生むドラマ性
◉現実の諜報活動を想起させる緊張感
「忠誠と裏切り」の物語
本作全体を通して描かれるテーマは、「忠誠と裏切りの狭間で人はどう生きるのか?」という問いです。CIAや軍という巨大組織の思惑に現場の兵士が翻弄される姿が、第1話から一貫して描かれています。
仲間を守ろうとするベンの義理堅さと、上層部の駒として使い捨てにされる現実との対比は、作品の背骨となっています。最終話では、ベンが自らの行為を「大義のため」と信じ切っている姿が嘘発見器によって明らかにされますが、その姿は皮肉にもハバフォードと重なって見えてしまい、理想と狂気が紙一重であることを突きつけているように感じました。
ベンとレイフの対比が生むドラマ性
そして、キャラクターの描写も本作の大きな魅力のひとつです。ベンは義理堅く、仲間への忠誠心が厚い一貫した性格を持ちながらも、その衝動的で暴走しがちな性格が、オリジナル版における彼の悲劇的な選択へとつながる複雑な内面が掘り下げられています。
対するレイフは、冷静沈着な存在としてベンと好対照に描かれていたのが印象的でした。特に第2話の潜入シーンでは、彼の落ち着きと鋭さが際立ち、ベンとのバディ感が最高でした。だからこそ、第6話で彼がチームから離脱してしまい、最終回での出番がほとんどなかったのは本当に残念……(涙)。
ベン役のテイラー・キッチュは、Netflixの歴史西部劇ドラマ『アメリカ、夜明けの刻』(超おすすめ!)でのキャラクターがあまりにもカッコよすぎて、一気にファンになった俳優。そしてレイフ役のトム・フーパーといえば、Netflixドラマ『アンブレラ・アカデミー』で毛むくじゃらの大男を好演していたのが印象的でした。そんな二人が並ぶと、もうバディ・ケミストリーが最高すぎて、毎話感想を書くたびに気づけばミーハー(死語)全開に(笑)。
また、モーやイライザといった脇役にもしっかりと光を当てたことで、チーム全体の人間模様にも厚みが加わったのも評価したい点でした。
現実の諜報活動を想起させる緊張感
本作は単なるミリタリー・アクションにとどまらず、現実の国際政治や諜報活動を想起させる要素も随所に盛り込まれています。CIAと特殊部隊の確執、情報操作に翻弄される兵士たちの姿は、現実の軍事組織と情報機関の関係を連想させます。
また、敵対勢力や国際的陰謀の描き方には誇張もありますが、その背後には「国家のために命を賭けることの正当性は、どこまで許されるのか?」というテーマが流れていると思いました。
さらに、男臭さ全開のブラザーフッド描写は古典的ではありますが、やはり「命を懸けてでも仲間を守る」というアツい忠誠心と絆には胸を打つものがありました。
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ーミナル・リスト ~闇の狼~』のまとめ
『ターミナル・リスト ~闇の狼~』は、オリジナル版で描かれた悲劇に至る前日譚として、ベンを主人公に据えたスピンオフ作品。
戦場のリアリティとスパイアクションの緊張感を併せ持ちつつ、友情や裏切り、正義と復讐の境界線を鮮烈に描き出しているのが見どころ。
わずか全7話というコンパクトな構成ながら、重厚な人間ドラマとダイナミックなアクションが交錯し、見応え十分なシリーズでした! ぜひ、Amazonプライムビデオでチェックしてみてください♪
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◉「『ターミナル・リスト ~闇の狼~』は10点満点で大満足。どの瞬間も最高。『特殊作戦部隊:ライオネス』を思わせるけど、こっちの方が断然いい」
◉「『ターミナル・リスト ~闇の狼~』の配信始まったけど最高🔥 もう2話見ただけで夢中」
◉「第2話はさらに良かった👏 スパイものっぽく展開してて、これが結構ハマってる。」