ゾクゾクが止まらない、予想を裏切る展開を求めているならコレで決まり! Netflixでしか観られないオリジナルの極上サスペンスドラマ20選を、年間100本以上の海外ドラマを視聴している筆者が厳選してご紹介♪ 眠れぬ夜にご注意を…!
理想のふたり
『理想のふたり』は、美しい海辺の豪邸で行われるセレブな結婚式……のはずが、まさかの殺人事件が発生して巻き起こる騒動を描くリミテッドシリーズ。
人気小説家で冷静沈着なグリア・ウィンバリーと夫タグは、幸せな結婚生活を送っているパワーカップルに見えますが、実は関係が冷め切った仮面夫婦。結婚式の直前に参列者の一人が遺体で発見され、別荘にいる人物全員が容疑者になります。
捜査が進むにつれ、ウィンバリー家の家族関係や因縁が暴かれ始め、どんどん“理想”とは程遠い泥沼劇に発展……! 華やかなセレモニーの裏で繰り広げられるのは、嘘と秘密のオンパレード。誰が味方で誰が嘘をついているのか、気を抜いた瞬間に混乱に陥ってしまう心理サスペンスです。
美しいビーチの景色と上流階級の皮をかぶったドロドロの人間模様が絶妙で、まさに“上品な修羅場”を楽しめる一作です。
BEEF/ビーフ ~逆上~(シーズン2へ更新)
『BEEF/ビーフ 〜逆上〜』は、ほんの些細な“あおり運転”がきっかけで、見ず知らずの男女がとんでもない泥仕合に突入する、怒りと復讐の社会派サスペンス・コメディ。
冴えない工事業者ダニーと、キャリアも家庭も完璧な女性エイミーという、タイプも生活も正反対の二人が些細なイライラをきっかけに、人生を丸ごとぶつけ合う異常バトルに発展……!
車のトラブルが仕事や家庭、果ては精神崩壊レベルの攻防にまで飛び火していく様は、もはやホラーの域。とはいえ、どこか共感してしまうのが不思議なシリーズ。怒りってこんなに滑稽で怖いんだ……と笑わされると同時に、ゾッともさせてくれる唯一無二のサスペンスです。感情の爆発が止まらない怒涛の10話は、イッキ見してしまう面白さ!
本シリーズは、もともとリミテッドシリーズとして製作されましたが、大好評を受けアンソロジーとしてシーズン2へ更新されました。
・現代が抱える闇をえぐり出した傑作サスペンス!
あなたは誰? エリン・カーター
『あなたは誰? エリン・カーター』は、スペインのバルセロナで平凡な小学校の代用教員として暮らしているイギリス人女性エリン・カーターの、とんでもない秘密がバレていくサスペンス・アクションドラマ。
娘と穏やかな生活を送っていたはずが、スーパーマーケットで強盗事件に遭遇したことで、彼女の隠された暴力的な過去と、ただ者ではない正体が白日の下にさらされていくことに……。
“温和な教師”と“過激な裏の顔”のギャップが見どころで、ハラハラドキドキしながらも、エリンが愛する娘を守るために必死に戦う姿に応援したくなってしまうはず。
彼女はどんな過去を抱えているのか、そしてこの状況をどう切り抜けるのか……!? アクションも炸裂で、まるで「主婦版ジェームズ・ボンド」のようなエリン・カーターの奮闘から一瞬も目が離せなくなるでしょう。筆者は全7話をイッキ見してしまいました♪
少年は世界をのみこむ
『少年は世界をのみこむ』は、オーストラリアの小説家トレント・ダルトンの自伝小説をドラマ化したシリーズ。
1980年代のオーストラリアを舞台に、12歳の少年イーライ・ベルが荒れに荒れまくった家庭環境で育ち、奮闘しながら成長していく物語。薬物依存の母と麻薬の売人である義父、そして一言も喋らないけど不思議な能力を持つ兄、さらに伝説の脱獄犯がベビーシッターという、カオスな面々に囲まれたイーライの日常は、まさに“世界に呑み込まれてしまいそう”な世界。
彼らの抱える秘密が少しずつ明らかになっていく過程で一家に危険が迫り、サスペンス要素もタップリ。ジャーナリストを夢見ながら、否応なしに大人たちの闇に呑み込まれながらも立ち向かっていくイラーイの姿は、まるで小さなヒーローのよう!
混沌とした中でも、希望を見つけて未来を切り開こうとするイーライの姿には、誰でも胸を打たれてしまうはず。脚本も担当した原作者のダルトンは、過酷な環境で育ちながらも著名ジャーナリストになり、子どもの頃からの夢を叶えたというところも、まさに“現実は小説より奇なり”です。
・Netflixじゃないけど、おすすめのサスペンス♪
瞳の奥に
『瞳の奥に』は、イギリスの作家サラ・ピンバラのベストセラー小説をドラマ化したシリーズ。
物語は、診療所で働くシングルマザーのルイーズが精神科医のイケメン上司デヴィッドと関係を持ってしまい、そのうえ彼の美しくミステリアスな妻アデルも親しくなってしまう、“禁断の三角関係”にもつれこんでいきます。
一見するとよくある不倫ドラマですが、ただの恋愛ドロドロ劇で終わらないところがポイント。物語が進むにつれて、アデルの抱える過去の秘密や夫婦関係の歪みが露わになり、「え──!そう来るか!?」と叫びたくなる展開の連続で、予想のはるか斜め上をいく衝撃のラストが待っています。
オチの衝撃度は、Netflix屈指と言えるでしょう。ラストまで見ると、タイトルの意味にゾクッとしてしまうはずです。
特別捜査部Q
『特別捜査部Q』は、デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの人気ミステリー小説をイギリスでドラマ化した刑事ドラマ。
エディンバラを舞台に、過去の事件で心に傷を負った凄腕だけど協調性ゼロの主任警部カール・マークが、寄せ集めメンバーで構成された「特別捜査部Q」という事実上の窓際部署で、4年前に失踪した検察官の未解決事件に挑みます。
口が悪くて一匹狼なんだけど、実は正義感が強いカールのツンデレぶりに思わず感情移入してしまうはず。個人的には、謎めいた過去を持つ、寡黙だけど超優秀なシリア難民のアクラムがお気に入り♪
派手なアクションや派手な演出は控え目ですが、じっくりとキャラクターの心理が掘り下げられていているところがポイント。北欧ミステリー特有の重厚な空気を漂せつつも、随所にクスっと笑えるユーモアが散りばめられていて、重くなりすぎずに楽しめるイチオシのシリーズです!
・『特別捜査部Q』を考察した記事をチェック!
ザ・ストレンジャー
『ザ・ストレンジャー』は、アメリカの人気推理小説家、ハーラン・コーベンの原作をイギリスでドラマ化したシリーズ。
ある日、完璧な家庭を築いていたはずのアダム・プライスは、見知らぬ女性から妻コリンヌの衝撃的な秘密を告げられ、そのことを問い詰められた妻が突然失踪。アダムは妻の行方を追い、同時に彼女の知られざる過去と、その秘密にまつわる恐ろしい事件の渦に巻き込まれていく……という展開に。
本作の魅力は、次から次へと出てくる秘密の連鎖と、誰もが怪しく見える心理戦。全キャラクターが何かを隠しているように見えてしまい、アダムと一緒に「誰を信じたらいいんだ!?」という疑心暗鬼の沼にハマっていくこと間違いなしです。
最終的に明かされる真実に、きっと驚愕してしまうはず。完璧に見える人生の裏側に潜む人間の闇や、秘密が引き起こす悲劇をハラハラドキドキしながら覗き見たい方におすすめです!
運命を変える8日間
『運命を変える8日間』は、娘を連続殺人犯に殺されたニュースプロデューサーのローラが、ひょんなことから過去にタイムスリップし、娘の命を救うため、そして犯人を捕まえるために与えられた「8日間」を奔走するタイムリミット・サスペンス。
本作の見どころは、「もし、あの日に戻れたら…」という誰もが一度は夢見るシチュエーションを、手に汗握るサスペンスに昇華させている点。「あの時にこうしていれば…」という後悔と未来を知っているがゆえの葛藤が、ローラの行動に否が応でも緊張感を生み出します。
過去を変えようとすればするほど新たな問題が発生したり、関係ないはずの人々が巻き込まれたりでハラハラドキドキが止まりません! 事件の真相を探るミステリー要素はもちろんのこと、娘を救おうとする母親の強い愛がしっかり描かれていて、感情移入せずには視聴できないでしょう。
・北欧の秀作サスペンスをお見逃しなく!
WHAT/IF 選択の連鎖
『WHAT/IF 選択の連鎖』は、究極のモラルを問われる選択から始まるネオ・ノワールスリラー。医薬品開発に全てを賭ける若き科学者の夫婦リサとショーンは資金が底をつき、窮地に立たされた彼らに手を差し伸べたのは、謎めいた大物女性投資家アン・モンゴメリー。しかし、彼女が提示した出資の条件は、なんと「ショーンとの一夜」だった……!
彼女の“一夜限りの取り引き”は、2人の人生と信頼関係をガタガタにし、まさに悪魔との契約といった趣き。彼女の真の狙いは何なのか、そして、「選択の連鎖」の先には何が待ち受けているのか……!?と、その謎にズルズルと引きずり込まれてしまうはず。
お金か愛か、成功か道徳か──どこか、1993年の映画『幸福の条件』を思わせる展開は、欲望と倫理、愛が交錯するスキャンダラスな心理サスペンスです。
One 導かれた糸
『The One:導かれた糸』は、DNAで“運命の相手”を特定できる画期的なマッチングサービス「The One」が世界を席巻した近未来が舞台。CEOのレベッカ・ウェブは時代の寵児となりますが、実は彼女の成功の裏には、とんでもない秘密と嘘が隠されていた……。そんな中、テムズ川で発見された遺体が、彼女の過去と現在に暗い影を落とし始めます。
本作の見どころは、「科学で運命の相手が分かったら?」というSF的な設定から生まれる、人間ドラマのサスペンスフルな展開。「これで誰もがハッピーになれるはず!」と思いきや、完璧なマッチングが逆に人間関係をかき乱し、嫉妬や裏切り、果ては殺人まで引き起こしていく過程は、まるで「愛のパンドラの箱」を開けてしまったかのよう。
愛と欲望、そして科学の進歩がもたらす光と影をミステリー仕立てで楽しめる本シリーズは、「運命の相手は本当に一人だけなのか?」と、観る者の恋愛観や人生観を揺さぶる異色サスペンスです。
・北欧ミステリーが好きな人はチェック!
ボドキン
『ボドキン』は、アイルランドの海沿いの町を舞台に、数十年前に起きた謎の失踪事件を追うポッドキャスターたちの物語。その町は、のどかで風光明媚な見た目とは裏腹に、暗く恐ろしい秘密を抱えていた……。
筆者は、真面目なジャーナリストのダヴと一発逆転を狙うお調子者のギルバート、そして彼のアシスタント、エミーの凸凹3人組が繰り広げる“迷推理”と、事件の真相に迫る過程で明らかになっていく彼ら自身の人間模様やドロ臭い生き様に引き込まれました。
また、どこか間の抜けた会話や、アイルランドの田舎町特有の濃ゆすぎるキャラクターたちとのやり取りが、シリアスなミステリーの中にコミカルなスパイスを加えているところもポイント。
果たして3人組は、この町の暗い秘密を暴いて大ヒット番組を制作できるのか? その答えに辿り着くまでに、アイルランドの美しい景色と、その裏で起こる不穏な出来事の数々を楽しんでください♪
ビューティー・イン・ブラック(シーズン2へ更新)
『ビューティー・イン・ブラック』は、母親に追い出されて必死に生き残ろうとするキミーと、美容業界でビジネスを成功させた実業家マロリーという、全く異なる世界に生きる2人の女性の運命が交錯することで巻き起こる毒気満載のサスペンスシリーズ。
完全に冷めきった仮面夫婦、マロリーと夫ロイの毒々しい騙し合いや裏のビジネス、金と権力を巡る争いが勃発といった生々しい人間ドラマが繰り広げられ、マロリーが運営するブランド「ビューティー・イン・ブラック」の美容液の成分が、実は人間の欲望で出来ているんじゃないかと疑ってしまいそうなほど。
次から次に起こる惨事が予想不可能な方向へ転がり始め、気が付いたらカオスの深淵に引きずり込まれているはず。美の裏に隠された闇と女性たちのしたたかなサバイバルを描く、まさに美と狂気のドラマ。毒気に満ちた危険な香りのするサスペンスドラマを探している人におすすめです♪
ステイ・クロース
『ステイ・クロース』は、ハーラン・コーベンの小説をドラマ化した、過去の秘密と現在が絡み合うスリリングなサスペンス・ミステリー。
主人公は、誰にも明かせない過去を持つ主婦メーガン。ある日、17年前の失踪事件と酷似した事件が発生し、この不可解な出来事が、メーガンの過去を知る元報道カメラマンのレイや未解決事件に執念を燃やすブルーム刑事、さらにメーガンの旧友ロレインといった人物の人生を巻き込みながら、彼らの関係がさらに複雑になっていくことに……。
誰もが怪しく見えて、疑心暗鬼になってしまう多重構造のミステリーが見どころで、巧みに張り巡らされた伏線が一つずつ回収されていく快感は、まさに極上パズルを解いている気分! コーベンの作品に共通するこの感覚は本シリーズでも健在で、最後まで目が離せない息詰まる心理戦に夢中になってしまうでしょう。
・こちらもハーラン・コーベンの小説をドラマ化した作品!
アンスラサイト
フランス発のサスペンス『アンスラサイト』は、1994年にカルトの集団自殺事件が起きたアルプスの小さな村を舞台に、その30年後、ある失踪事件をきっかけに記者イダが奇妙な村の秘密に巻き込まれていく……というストーリー。
物語の鍵となるアンスラサイト(無煙炭)というタイトルが示すように、まさに地中深く埋もれた闇を掘り起こしていくような展開で、観ている側も息苦しくなってしまうほど。
過去の事件と現在の事件が複雑に絡み合い、少しずつ真実が明らかになっていく、パズルを解くような面白さに病みつきになってしまうはず。
また、閉鎖的な村という舞台設定が不気味さを一層引き立て、一癖も二癖もある村人全員が怪しく見えてくる巧妙なストーリー展開に、ズルズルと引き込まれていくこと間違いなし!
本シリーズは、Netflixランキングで配信初週に56ヵ国でTOP10にランクインしたというから、その実績が作品の面白さを物語っているのではないでしょうか。
新米刑事ヴァランダー(全2シーズン)
『新米刑事ヴァランダー』は、北欧ミステリーの帝王ヘニング・マンケルが生んだ人気刑事、クルト・ヴァランダーの若き日を描いたシリーズ。ケネス・ブラナーが主演したドラマ『刑事ヴァランダー』のスピンオフとなります。
本シリーズは、若き日のヴァランダーが理想と現実のギャップに悩みながらも、刑事として確実に成長していく姿が丁寧に描かれている点が見どころ。
また、北欧ミステリー特有の社会問題への切り込み方が鋭く、移民問題や憎悪犯罪といった重いテーマに目を背けずに取り組んでいる点も見逃せません。
アクションは控え目ながら、北欧らしい静けさと陰鬱な空気の中で、じわじわと心の奥底に染み渡るようなサスペンスと人間ドラマが凝縮されているところがポイント。ダークで骨太な刑事ドラマが好きな人におすすめです!
彼女のかけら
『彼女のかけら』は、ある銃撃事件をきっかけに、娘アンディが母ローラの過去に迫っていくサスペンスドラマ。
母娘は平穏な生活を送っていましたが、突如起きた事件でローラが見せた“別人のような姿”により、全てが始まります。アンディは次第に、母が長年隠していた重大な秘密と向き合うことになり、物語は過去と現在を行き来しながら、複雑に絡み合った真実を少しずつ明かしていきます。
静かな緊張感が全編を覆い、登場人物の内面に深く切り込む展開が見どころ。家族とは何か、真実を知ることの意味とは──その問いを観る者に静かに投げかけてくる骨太なサスペンスです。
・こちらのコメディタッチのサスペンスもおすすめ!
CAUGHT 摘発の果てに
『CAUGHT:摘発の果てに』は、アルゼンチンのパタゴニアを舞台に、ハーラン・コーベンの小説をドラマ化したシリーズ。
主人公エマ・ガライは、司法の網をかいくぐる犯罪者を追いつめる記者。彼女が、未成年の少女が性犯罪の犠牲になる事件を追うなか、16歳の少女マルティナが失踪し、地元で信頼されるソーシャルワーカーのレオ・マーサーが第一容疑者として浮上します。
しかし、事件を追えば追うほど謎は深まり、コーベン作品でお約束となっている「観る者の予想を華麗にかわす怒涛のドンデン返し」を連発!
また、年上男性が未成年の少女を手なづけて搾取する「グルーミング」を取り上げ、現代社会が抱える問題に切り込んでいるところも見逃せません。
コーベン作品で南米を舞台に描くのは初となりますが、パタゴニアの美しい自然と不穏な事件のコントラストが際立ち、相乗効果を生み出しているのも見どころのひとつ。社会派サスペンスドラマが好きな人におすすめです!
・『CAUGHT 摘発の果てに』の考察記事をチェック♪
SAFE 埋もれた秘密
『SAFE 埋もれた秘密』も、ハーラン・コーベンの小説をドラマ化したイギリス発のシリーズで、舞台は高級住宅街にある“安全なはずの”ゲートコミュニティ(塀で囲まれた住宅地)。
ある日、シングルファーザーで外科医トムの娘ジェニーが突然失踪し、トムが娘の行方を追う中で家族や隣人、コミュニティで起きた悲劇の秘密が徐々に明らかになっていく……という展開に。
トムが抱える妻の死に関する罪悪感とジェニーが隠している秘密が事件の核心に深く関わり、表面だけでは分からない裏に潜む人間関係の複雑さや、秘密がどのように人々の人生を翻弄していくのかが丁寧に描かれてるところがポイント。単なる謎解きにとどまらない、深い人間ドラマが見どころです。
とにかく、散りばめられた伏線が最終的に一本の線に繋がるカタルシスが快感で、コーベンのファンのみならず、ヒューマン・サスペンスドラマが好きな人にもおすすめです。
ザ・ウォッチャー
実話に着想を得た『ザ・ウォッチャー』は、“夢のマイホーム”が悪夢に変わるリアル系サスペンス。
念願の豪邸を手に入れて引っ越してきたノラとディーンは新生活に胸を膨らませていましたが、引っ越すや否や、“ウォッチャー”と名乗る謎の人物から脅迫めいた手紙が次々に届き始めます。
“ザ・ウォッチャー”の正体が誰なのか、隣人や元住人など、周囲の人々を怪しむ夫妻の不安と疑念は深まるばかり……。信頼できるはずの人物でさえ、疑わざるを得ない状況に追い込まれていく二人の姿には、観ているこちらも疑心暗鬼に陥ってしまうでしょう。
日常のすぐそばに潜む、見えない悪意の存在がじわじわと恐怖を煽ること間違いなし! 郊外ミステリーの再解釈ともいえる本シリーズは、“監視”の恐怖にドップリ浸かれる作品です。
・探偵コメディ・サスペンスをチェック!
イノセント
『イノセント』も、ハーラン・コーベンの小説をドラマ化したスペイン発のシリーズ。もう、コーベン作品にハズレはないということでしょうか(笑)。
大学時代に過失致死で服役した主人公マットは、出所後に知り合ったオリビアと結婚して幸せを手に入れたかに見えましたが、妻の突然の失踪と彼女の携帯から届く不可解な動画により、音を立てて崩れ始めることに……。
過去の事件や教会で起きたシスターの自殺、刑事ロレナの調査など、一見無関係に見える出来事が複雑に絡み合い、エピソードが進む度に「えー! これとこれが繋がるの!?」と驚愕してしまう展開が待ち受けています。
コーベン作品らしく一筋縄ではいかない結末が描かれ、思わぬ方向から裏切られる快感を味わえる、完成度の高いサスペンス・スリラーに仕上がっています。
・こちらのおすすめ作品まとめ記事でも、Netflixの他のサスペンスドラマを紹介しているのでチェックしてみてください!


