Amazonドラマ『バラード 未解決事件捜査班』で主演を務めるマギー・Q。その凛とした佇まいと静かな眼差しに心を奪われた人も多いのではないでしょうか。本記事では、彼女の知られざるキャリアや魅力、恋愛事情などを徹底解剖していきます♪
マギー・Qの素顔に迫る
Amazonプライムビデオの話題作『バラード 未解決事件捜査班』で、冷静沈着でありながらも内に熱を秘めた刑事役を好演している主演俳優を見て、「この人、誰?」と思った方も多いのではないでしょうか。
彼女の名はマギー・Q。アジア系の顔立ちに、少し変わった名前を持つ彼女は、長年ハリウッドや国際的な映画・ドラマの世界で活躍してきた俳優です。とりわけスタントをこなす身体能力の高さと、骨太でクールな魅力を持ち味とするアクション作品で実力を認められてきました。
本記事では、『バラード』での彼女の魅力はもちろん、キャリアのスタートや注目作、恋愛事情など、知れば知るほど興味深いマギー・Qという人物像に迫っていきます♪
マギー・Qってどんな人?
【本名】
マーガレット・デニース・クイグリー(Margaret Denise Quigley)。マギー・Qの“Q”は、ラストネーム“Quigley”の頭文字を取ったものです。
【生年月日&出身地】
マギーは、ポーランド系とアイルランド系の父(元々はニューヨーク在住)とベトナム人の母の間に、1979年5月22日にハワイのホノルルで誕生。両親はベトナム戦争中に出会い、マギーには異母兄弟が2人と姉2人います。
【モデルから女優へ転身】
マギーは獣医になることを夢見ていましたが、モデルとして活動を始めたことがきっかけで香港映画界に進出し、やがてアジアでスーパースターに。中国の観客にも発音しやすいよう、名前を「マギー・Q」に変更しました。
ハリウッド進出と代表作
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マギーは、2001年公開作『ラッシュアワー2』で本格的にハリウッドへ進出し、同じく香港出身のジャッキー・チェンと共演。ハリウッド進出後も、『マジック・キッチン』や『ドラゴン・スクワッド』といった香港映画に出演を重ね、トム・クルーズ主演の『M:i:III』で演じたゼ―ン役で一躍注目を集めました。
続いてアクション大作映画『ダイ・ハード4.0』では、美人で頭脳明晰、格闘に長けたマイ・リン役を演じ、スタイリッシュで激しいスタントを披露しました。
そして、なんといってもマギーがハリウッドで確固たる地位を築いた作品は、『NIKITA/ニキータ』でしょう。リュック・ベッソン監督のフランス映画『ニキータ』をベースにハリウッドがリメイクしたドラマシリーズで、マギーは4シーズンにわたって主演。
このシリーズは米CWにて2010年に放送開始されましたが、その当時、地上波局のプライムタイムの番組でアジア系俳優が主演を務めるのは本当に稀なことだったので、マギーは先駆者的な存在だと言えるでしょう。
ちなみに、『NIKITA/ニキータ』で元CIA分析官ライアン・フレッチャー役でレギュラー出演していたノア・ビーンは、『バラード』でジェイク・パールマン議員役で登場し、マギーと久しぶりに再共演を果たしました。
その後もSFアクション映画『ダイバージェント』シリーズや、キーファー・サザーランド主演の政治スリラードラマ『サバイバー:宿命の大統領』などに出演し、幅広い活躍を続けています。(参照元:IMDb)
おすすめのマギー出演作
•『M:i:III』(2006)
•『ダイ・ハード4.0』(2007)
•『NIKITA/ニキータ』(2010–2013)
•『ダイバージェント』シリーズ(2014–2016)
•『サバイバー:宿命の大統領』(2016-2019)
・『バラード』の考察記事をチェックしてみてください♪
プライベート&恋愛事情
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プライベート
スタイル抜群のマギーは20年以上ヴィ―ガンを貫き、自然・動物保護活動家としても知られています。
ヴィ―ガンをテーマにしたドキュメンタリー映画『Slice of Life(原題)』にも出演し、Instagramでもヘルシーな食生活を発信しながら、動物の写真を数多く投稿。彼女をSNSを見れば、どれだけナチュラルで動物と共にある暮らしを大切にしているかがよく分かります。
恋愛事情

出展元:https://okmagazine.com
さて、気になるマギーの恋愛ステータスはどうなっているのでしょうか?
OK!によると、2022年にマギーは、引退したヘッジファンドマネージャーでベトナム人のカーティス・マクングエン氏(↑)と一緒に初めてレッドカーペットに登場。その後、最近になって彼との結婚を認めたと報じられています。ただし、二人がいつ正式に誓いを交わしたのかは明らかにされていません。
その前にマギーは、犯罪捜査ドラマ『STALKER:ストーカー犯罪特捜班』での共演をきっかけに、主演のディラン・マクダーモットと2015年に交際をスタート。当時ディランは53歳、マギーは35歳で、20歳近い年の差カップルとして注目を集めました。二人は同年に婚約しましたが、2019年3月に破局しています。
その他には、マギーの出演作『ラッシュアワー2』で監督を務めたブレット・ラトナーや、『クリミナル・マインド / FBI vs. 異常犯罪』のマシュー・シモンズ役で知られるダニエル・ヘニーと交際していたこともあります。
『バラード 未解決事件捜査班』で開花した新たな魅力
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これまでのマギー・Qといえば、やはり『NIKITA/ニキータ』や『ダイ・ハード4.0』など、俊敏な動きと圧倒的な身体能力を活かしたアクション系の役柄の印象が強いです。
一方、『バラード 未解決事件捜査班』で彼女が見せているのは、これまでとは明らかに異なる“静”の演技です。このシリーズではアクションよりも、キャラクターの内面に潜む感情の揺れや過去の傷、そして孤独な使命感を巧みに表現しています。
マギーが演じるのは、警察の未解決事件専門チームのリーダーという役どころ。チームを率いながら、事件に冷静に対処する知性と判断力を備えつつ、内には長年抱えてきた葛藤やトラウマを秘めています。
例えば、元上司オリーヴァスから性的暴行を加えられたこと、彼を告発したことが理由で未解決班に降格になったことを仲間のパーカーに打ち明けるシーンなどは、言葉を慎重に選びつつ、怒りを抑えながら語る演技が印象的でした。
その静かな説得力は、かつてのアクションを前面に出したスタイルとは異なり、演技者としての内面的な深みを強く感じさせます。まさに、マギーが役者として新境地を開拓したと言えるのではないでしょうか。
『バラード』では、アクションではなく“沈黙”が武器になります。そして、その沈黙の空白を的確にコントロールできる演技力こそが、今のマギーの最大の魅力かもしれません。
彼女が演じる静かで芯のあるリーダー像は作品全体のトーンを引き締め、物語に重層的な深みをもたらしています。アクションスターのイメージを覆し、マギーは観る者の心に静かに存在感を残す俳優へと進化していることは間違いないでしょう。
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今後の活躍にも期待
『バラード 未解決事件捜査班』で新たな一面を見せたマギーは、今後の物語でもさらに深みのある演技を見せてくれることでしょう。
かつての“強く美しい女性像”から一歩進み、脆さや葛藤を抱えたリアルな人物像を体現する彼女の進化は、今後のキャリアにおいても大きな武器になるはずです。
『バラード』で彼女の演技に魅了されたなら、アクション時代の代表作『NIKITA/ニキータ』や、マギーの出演作としては珍しいファミリーコメディ映画『ファミリー・プラン』といった、近年の作品にも目を向けてみてはいかがでしょうか。マギー・Qという俳優の幅広さを実感できるはずです♪
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