少し落ち込んだ時や、思いっきり笑いたい時に観たくなるのがコメディドラマですよね。年間100本以上の海外ドラマを観ている筆者が、シットコムから皮肉たっぷりのブラックコメディ、心に残るヒューマンコメディまで、とにかく面白い27本をピックアップ。笑いのツボを押さえた、本気のおすすめシリーズを厳選して紹介します♪
※配信状況については、2025年6月時点の情報となります。
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- アグリー・ベティ（全4シーズン）
- MO／モー（全2シーズン）
- アフターパーティ―（全2シーズン）
- コブラ会（全6シーズン）
- グレイス＆フランキー（全7シーズン）
- シリコンバレー（全6シーズン）
- フレンズ（全10シーズン）
- シュリンキング 悩めるセラピスト （シーズン3へ更新）
- バリー（全4シーズン）
- マスター・オブ・ゼロ（全3シーズン）
- テッド・ラッソ：破天荒コーチがゆく（全3シーズン）
- となりのサインフェルド（全9シーズン）
- マーダーズ・イン・ビルディング（シーズン5へ更新）
- Younger／ライザのサバヨミ大作戦（全7シーズン）
- ドラッグ最速ネット販売マニュアル（全4シーズン）
- シッツ・クリーク（全6シーズン）
- アントラージュ★オレたちのハリウッド（全8シーズン）
- ホワイト・ロータス／諸事情だらけのリゾートホテル（シーズン4へ更新）
- ランニング・ポイント（シーズン2へ更新）
- ブル～ス一家は大暴走（全5シーズン）
- ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則（全12シーズン）
- ぽちゃイケ女子のサバイバル日記（シーズン3へ更新）
- ママと恋に落ちるまで（全9シーズン）
- CHUCK／チャック（全5シーズン）
- Fleabag フリーバッグ（全2シーズン）
- ブルックリン・ナイン-ナイン（全8シーズン）
- 私の“初めて”日記（全4シーズン）
アグリー・ベティ（全4シーズン）
『アグリー・ベティ』は、南米の人気テレノベラのアメリカ版リメイク。主人公は、ファッションセンスがゼロで歯列矯正中のメガネっ娘、ベティ・スアレス。
そんな彼女が、ニューヨークの超一流ファッション誌「モード」に就職し、ダサダサファッションで編集部に降臨……！ イケてる社員たちにドン引きされてしまう、荒れ気味の初出勤でスタート。
なのですが、持ち前の明るさと知性、機転の良さで周りの偏見を打ち破り、ベティが気丈にキャリアを前進させていく姿を見たら、絶対元気を貰えるはず！
そして、自虐ネタ満載のユーモアとクセ強めなキャラのオンパレードで、メチャクチャ笑わせてくれるのです。時にサスペンスタッチにトーンが切り替わることもあり、ファッションショーと昼メロが絶妙にミックスした世界観に筆者は夢中になってしまいました♪
笑いと感動、そして毒気が程良く効いている『アグリー・ベティ』は、日々のモヤモヤを吹き飛ばしてくれること間違なしです！
MO／モー（全2シーズン）
Netflixドラマ『MO／モー』は、スタンダップコメディアンのモー・アマーがクリエイター・主演を務め、彼の半自伝的な物語が描かれます。
主人公モーは、アメリカのテキサス州で暮らす“無国籍”のパレスチナ系難民。不法就労や亡命申請、家族のトラブルといった深刻なテーマを扱っているのですが、モーの奔放すぎるキャラが全部ぶっ飛ばし、とにかく抱腹絶倒なのです。
とはいえ、ただのコメディドラマで終わらないのが『MO／モー』の凄いところ。彼が常に抱える“難民”というアイデンティティや故郷への想い、そして家族との絆が、笑いの中にじんわりと心温まる感動をもたらしてくれます。
また、不法移民だからまともな仕事に就けないモーは、偽ブランド品を売ったり、故郷の味をブレンドしたファラフェル・タコスなるハイブリッド料理をスタンドで売ったりして生計を立てているのですが、その多彩なバイト遍歴も見どころ。
毎話、爆笑の連続なのに、気づけばホロっとさせられるユーモアと、社会派の絶妙なバランスがクセになる1本。ちょっと疲れた夜に、「人生どうにかなるさ！」と思わせてくれる、大人のビタースイートなコメディです。
・爆笑のオンパレード！『MO／モー』の考察記事をチェック♪
アフターパーティ―（全2シーズン）
Apple TV+ドラマ『アフターパーティー』は、高校の同窓会の“アフターパーティー”で起きた殺人事件を軸に、容疑者全員の証言を、それぞれ違うジャンルの映画風に描くという前代未聞の異色コメディ・サスペンス。
ある人はラブロマンス風に語り、別の人はミュージカルの主人公みたいに事件を語り、その食い違いが事件の真相をさらにカオス状態にしてしまうのが見どころ。「自分こそが主役」と言わんばかりの語り口もクセになり、次から次へと飛び出るハチャメチャな証言と登場人物たちのズレた視点に、きっと大笑いしてしまうはず！
シーズン2は大幅にキャストを一新し、今度は結婚式で事件が発生！ 相変わらずジャンルの横断っぷりが大胆で、両シーズンともに笑って推理して、最後には「人生って視点次第かも」なんて思えてしまうシリーズです。
コブラ会（全6シーズン）
Netflixドラマ『コブラ会』は、スポーツ青春映画『ベスト・キッド』シリーズの約30年を描くスピンオフドラマ。
かつてライバルだったジョニー・ローレンスとダニエル・ラルーソが再会し、今度は自分たちの弟子を戦わせて対立していく展開に。いじめっ子から落ちぶれたオジさんに転落したジョニーは、「やられたらやり返せ」的なド根性＆喝といった、昭和なスパルタ指導で道場を再開。現代の若者とのジェネレーションギャップがハンパないのですが、そこが逆に新鮮だったりします（笑）。
そして、ジョニーのライバルだったダニエルは、すっかりお堅い車のディーラーにになっているのですが、そんな二人が再び因縁の火花をバチバチに散らしつつ、弟子たちも巻き込んでの高校空手バトルへなだれ込む展開に大興奮！
コブラ会の生徒たちも、いじめられっ子や落ちこぼれ、ちょっと生意気な子まで、みんな個性的で魅力的。彼らが空手を通じて成長していく姿も、感動的で応援せずにはいられません。
また、あえて製作チームがツッコミどころ満載にしているであろう設定やシーンも最高に笑えて、本当に愛すべきドラマです♪
・痛快スポーツ青春コメディが好きな人はチェック！
グレイス＆フランキー（全7シーズン）
Netflixドラマ『グレイス＆フランキー』は、まさかの“熟年離婚”から始まるシニア女性バディ・コメディ。
バリキャリのグレイスとヒッピー系アーティストのフランキーという正反対な二人が、カミングアウトした夫たちがお互いに愛し合っていて、結婚したことをきっかけに同居生活を始めることになります。
二人は、シニア向けの“大人のオモチャ”やトイレの便座などを開発する新しいビジネスを始めて、“終活”なんて言葉も頭をよぎる年代なのに、新しいことに挑戦する二人の姿を見ると、「自分もまだまだやれる！」なんて元気づけられてしまいます。
シニア世代の人間関係や人生の再構築だけでなく、熟年離婚やシニアの恋愛、老後資金のやり繰りといったテーマも盛り込まれていますが、どんな世代でも笑えて楽しめる上質のコメディに仕上がっています。
シニア版『SEX AND THE CITY』と呼ぶには言いすぎかもしれませんが、シニアコメディの決定版的なシリーズでおすすめです！
シリコンバレー（全6シーズン）
HBOドラマ『シリコンバレー』は、内向的な天才エンジニア、リチャードが仲間と立ち上げたスタートアップ企業「パイド・パイパー」が、IT業界の荒波に揉まれながら成長していく様子を描く爆笑テック系コメディ。
もちろん、物語の舞台はITの聖地シリコンバレー。AIアルゴリズムの特許をめぐり、大手企業と泥沼バトル……！なんて展開もあって、笑えるのに妙にリアルなところがポイント。
とにかく登場人物が、コードは書けるけど人間関係はバグだらけの変わり者だらけで、“起業”や“イノベーション”といったキラキラワードの裏側で繰り広げられる人間臭いドタバタ劇に、筆者は夢中になってしまいました。
テクノロジーで一発逆転を狙う人も単に笑いたい人も、どちらにも刺さるビットコインより価値のあるシリーズです♪
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フレンズ（全10シーズン）
出展元：https://www.tvinsider.com/
世界中で社会現象を巻き起こした『フレンズ』は、ニューヨークに暮らす仲良し男女6人組の恋や友情を描いたシットコムの金字塔。誰もが経験する“人生あるある”にブチ当たりながら、奮闘する6人の姿が超リアルで共感度はMAXに！
なんといっても彼らが繰り広げる会話劇が魅力で、テンポの良い掛け合いやウィットに富んだジョークの応酬には、思わず声を出して笑ってしまうこと間違いなし！
人間関係の悩みや人生の選択に迷った時、きっと6人がソっと背中を押してくれるのではなでいしょうか。笑いあり涙あり、そして共感ありの『フレンズ』は、まさに“心の栄養ドリンク”とも言える作品です。
また、海外ドラマの代名詞とも言える『フレンズ』は、英語学習にもピッタリ！ 日常会話のフレーズが満載なので、楽しみながら英会話力アップを目指せます。ちなみに筆者がアメリカに住んでいた時、『フレンズ』の再放送を何度も観て英語の上達に役立てたのでお墨付きです♪
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シュリンキング 悩めるセラピスト （シーズン3へ更新）
Apple TV+ドラマ『シュリンキング』の主人公は、妻を亡くして心が折れてしまったセラピストのジミー。
ある日、ジミーはこれまでとは違う、患者に本音をブチ撒ける型破りな方法でカウンセリングを開始し、意外なことに患者の人生が好転して大きな効果を示し始めます。それと同時にジミー自身の心のケアにもつながっていき、妻の死で距離が出来ていた娘との関係を修復していく過程がユーモア満載で描かれます。
セラピーや鬱といった重くなりがちなテーマを扱いながらも、クセ者揃いの個性的なキャラクターが織りなすケミストリーが絶妙で、思いっきり笑って、時にはホロッとさせられるハートウォーミングなコメディドラマの秀作。
そして、ジミーの気難しい上司ポール役でハリソン・フォードが出演しているのですが、彼のコメディ演技が見応えタップリです♪
バリー（全4シーズン）
『バリー』は、元海兵隊員で現殺し屋のバリー・バークマンを主人公に描くHBOのドラマシリーズ。ターゲットを追い、ロサンゼルスの演劇教室に足を踏み入れたバリーがそこで演技に目覚め、殺し屋から俳優に転身を図ろうとする異色コメディ・サスペンス。
冷酷な殺し屋稼業と情熱的な俳優業（志望）という、水と油のような二足のわらじを履くバリー。演技に本気で取り組みたいのに、本来は目立ってはいけない殺し屋が俳優になったせいで人目につき、裏社会にしつこく狙われて何度も危機にさらされることに……！
コメディでありながら、彼の内なる葛藤や簡単に抜け出せない負のループがリアリズムあふれるタッチで描かれ、必死に人生という壁を這い上がろうとする彼の姿に励まされてしまうはず。
表の顔は俳優志望、裏の顔はプロのヒットマンという不条理な状況と、強烈なブラックユーモアが絶妙にブレンドした独特の世界観に、筆者はドップリとハマってしまいました。
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マスター・オブ・ゼロ（全3シーズン）
Netflixドラマ『マスター・オブ・ゼロ』は、30代の売れない俳優でインド系のデフを主人公に、台湾移民2世のブライアン、デフの幼なじみでレズビアンのデニース、巨漢のアーノルドが、ニューヨークで繰り広げるハチャメチャな日常をコメディタッチで綴るシリーズ。
4人の恋や友情、キャリアを中心に、移民2世のデフやブライアンが直面する人種差別やアイデンティティ・クライシス、LGBTQ+などの問題をシニカルな視点で、ユーモアたっぷりに描いているところがポイント。
各エピソードのテーマが本当に面白くて、親世代の苦労と今を対比させたり、女性視点のエピソードがあったり、単なるおふざけコメディで終わらない深い洞察を感じられるはず。
とにかく笑えるシーンが満載で、ニューヨークの街角でデフたちの会話を盗み聞きしているような臨場感を楽しめるシリーズです♪
テッド・ラッソ：破天荒コーチがゆく（全3シーズン）
Apple TV+ドラマ『テッド・ラッソ：破天荒コーチがゆく』の主人公は、アメリカンフットボールチームのコーチ、テッド・ラッソ。アメフトのコーチが、まったくルールを知らないのにイギリスのサッカーチームに採用されたことで巻き起こる騒動が描かれます。
元オーナーはチームを弱小化させるためにテッドを雇ったのですが、彼は持ち前の楽天主義と人の心を掴む才能でチームをまとめ、成功に導いていきます。とにかく、どんな逆境にもめげないテッドの底抜けのポジティブ思考に絶対元気を貰えるはず！
また、声を出して笑ってしまうほど面白いシーンが連発し、とにかく明るい気持ちになりたい時に観るべきイチオシのシリーズ♪
テッドの人間性に触れるうちに周囲の人が変化していく様は、見ていて本当に気持ちがいい！ 笑いあり、涙あり、そして「人生って捨てたもんじゃないな」と思わせてくれる、そんなドラマです。
となりのサインフェルド（全9シーズン）
アメリカで絶大な人気を誇る『となりのサインフェルド』は、ニューヨークの片隅で繰り広げられる、日常の“どうでもいいけど気になる”瞬間を切り取ったシットコム。
スタンダップコメディアンのジェリーは、親友ジョージの小さなトラブルに巻き込まれ、元恋人エレインとの微妙な関係に翻弄され、謎の隣人クレイマーの奇抜な行動に振り回される日々。
何気ない会話や“ありえないけどありそう”なシチュエーショが毎回爆笑で、「こういうことってあるある～！」と共感してしまうはず。
大事件なんて起こらないけど、単なるレストランでの注文やトイレの順番待ちなど些細なことが、この4人にかかるとドタバタ劇に大変身（笑）。とにかく、誰もが経験する“プチイライラ”を笑いに変える技が神業レベルなのです！
「結局、何も解決しないのに気が付いたら観ている」という中毒性も魅力のひとつ。人生における無意味さや不条理さを、これほどまでに楽しく笑える形で表現している作品は他にないでしょう。
マーダーズ・イン・ビルディング（シーズン5へ更新）
『マーダーズ・イン・ビルディング』は、ニューヨークの高級アパートに住む元人気俳優のチャールズと落ち目のブロードウェイ演出家オリバー、謎多き若者メイベルが、自分たちの住むアパートで起きた殺人事件の真相を探りながら、ポッドキャスト番組で配信し始めるというストーリー。
本シリーズの見どころは、なんといってもシリアスな殺人事件とコメディの絶妙な融合。年齢も個性もバラバラな3人が、素人探偵としてドタバタと大騒ぎする姿に毎度笑わされてしまいます。
映画『花嫁のパパ』シリーズで共演したチャールズ役のスティーヴ・マーティンとオリバー役のマーティン・ショートの掛け合いは、まさに円熟コメディの極みといったレベル！ 二人の息の合ったボケとツッコミの応酬に唸されてしまうはず。
サスペンスとユーモアが、これほどまでに心地良くミックスされたドラマシリーズを見つけるのは難しいかもしれません。推理が好きな人も、ただ笑いたいだけの人にもおすすめです♪
Younger／ライザのサバヨミ大作戦（全7シーズン）
『Younger／ライザのサバヨミ大作戦』の主人公は、長年専業主婦だった40歳のライザ。離婚を機に、夢だった出版業界で再出発しようとするのですが“年齢”の壁にブチ当たり、なかなか仕事が決まらない……。
厳しい現実を噛みしめたライザは、なんと年齢を26歳と偽って大手出版会社に就職するのですが、40歳が26歳に成り切ろうとサバ読みに奮闘する姿が最高に笑わせてくれるのです。
26歳のはずなのにSNSオンチだし、同年代の同僚たちと感覚がズレまくっていて、ライザの年齢がバレやしないかとヒヤヒヤさせられっぱなし！
ライザの大胆かつ無謀な“年齢詐称”サバイバル術に加え、個性的な同僚たちとの軽妙なやり取りや、リアルな職場あるある＆恋愛模様がコメディタッチで描かれ、共感＆笑いが止まらないシリーズです。
これまでに人生の局面で“年齢”がネックになったことがある人や、人生の再スタートを切りたいという人は、ライザの奮闘ぶりに絶対元気を貰えずはず！
メチャクチャ面白いドラマなのに、「ライザのサバヨミ大作戦」というイマイチな副題のせいで、損しているのが本当に残念です（涙）。
『Younger／ライザのサバヨミ大作戦』をHuluで視聴する
ドラッグ最速ネット販売マニュアル（全4シーズン）
実話を下敷きにしたNetflixドラマ『ドラッグ最速ネット販売マニュアル』は、ドラッグに夢中になっている元カノを取り戻すため、オタクな高校生モーリツが親友レニーを相棒に、オンラインでドラッグ販売ビジネスをスタートするというストーリー。
二人のビジネスがヨーロッパで最大級に成長していく過程で、ギャングや対抗組織との抗争などがスリリングに描かれ、犯罪サスペンスとしても一級の面白さなのですが、それ以上に見逃せないのがモーリツという男子（30代にしか見えないけど・笑）の“面倒くささ”！
超がつくほど理屈っぽいうえ嫉妬深いし、そんなモーリツの性格が、仲間との友情やビジネス取引で次々にトラブルを引き起こしていく展開にメチャクチャ笑わされてしまうです。それでも、なぜか憎めないところはご愛嬌♪
犯罪×青春×コメディという3つのジャンルが、ここまで絶妙にブレンドされた作品はちょっと他に思い当たりません。まさに、“ジャンルの化学反応”がマジックを生み出した一本です。
・犯罪×青春×コメディが楽しめる超おすすめドラマ♪
シッツ・クリーク（全6シーズン）
Netflixドラマ『シッツ・クリーク』は、大富豪から一夜にしてスッカラカンになったローズ一家が、過去に冗談で買ったド田舎の村“シッツ（クソ）・クリーク”で暮らし始めるというストーリー。
地名のクセも強めですが、ファッショニスタの母親モイラの奇妙な喋り方と斬新すぎるファッション、ナルシストな息子デヴィッドの過剰なリアクション、そして常に困惑顔の父親ジョニーと、どこか世間ズレした娘アレクシスが織りなす珍言動の数々に爆笑させられっぱなし！
そんな彼らがWi-Fiもロクに繋がらないモーテル暮らしを強いられ、現実にブチ当たりながらも少しずつ村人たちと打ち解けていき、「本当に大切なもの」に気づいていく姿が綴られる爆笑コメディ。
なんといっても、ローズ一家の“セレブぶり”と“ド田舎生活”のギャップから生まれる笑いがシュールなのですが、それだけでなく、ユーモアの中に散りばめられた家族の絆や、それぞれの成長物語に心を掴まれてしまうイチオシのコメディドラマです♪
ちなみに、ジョニー役のショーン・レヴィとデヴィッド役のダニエル・レヴィは実の親子で、クレイターも務めています。
アントラージュ★オレたちのハリウッド（全8シーズン）
HBOドラマ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』は、新進俳優ヴィンスと、彼を取り巻くアントラージュ（仲間）4人が、ハリウッドで成功を夢見る姿をコメディタッチで描いたシリーズ。
このドラマの見どころは、何と言ってもハリウッドのリアルな日常を、ユーモアたっぷりに描いているところ。製作総指揮を務めた人気俳優マーク・ウォールバーグの実体験からインスピレーションを得ているため、豪華なパーティやセレブとの出会い、映画製作で起きる騒動などがリアリズムあふれるタッチで描かれ、ハリウッドの裏側を覗いている気分になれるところもポイント。
主要キャラクターの個性が強烈で、特に筆者はヴィンスの兄で売れない俳優のジョニー・ドラマがお気に入り♪ 彼の大ボケっぷりには毎回、大笑いさせられました。
男性版『SEX AND THE CITY』とも呼べそうな本シリーズは笑えるだけでなく、夢に向かって猛進する5人組に元気もらえるシリーズです！
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ホワイト・ロータス／諸事情だらけのリゾートホテル（シーズン4へ更新）
HBOドラマ『ホワイト・ロータス／諸事情だらけのリゾートホテル』は、毎シーズンごとに違う国のリゾートホテルチェーン「ホワイト・ロータス」を舞台に、一癖アリの宿泊客たちとホテルの従業員が繰り広げる人間模様を、ブラック・コメディタッチで描くアンソロジーシリーズ。
秒で気まずくなってしまう新婚カップルや、家族旅行で不仲に拍車がかかる金持一家などをはじめ宿泊客も問題だらけですが、ホテルの従業員もかなり複雑な事情を抱えた人が勢揃い！ ちょっとした出来事や、各自が抱える問題が原因で不協和音の連鎖が止まらなくなり、毎シーズン、衝撃のラストを迎えることになります。
本シリーズは、「お腹を抱えて大爆笑！」というタイプのコメディではなく、個性的なキャラクターたちが生み出す、“ぎごちない状況で感じる気まずい笑い”をブラックユーモアで包んでいるところがポイント。
ジワジワくるタイプの笑いを楽しみたい人におすすめです♪
・良質なアンサンブルコメディを探している人はチェック！
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ランニング・ポイント（シーズン2へ更新）
Netflixドラマ『ランニング・ポイント』は、プロバスケットボールチーム「ロサンゼルス・ウェーブス」の会長に、お騒がせ系パーティーガールだったアイラ・ゴードンが会長に就任するところからスタート。
スポーツチームの運営は初めてながら、バスケットボールをこよなく愛するアイラが女性ならではの視点やアイデアで問題を解決し、チームを盛り上げていく姿が軽快なタッチで描かれます。
オーバーザトップな設定と、露骨なユーモアで強引にストーリーが展開していくタイプのコメディで、この手の作品は深～く考えずに視聴するのが一番♪
バスケ好きはもちろん、スポーツに詳しくない人も、人間ドラマとコメディの絶妙なバランスに引き込まれること間違いなしです！
・メチャクチャおすすめのコメディドラマ♪
ブル～ス一家は大暴走（全5シーズン）
『ブル～ス一家は大暴走』で中心となるのは、不動産王だった父親が不正会計で逮捕され、セレブ生活から転落したブルース家。それなのに誰一人として自粛する気配はゼロで、むしろ暴走モードは加速するばかり！ まあ、番組のタイトルが『ブル～ス一家は大暴走』ですからね。
唯一の常識人である次男マイケルが家族をなんとか立て直そうと奮闘するも、周囲はとにかく自由すぎて、彼の努力はことごとく空回り……。毎回、想像の斜め上をいくカオスに陥ってしまいます。
そんなドタバタ劇に拍車をかけるのが、『ダ・ヴィンチ・コード』などで知られる名匠ロン・ハワードによる飄々としたナレーション。鋭いツッコミの数々に思わず吹き出すこと間違いなし！
そして、全キャラクターが主役を張れるレベルの”ヤバい華”を持っていて、毎話、なにかしら問題を起こしてくれるのが逆に安心ポイントになっています（笑）。
とっくに家族の絆なんて破綻してるけど、なんだかんだ笑えて泣けてクセになるシリーズ。皮肉たっぷりのユーモアが刺さる、シュールなコメディが好きな人にイチオシです！
『ブル～ス一家は大暴走』シーズン1～3をDisney+で視聴する >>
ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則（全12シーズン）
『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』で中心となるのは、IQは高いのに会話の空気が全く読めない物理学者のシェルドン・クーパー。そんな彼が暮らすアパートの隣にペニーという美女が引っ越して来たことで、シェルドン＆仲間3人の“オタクライフ”が一変！
ハイテンポなギャグとオタクネタの応酬が見どころで、『スター・トレック』や『ドクター・フー』といった、オタク男子が大好きな作品のトリビアや小ネタが満載なので、この手の作品が好きな人は倍楽しめるはず♪
劇中では、物理や量子力学などの専門用語もポンポン飛び交いますが、そこはシットコムだけあって、そういった知識がない視聴者でもガッツリ楽しめる仕様になっているのでご心配なく！
高尚な科学ジョークとギークたちの恋愛模様がこれでもかと詰め込まれ、“宇宙の起源”より“気になる彼女との初デート”の方が難問な彼らの奮闘に、大笑いさせられてしまうこと間違いナシです！
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ぽちゃイケ女子のサバイバル日記（シーズン3へ更新）
Netflixドラマ『ぽちゃイケ女子のサバイバル日記』の主人公は、見た目は“ぽっちゃり”だけど、中身は超ポジティブ＆オシャレ魂全開のファッションスタイリスト、メイビス。
モデル体型じゃなくったって、ヒールで世界を踏みしめて何が悪い!?とばかりの勢いで、恋に仕事に友情、ついでにBMIとも闘う彼女の毎日がポップなエネルギー＆痛快ジョーク満載で描かれます。
とにかく、メイビスの胸を張って前進する人生哲学には、絶対誰でも励まされてしまうはず。ミスしても「これも経験！」、失恋しても「次、行ってみよー！」の精神で、ファァッションも恋愛も“サイズ無視”のスケールが超豪快♪
また、ボディイメージや人種・性差別、LGBTQ+などのメッセージが重くないトーンで自然に盛り込まれているところも好感度大！ 日本での認知度はイマイチですが、本当におすすめのコメディドラマなので、この機会にぜひチェックしてみてください♪
・『ぽちゃイケ女子のサバイバル日記』の考察記事をチェック♪
ママと恋に落ちるまで（全9シーズン）
出展元：https://www.rottentomatoes.com
『ママと恋に落ちるまで』は、主人公テッドが“ママと恋に落ちるまで”に恋愛で迷走しまくった物語を、9シーズンにわたって自分の子どもたちに語って聞かせる人気シットコム。
ロマンチストのテッドは理想が高く、毎回、「この人が運命の人かも！」とフライング気味に恋に落ちては玉砕するタイプ。そんな彼の恋愛遍歴を見守る仲間たちも超個性的で、特にプレイボーイのバーニーは名言（迷言？）を連発して毎度笑わせてくれます。
そのキャラクター設定や、仲良し5人組が同じパブに集まる構成などで、“『フレンズ』の二番煎じ”なんて呼ばれたこともありますが、最終的に“ママ”が誰なのか、その女性とテッドがどうやって恋に落ちるのかが気になって、最後の最後まで目が離せなくなるでしょう。
本シリーズの人気を受け、『パパと恋に落ちるまで』というスピンオフも製作されたので、こちらも見逃せません♪
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CHUCK／チャック（全5シーズン）
『CHUCK／チャック』は、家電量販店の冴えないオタク店員のチャックが、ひょんなことからCIAとNSA（国家安全保障局）の機密情報を脳にダウンロードしてしまったことで、スパイの世界に放り込まるという奇想天外なストーリー。
とにかく、「ゲームとコミックとIT知識があれば十分！」だったチャックが、いきなり世界を股にかけるスパイ活動に巻き込まれる展開が超最高なのです。
もちろん、戦闘能力ゼロで危機管理能力も低めな彼のもとに送り込まれるのが、超セクシーな敏腕CIAエージェントのサラと、無骨だけど頼れるNSAエージェントのケイシー。この3人に加え、チャックのオタク仲間と家族が繰り広げる掛け合いが、まさに抱腹絶倒！
また、オタクならではの知識が、まさかのスパイ活動に役立ったりするところもご愛嬌♪ 笑いあり、アクションあり、そしてちょっぴりロマンスもありで、スパイ×オタク×コメディのジャンルが絶妙にクロスオーバーした『CHUCK／チャック』は、どんな人にもおすすめしたいシリーズです！
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Fleabag フリーバッグ（全2シーズン）
Amazonドラマ『Fleabag フリーバッグ』の主人公は、ロンドンでカフェを経営するアラサー女子の“フリーバッグ。「みすぼらしい人」という意味の通称で呼ばれ、本名さえ明かされない彼女は、恋も仕事も家族関係も、とにかく全てが上手くいかなくて常にギリギリの綱渡り状態……！
なのですが、フリーバッグが第4の壁を打ち破り、視聴者にカメラ目線で「今の彼氏、マジでありえないでしょ!?」なん語りかける毒舌トークに、筆者は何度も爆笑させられました。
姉との複雑な関係やダメンズとの恋愛、そして彼女を取り巻く面倒な人たちの関係が、時に自虐的に、時に辛辣に、でもどこか憎めないトーンで語られ、「それ、何か分かるわ～」とうなずいてしまうのです。
人生の迷いや葛藤を抱えながらも、たくましく生きるフリーバッグの姿は、きっと心に刺さるはず。ハッピーエンドとは限らないけど、彼女の「だらしないけどリアル」な日常にドップリとハマってしまうこと間違いなしです♪
ブルックリン・ナイン-ナイン（全8シーズン）
『ブルックリン・ナイン-ナイン』の舞台は、ニューヨークのブルックリン99分署。敏腕だけど大人になりきれない刑事ジェイク、神経質な相棒エイミー、無表情なのに最強キャラのホルト署長……といった具合に、ツッコミどころ満載の面々が繰り広げる珍騒動が軽快なタッチで描かれる痛快コメディドラマ。
ボケとツッコミは弾丸レベルの超高速テンポで、刑事モノなのにアクションよりも笑いが多目なところがポイント。事件をそっちのけで、誕生日パーティーやハロウィンの仮装大会に本気を出す彼らを見ていると、「こんな職場なら出勤したい……」とすら思えてしまう奇跡のチーム。
それでも真面目な捜査パートもしっかり描かれ、とにかく刑事たちのブっ飛んだプライベートとのギャップが愉快なのです♪ 仕事に疲れた日は、ジェイクたちのゆる～い日常に爆笑しながら、癒されてみてはどうでしょうか。
私の“初めて”日記（全4シーズン）
Netflixドラマ『私の“初めて”日記』の主人公は、インド系アメリカ人の高校生デヴィ。成績優秀だけど性格はこじらせ気味で、とにかく、イケメンのパクストンとガリ勉君のベンの間で揺れるデヴィの妄想＆暴走＆空回りっぷりがメチャクチャ凄くて、もう爆笑の連続！
初めての彼氏や初めてのパーティー、初めてのキスなどデヴィ“初めて”日記は、誰もが通る青春の縮図。きっと、自分の“初めて”が脳裏に蘇り、デヴィが巻き起こす騒動に大笑いしながらも、ホロっとさせられてしまうのではないでしょうか。
そして、なぜか元テニス王者のジョン・マッケンローがナレーションを担当しているのもポイント。彼のツッコミ満載の語り口調がツボで、さらにコメディの魔力をパワーアップさせているので注目（耳）です。
多様性や家族の問題も丁寧に描きつつ、笑わせて泣かせて、最後は「デヴィ、大好きー！」という状態させてしまう中毒性が強力！ まさに、爆笑青春コメディドラマの決定版です♪
・その他のおすすめ作品まとめ記事もチェックしてみてください♪ 絶対お気に入りのドラマが見つかるはずです！
