Amazonドラマ『アレックス・クロス 〜狙われた刑事〜』は、法心理学の専門家で首都警察の刑事でもあるアレックス・クロスの活躍を描く犯罪スリラー。そのシーズン2で何が起こるのか、キャストやあらすじの紹介に加え、ネタバレなしの感想とネタバレありの考察でダイブインしていきます♪
【本記事のポイント】
◉ネタバレなしで知りたい方へ
前半ではあらすじ・海外評価・筆者の感想を紹介。視聴前の参考にどうぞ。
◉ネタバレありで深掘りしたい方へ
後半では全あらすじと見どころ・考察をたっぷり紹介。視聴済みの方もおさらいに◎
※目次から各セクションにジャンプできます。
『アレックス・クロス』シーズン2の概要
基本情報を押さえておきましょう♪
原題:Cross
製作:Amazonプライムビデオ
ジャンル:犯罪スリラー
配信日:2026年2月11日
製作国:アメリカ
話数:全8話
クリエイター:ベン・ワトキンス
『アレックス・クロス』シーズン2のあらすじ(ネタバレなし)
本作は、ワシントンD.C.を舞台に、優秀だが心に傷を抱えた刑事兼法心理学者アレックス・クロスが、腐敗した権力層を狙う危険な自警団的存在を追うシリーズ。
シーズン2では、政治や権力構造の闇に踏み込みながら、クロス自身の過去とも結びついた脅威が浮上する。クロスは相棒サンプソンと共に捜査を進めるが、事件は単なる連続犯罪ではなく、社会構造そのものに切り込む複雑な陰謀へと発展していく…。
シリーズはジェームズ・パターソン原作キャラクターを基にした心理サスペンスで、犯罪者の思考を読み解くクロスの分析力と人間的葛藤が大きな軸となる。
海外での評価&筆者の感想(ネタバレなし)
【Rotten Tomatoes】
批評家の評価:94%
観客の評価:%7%
【筆者の評価】
総合評価:★★★★☆
ストーリー:★★★★☆
エンタメ性:★★★★☆
感動:★★★☆☆
今シーズンは現時点で第5話まで視聴しましたが、前作以上に「ダークで予測不能な展開」が加速しています。物語の中心となるのは、自らの正義を掲げて法を執行する「自警団」的な連続殺人犯との死闘です。主人公アレックス・クロスは、最愛の妻を亡くした喪失感を抱えながらも、家族を守り、かつてないほど狡猾な犯人を追い詰めていきます。
特筆すべきは犯人探しの枠を超え、現代社会の格差や「法と正義の違い」といった重厚なテーマを深く掘り下げている点です。各キャラクターの背景が丁寧に描かれる一方で、予測を裏切る衝撃的なツイストが用意されていて、まさに「寝不足確定」の緊張感が漂っています。クロスのプロファイリング能力がフル回転する中、シーズン後半に向けてどのように事態が収束していくのか楽しみです!
・このAmazonスリラードラマも超おもしろいぞ!
『アレックス・クロス』シーズン2の登場人物&キャスト
◉アレックス・クロス(アルディス・ホッジ)
優秀なD.C.警察の殺人課刑事であり法心理学者。犯罪者の心理を読み解く能力に長けるが、個人的なトラウマも抱えている。
◉ジョン・サンプソン(イザイア・ムスタファ)
クロスの相棒であり親友。現場型の刑事で、クロスを精神的にも支える存在。
◉ケイラ・クレイグ(アロナ・タル)
FBI捜査官。クロスと協力関係にあるが、行動や目的に謎も残る。
◉エル・モンテイロ(サマンサ・ウォークス)
クロスの旧友で非営利団体の創設者。彼の私生活にも関わる重要人物。
◉レジーナ “ナナ・ママ” クロス(フアニータ・ジェニングス)
クロスの祖母で、家族を支える精神的な支柱。
◉ジャネル・クロス(メロディ・ハード)
クロスの娘で、家族ドラマの面で重要な存在となる。
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『アレックス・クロス』シーズン2の全あらすじ(ネタバレあり)
第1話:耕作
【あらすじ】
第1話は、レベッカとドニーという男女が富豪たちが集う私有島に現れる場面から始まる。二人の狙いは、富裕層に搾取されている女性たちを解放するだけでなく、巨額の金を奪うことでもあった。標的となった実業家リチャード・ヘルヴィグから約1100万ドルを奪ったうえ、母を殺された過去を持つレベッカは復讐として彼の喉を切り裂き、ドニーは邸宅に火を放つ。さらに共犯者リッチーの指を切断して証拠として持ち去り、本土へ逃走する。
一方、アレックス・クロスは前シーズンの功績により勲章を授与されるが、自身の未熟さと職務の過酷さを語る。家族関係は安定しつつあるものの、元恋人エルとの関係には未練が残り、一時的に情熱を取り戻す。しかし、ラムジーへの復讐に囚われたクロスの危うさを理由に、二人の関係は再び終わりを迎える。
その頃、FBI捜査官ケイラ・クレイグは、企業家ランス・デュランドを狙った暗殺未遂事件の捜査を任され、クロスと共に行動することになる。現場では切断された指と「次はお前だ」と書かれた脅迫文が発見され、事件が強い私怨に基づく犯行である可能性が浮上する。過去にランスを殺人犯と罵った男の存在も判明し、犯人像が徐々に絞り込まれていく。
しかし同時に、ケイラの過去の極秘任務「悪い宗教」が何者かに探られ、彼女のキャリアを揺るがす危機が迫る。クロスは監視映像から、犯人が指を失っている可能性に気づき、切断された指が復讐の象徴であると確信する。そんな中、ジョン・サンプソンの母で服役中のラドナが彼を示して呼びつけ、無実を訴えて助けを求める。物語の終盤、ドニーとレベッカは次の標的に接近し、新たな犯行へと動き出す。
第1~3話の感想は第3話のセクションへ。
第2話:散布
第2話のあらすじと感想
【あらすじ】
第2話は、ドニーがベバリーという女性の自宅を訪れ、家族の前で脅迫する場面から始まる。ベバリーは地元銀行に勤務しており、リチャード・ヘルヴィグと関係があったことから標的にされた。彼女はレベッカに命じられるまま貸金庫を開け、内部にあった機密文書を奪われる。さらにレベッカは、ベバリーがヘルヴィグの人身売買に関与していた事実を知りながら黙認していたことを暴き、待ち合わせ場所で彼女を殺害する。
一方、サンプソンは死んだと思っていた母が生きていた事実と、それを幼少期から知りながら隠していたクロスへの不信感に苦しむ。捜査は難航していたが、警察は“群衆に紛れる男”に協力者がいる可能性に注目する。やがてヘルヴィグの死亡が確認され、ランス・デュランドとの関係が浮上する。ランスはパンデミック中、労働者を入国させるためヘルヴィグの力を借りたが、人身売買の事実を知り関係を断ったと説明する。
捜査はさらに進み、協力者として精神科施設で働くマッケンジー・ジュコフの存在が浮かび上がる。彼女は“奇妙な笑みの男”を元患者ジョン・ラモスだと認識するが、真実を隠している様子を見せる。クロスたちは偽情報を流して彼女を追跡し、やがてラモスとの接触を突き止める。しかし地下鉄での追跡劇の末、ラモスは爆破工作を仕掛けて逃走する。
現場からはカジノチップや裁判記録、瓶詰めされた指などが発見され、ラモスの本名がリンカーン・エステバンであること、さらにテキサス州の国境地帯に繋がる手がかりが判明する。
同時に、ケイラ・クレイグは過去の極秘任務「悪い宗教」を巡る脅迫に直面する。関係者マーガレットが黒幕から家族を守るよう懇願した直後、自殺するという衝撃的な出来事が起こり、ケイラは孤立無援の状況に追い込まれる。事件解決の糸口を求めた彼女は、最後に刑務所を訪れてボビー・トレイに協力を求める。
第1~3話の感想は第3話のセクションへ。
第3話:施肥
第3話のあらすじと感想
【あらすじ】
クロスとケイラは、リンカーン・エステバンの正体を突き止めるが、彼がなぜ行動しているのかは依然不明のままだ。第2話で得た手がかりから、彼がテキサスへ向かうトラックを追っていることを知り、クロスとサンプソンは現地で監視作戦を開始する。作戦には国土安全保障省のラーセンも参加するが、彼は捜査に過剰に介入し、リンカーンが証拠写真を撮影していた際、カメラを銃と誤認して発砲してしまう。
混乱の中で子ども密輸組織の存在が明らかになり、追跡の末にトラックは横転、多くの子どもが救出される。しかし現場にいた武装犯はラーセンに射殺され、重要な手がかりは失われる。さらにラーセンは独断でリンカーンを連行し、その後死亡してリンカーンは逃走する。
一方、レベッカとドニーはメキシコへ向かい、人身売買の生存者フランシスコを捜し出す。彼との接触により、被害者の多くが同じ村の出身であること、さらにその地がレベッカの母の故郷であったことが判明する。母の過去を知ったレベッカは復讐心をさらに強め、ドニーは新たな標的の暗殺を実行する。
同時にサンプソンは、生きていた母に関する真実を巡りクロスと対立する。幼少期に母が親権を放棄しようとしていた事実を知りつつ、クロスが長年それを隠していたことに苦しむ。テキサス滞在中、母の事件が再び動き出したと知ったサンプソンは独自に調査を進め、ついに面会を決意する。
捜査の合間、クロスとケイラは互いの距離を縮めるが、翌朝にはリンカーン逃走の知らせが届く。やがてリンカーンの行き先が判明し、物語はレベッカの親族宅に現れた彼が、彼女の計画に加わろうとする場面で幕を閉じる。
【第1~3話の感想】
シーズン2第1~3話は、前シーズンの緊張感を引き継ぎながら、物語のスケールと人間ドラマの両面を大きく広げた幕開けとなっています。本シーズンは複数の事件や人物の背景が巧みに絡み合い、序盤から高い没入感を生み出しているところがポイント。
特に主人公クロスを中心とした人間関係や心理描写が丁寧に描かれていて、犯罪捜査ドラマの枠を超えた奥行きが感じられます。また、テンポの良い展開とサスペンス性の高い演出が続いて、観る者を引き込む構成も健在です。新たに登場する人物や謎めいた事件の存在が今後の展開への期待を高め、シリーズとしての厚みがさらに増していると感じました。重厚なテーマとエンターテインメント性を両立した見応えあるスタートとなり、今後の展開に期待が高まります♪
第4話:硬化
第4話のあらすじと感想
【あらすじ】
第4話は、事件の真相と登場人物たちの思惑が大きく交錯する展開となる。アレックス・クロスとケイラは、エステバン襲撃事件を再検証し、捜査官ラーソンがエステバンを殺害しようとした可能性にたどり着く。これによりエステバンの行動は正当防衛の疑いが強まるが、当局は正式な調査終了まで判断を保留している。
一方、エステバンはクレストブルック社による児童労働搾取の証拠を長年集めていたが、正規の告発ルートでは成果が得られていなかった。さらにオハイオ州では違法労働者の摘発が行われ、同社幹部ランスは物流責任者ポールの死も重なり、証拠隠滅に動き出す。
クロスは過去の未解決事件を調査し、12年前の殺人事件とエステバンの隠れ家から見つかったカジノチップの関連性に気づく。捜査を進める中でクロスとケイラは急接近し、互いに特別な感情を抱き始める。一方ケイラは別件捜査で、自身が関わった極秘実験の映像を発見され、弱みを握られていた事実が明らかになる。
その頃、エステバンはレベッカと再会し、2年間彼女を追っていた理由を語る。彼は集めた証拠を使って企業と腐敗した体制を崩壊させた後、姿を消す決意を固め、レベッカも国外逃亡を支援する。しかし、連邦捜査官がカジノ周辺を捜索しているとの情報が入り、計画は危機に陥る。
クロスとケイラは監視映像からレベッカの関与を突き止め、ホテルで追跡を開始する。レベッカは一度逃走するが、任務を優先するという信念からエステバンのもとへ戻り、証拠を渡した直後に彼を射殺してしまう。クロスたちが到着した時にはすでに遅く、レベッカは罪悪感を抱えたまま現場を去る。
【感想】
第4話は、捜査と人間関係の緊張感が一気に加速する回でした。エステバンを巡る事件が中心となり、クロスとケイラの捜査は、企業犯罪や警察内部の腐敗疑惑にまで広がっていき、物語は複数の事件や人物の思惑が絡み合いながら進行。シリーズ特有の複雑なサスペンス性を強く印象づける内容になっています。
特に本エピソードでは、クロスが過去の未解決事件と現在の捜査を結び付けていく展開が見どころ。断片的な証拠が少しずつ繋がっていく構成は、犯罪ドラマとしての醍醐味をしっかり押さえていて推理欲を刺激されたし、企業による不正や社会問題を絡めたストーリーラインにも引き込まれました。
また、人間ドラマも掘り下げられているのが印象的です。クロスとケイラの関係が進展して、互いに惹かれ合う感情が物語の緊張感高める良いスパイスに。また、仲間や家族に関わるサブプロットも進行して、事件のスリルとキャラクターの心理描写のバランスが良く、物語を大きく前進させる重要な回になっています。複数の伏線が交差しながら結末へと向かう展開は見応えがあり、後半戦に期待です!
第5話:誘引
第5話のあらすじと感想
【あらすじ】
第5話は、リンカーン・エステバンの検視から始まる。ルスとの一件の真相は隠され、事件は自殺として処理される。失意のルスは浄化と追悼の儀式に身を投じ、天へ昇る天使のタトゥーを背に刻む。一方、ケイラの自宅に武装したボビーが侵入。実験映像に映る自分の姿にケイラは愕然とするが、政府の洗脳計画「悪い宗教」に関するディープフェイクだと主張する。ボビーは真犯人特定のため解析を進める。
クロスはリンカーンの“自殺”に疑念を抱き、下水道の絵と脱走少女の類似から共犯の存在を推測。やがてルスが、かつてクレストブルック農場に抗議して命を落とした活動家ガブリエラの娘で、偽名で生きてきた事実に辿り着く。ジョンは母の事件で薬莢が一つ足りない点に着目し、第三の人物の存在を疑う。
クロスはルスと接触し、互いの正義をぶつけ合うが、協力の兆しが見える。しかしケイラは、ボビー絡みでワシントンへ呼び戻される。ディープフェイク解析の結果、背後にエリシャという女の存在が浮上。さらにドニーがクロスを車で襲撃するが、ボビーが銃撃して阻止したところで幕を閉じる。
【感想】
第5話は、リンカーンの死をめぐる疑念とルスの過去が交錯し、物語が大きく動く重要回となりました。心理戦の緊張感とディープフェイクを巡るサスペンス展開に引き込まれる一方で、伏線が一気に提示されるため情報量が多く、少し消化不良になってしまいました。
との声もあります。それでもクロスとルスの対話シーンは大きな見どころで、感情と正義がぶつかる構図が印象的です。物語は新たな敵の存在を示唆し、次回への期待を強く抱かせる内容となっていたと思います。
第6話:収穫
第6話のあらすじと感想
【あらすじ】
第6話は、負傷してギプス姿のアレックス・クロスが、ジョンと前回の出来事を整理する場面から始まる。レベッカは連続殺人を続け、次の標的は実業家ランス・デュランドだとみられていた。だがクロスは、彼女の犯行が単なる狂気ではなく、母の訴訟に関わった者たちへの復讐である可能性に気づき始める。関係者たちは不正な資金で富を得ており、レベッカはその“血塗られた金”に関わる人物を順に殺しているのだ。
クロスは殺人リストの存在を確信し、殺害には一定の順序があると推理するが、次の標的を断定できない。一方ケイラは、極秘作戦「悪い宗教」に絡む証拠映像の在り処を突き止めるなど、別軸の闇も浮上する。
そんな中、デュラントの親友ジェラニの結婚式が盛大に開かれる。警護が敷かれる中、標的はデュラントだと思われていたが、真のターゲットはジェラニだった。レベッカはダンサーに変装して潜入し、式の最中に彼の喉を切り裂く。彼女は銃声による混乱の中で逃走し、クロスはまたしても彼女を取り逃がしてしまう。
【感想】
第6話は、物語が一気に加速する緊張感あふれるエピソードでした。これまで張り巡らされてきた伏線が少しずつつながり始め、サスペンスとしての完成度がさらに高まっています。特にアレックス・クロスの内面描写が丁寧で、正義と葛藤の間で揺れる姿に引き込まれました。事件そのもののスリルだけでなく、登場人物同士の関係性の変化も見どころ。終盤に向けての展開はスピード感があり、今シーズン中でも特に印象に残るエピソードだと思いました。
第7話:選別
第7話のあらすじと感想
【あらすじ】
第7話では、捜査と復讐劇が大きく動き出す。物語は、ロイがケイラを呼び出し、彼女が入手した映像を称賛する場面から始まる。これは彼女の覚悟を試すための“テスト”であり、合格したケイラにロイは副局長補佐の昇進を提案する。しかしケイラはそれを拒み、黒幕「マスターマインド」を追うことを選ぶ。そして、これまでの出来事からマーガレットこそがすべての首謀者であり、死を装っていたのではないかと気づく。
一方、逃亡中のドニーとレベッカはFBIの包囲を察知して拠点を離れるが、捜査チームは狙撃犯の車両やナンバーを特定し、標的が残り4人であることを突き止める。ヌリ、グリフィス、ナット、ランスの4人は保護のため軍基地へ移送されるが、レベッカは身代金2000万ドルを要求し、従わなければ殺すと脅迫する。そして通信を利用してヌリのペースメーカーを停止させ、彼女を殺害する。
衝撃を受けたグリフィスは取引に応じようとするが、ランスはそれを拒み、逆に彼を暴行して殺害してしまう。さらに彼らの犯罪を証明する録音データを巡り、レベッカと捜査側はその所在を追う。ドニーが録音を奪って逃走するものの負傷し、最終的にクレアによって口封じのため射殺される。
その頃、ジョンは母の過去と向き合うことになるが、彼女は息子を守るため自ら罪を被ろうとする。事件が複雑さを増す中、エピソードの最後ではトレイがついにマーガレットを追い詰め、銃を向ける場面で幕を閉じる。
【感想】
第7話は、物語が一気に加速する緊張感あふれるエピソードでした。逃亡を続けるレベッカと捜査側の攻防がさらに激しさを増し、身代金を巡る駆け引きや衝撃的な事件が連続して起こることで、シリーズのサスペンス性が一段と高まっています。
特に、標的となった人物たちの思惑が交錯する展開はスリリングで、誰がどのような選択をするのか目が離せませんでした。また、ジョンが家族の過去と向き合う場面も印象的で、事件の捜査だけでなくキャラクターの内面にも丁寧に光が当てられています。終盤では新たな局面を予感させる出来事も描かれ、最終回の期待を大きく高める回となっていました。
第8話:焼却
第8話のあらすじと感想
【あらすじ】
アイオワの農場で、デュランドは長らく準備してきた計画の実行に踏み出そうとしていた。しかし、宿敵ルスの脅威は依然として消えておらず、FBIの護衛とクロスたちが彼を守りながら、彼女の行方を追っていた。作戦はデュランドの保護が優先され、ルスの捜索は後回しにされるが、クロスは独自に彼女を追い続ける。そんな中、もう一人の標的ナットが体調不良で医療施設へ向かう途中、ルスに襲われ命を落とす。さらにデュランドも内通者の裏切りによってルスの手に渡り、農場へ連れ戻されてしまう。そこで彼は生き埋めにされかけるが、クロスたちが間一髪で救出し、ルスは逃亡する。
やがてクロスは、ルスの叔母が彼女の母親を裏切っていた証拠を掴み、それを利用して彼女を誘き寄せる。ルスは自身を破滅させた叔母と向き合いながら、最後はダムから身を投げる決断をするが、その前に事件の核心を示す証拠をクロスへ託していた。
後日、その証拠をもとにクロスはFBIへ正義の追及を求めるが、組織は巨大企業の利益を優先し、起訴を拒む。これに憤ったクロスは証拠を持って逃亡し、なんとかアシュフォード上院議員に託す。議員は公の場で真実を暴露し、計画は崩壊へと追い込まれる。事件は一応の決着を見るが、制度の腐敗を痛感したクロスは、自身の信念と葛藤の末にバッジを返上し、警察署を去ったところで幕を閉じる。
【感想】
最終話となる第8話は、シーズンの集大成にふさわしい緊張感と余韻を残すエピソードとなっています。物語は、宿敵との対決と巨大な陰謀の真相が明らかになるクライマックスへと突入し、主人公クロスの正義感が大きく揺さぶられられる展開に。特に、単純な犯人の逮捕劇にで終わらず、「正義とは何か」「システムは本当に機能しているのか」という問いを突きつける展開が印象的でした。
また、敵側の動機にも一定の正当性が感じられる描写があって、善悪の境界が曖昧になる点も本作の魅力と言えるでしょう。シーズン全体を通して積み上げてきた人間ドラマがしっかりと回収されつつ、今後への余白も残す巧みな構成でした。重厚なテーマとエンタメ性が両立した、見応えのある最終話に仕上がっています。
・ハーラン・コーベンの小説をドラマ化したサスペンスドラマ♪
『アレックス・クロス』シーズン2の見どころ・考察(ネタバレあり)

出展元:https://www.amazon.co.jp
【深掘り考察の目次】
◉私刑者ルスに共感してしまう理由
◉ルスはヒーローか、それとも怪物か?
◉なぜクロスは「勝ったのに敗北した」のか?
私刑者ルスに共感してしまう理由
シーズン2では、母の復讐を果たすために殺人を重ねていくルスの存在が際立っていました。おそらく彼女にレベッカに感情移入してしまったのは筆者だけではないでしょう。
彼女に共感してしまう最大の理由は、彼女の暴力が「理不尽な構造への反撃」として描かれているからだと思います。彼女は犯罪者である以前に、人身売買や搾取によって人生を壊された被害者でもあるところがポイント。法や権力が加害者たちを裁けていない現実が強調されることで、視聴者は次第に「彼女のやり方しかなかったのではないか…」と感じてしまうのです。本来であれば否定されるべき私刑が、正義の代替手段のように見えてしまう構造こそが、本作の巧みさだと言えるでしょう。
ルスはヒーローか、それとも怪物か?
ルスというキャラクターの魅力は、ヒーロー性と怪物性が常に隣り合わせにある点にあります。彼女は搾取される子どもたちを解放する存在であり、その行動だけを見れば正義の味方とも言えますが、その一方、復讐を重ねるごとにその手段は過激さを増し、無関係に近い人物さえも巻き込んでいきます。
特に後半では「目的のためなら何をしてもいい」という危うさが際立ち、倫理の境界が崩れていきます。この二面性こそが、彼女を単なるヒーローにも悪役にも収まらない存在にしていると思いました。
なぜクロスは「勝ったのに敗北した」のか?
クロスは最終的に真実へと辿り着き、事件の核心を暴くことに成功しました。しかし、それでも彼が「敗北した」と感じてしまうラストは、正義が制度の中で機能しなかったからです。巨大企業や権力の前では証拠すら握り潰され、法は本来の役割を果たしません。
クロスは正しい手順を守り続けたからこそ、その限界を誰よりも痛感することになります。だからこそ彼はバッジを返上するという選択に至ったのでしょう。それは敗北ではなく、歪んだ正義への静かな拒絶だったとも言えるのではないでしょうか。
現時点でシーズン3の製作は発表されていませんが、警察を去ったクロスが、これからいかに正義と向き合っていくのか、彼のその後を観てみたいので、新シーズンへの更新に期待したいところです。
・緊迫のスパイスリラードラマは激オシ!
『アレックス・クロス』シーズン2のまとめ
『アレックス・クロス 〜狙われた刑事〜』シーズン2は、善悪では割り切れない人間の本質と、制度の限界を突きつける重厚なドラマが展開されて見応えタップリでした!
深いテーマ性と緊張感のあるストーリーで、シーズン2は間違いなく必見の仕上がりです。ぜひ、Amazonプライムビデオでチェックしてみてください♪
30日間無料お試しで『アレックス・クロス』を視聴:公式サイトへ>>
【報告】YouTubeを始めました!
このたび、ブログでご紹介している海外ドラマの世界観や見どころを、より分かりやすくお届けするために、YouTubeアカウントを開設しました。
主におすすめドラマのまとめ動画を発信していく予定です。ブログと併せて楽しんでいただける内容を目指しますので、ぜひチェックしてみてください♪
Amazonプライムビデオのおすすめ3作品
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