Netflixの政治スリラードラマ『ザ・ディプロマット』は、シーズン3の配信前にシーズン4へ更新が決定済みです。そこで、シーズン3で残された伏線の行方などについて、シーズン4で答えて欲しい6つの疑問を投げかけて、勝手に答えを予想してみたいと思います!
※本記事はシーズン3のネタバレを含むため、未視聴の方はご注意ください。
『ザ・ディプロマット』シーズン3のあらすじ&キャストなどをチェック
こちらの記事(↓)で、『ザ・ディプロマット』シーズン3のあらすじ・キャスト・考察を、ネタバレあり・なしで紹介しているのでチェックしてみてください!
『ザ・ディプロマット』シーズン4で答えて欲しい6つの疑問

出展元:https://www.tvinsider.com
ケイトはハルの裏切りを受け入れられるのか?
シーズン3の最終話で、ケイトは大統領とハルが共謀していたことに気づきます。二人は彼女を利用してトリーブリッジ英首相を欺き、ロシアの終末核兵器「ポセイドン」を奪ったのです。
ハルが副大統領に就任して、ケイトがイギリスに大使として残ったことで二人の結婚は事実上終わり、仮面夫婦と化していました。しかし、ケイトはこれまでの夫に対する接し方を顧みて復縁を望むようになりましたが、このハルの行為は「仕事上の裏切り」であると同時に、「信頼していたパートナーに背中を刺された」という感情的な裏切りでもあるので、ケイトは簡単に彼を許せないと思います。
そして、聡明なケイトは冷静さを保ちつつ、大使としてハルの真意を見極めようとするはずです。したがって、シーズン4で夫婦の和解には至らず、ケイトが政治的・個人的にハルと距離を取り、自分自身の道を再構築する展開になりそうな気がします。もし、再び手を組むとしても愛情からではなく、“政治的な目的の一致”が理由となる可能性が高そうです。
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ケイトとカラムの関係はどうなる?
シーズン3では、ケイトとカラム、ハルの三角関係が政治的にも感情的にも複雑な局面に達していました。
終盤でケイトはハルとの復縁に心が傾いていましたが、ハルとペン大統領の裏切りを知り、シーズン4で夫との関係が復活することはまずなさそう。だからといって、カラムとの関係が元通りになることはなく、「一時停止」になるのではないでしょうか。
シーズン4でケイトは、ハルと大統領、そしてアメリカの世界に対する裏切りに対処しなければならないので、恋愛どころではないはず。とはいえ、シーズン4ではカラムがケイトの“心の拠り所”として再登場する可能性は考えられそう。ケイトとカラムの関係が、“支え合う盟友”に変化する展開が自然かもしれません。
ハルとペン大統領の行動でアメリカはどうなる?
ハルとペン大統領の策略は、アメリカの今後を大きく左右することは間違いないでしょう。まだトローブリッジ英首相は真実を知らず、「ポセイドン」はロシアに奪われたと考えています。
しかし、真相が明るみに出れば、イギリスが報復に出る可能性は十分あるでしょう。さらに、アメリカ海軍が“原子潜水艦の写真を撮るため”と称して英国領海に侵入したことも、国際法上は“戦争行為”に当たります。
特に、英米関係の橋渡しをしてきた米大使のケイトが利用され、しかもトロ―ブリッジは英空母襲撃の首謀者はレイバーン元米大統領と信じているため、「二度とアメリカは信頼できない」と感じるはず。
この“信頼関係の崩壊”は、ロシアだけでなくNATOやEU諸国にも波及し、アメリカの国際的な孤立を深める可能性が高そうです。
ケイトは政治的にどんな活躍をする?
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この混乱と裏切りの中で、唯一アメリカの立て直しを担えるのはケイトしかいないでしょう。彼女は現場に強い大使として、英米の信頼を再構築できる立場にあります。
シーズン4では、ケイトが「政治ゲームの犠牲者」から「国家間を調整する主導者」へと成長する流れが描かれるかもしれません。アメリカの未来はハルやペン大統領ではなく、“ケイトの選択”に委ねられる可能性が高いような気がします。
シーズン4でもハルはペン大統領側につくのか?
ハルはシリーズを通して、“誰の側につくか”よりも“自分がどれだけ影響力を持てるか”を重視してきました。したがって、ペン大統領の権力や立場が揺らげば、ハルは迷わず新しい権力側へ寝返りそうな予感です。
ポセイドンを回収した独断行動はアメリカの同盟関係を危うくし、外交的にはかなりリスキーな賭けでした。ハルは策略に長けているため、ポセイドン回収の事実が明るみになった場合は、「最初から自分は大統領を止めようとしていた」と主張し、保身に走ることが考えられそう。
つまり、大統領への忠誠は条件付きであり、彼自身の地位を守るための手段にすぎません。シーズン4でケイトが外交の中心で信頼を取り戻し、世界的な評価を得るようになれば、ハルは再び“妻の側に立たなければ自分が危うい”と感じるでしょう。ペン政権の崩壊が見え始めたタイミングで、ケイトと再び手を組もうとする展開が十分に考えられそうです。
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ハルとペン大統領の親密さの裏は?
シーズン3の終盤で、ペン大統領の夫トッドがケイトに、「二人は親密すぎないか?」と懸念を示すシーンがありました。彼がそのような疑念を口にしたのは、視聴者に「政治的な共犯関係が個人的な親密さへ発展しているのでは?」という思いを植えつける狙いがあったように思います。
二人は政治的な野心と計算高さを持ち、互いに協力してアメリカの外交を動かそうとしていますが、その裏で微妙な親近感や共感が生まれている可能性はありそうです。とはいえ、現時点では恋愛感情に発展しているとは思えません。
ですが、シーズン4でポセイドン回収問題がどう転がるかにより、「権力」と「個人の感情」が交錯する危うい関係になる可能性はゼロではなさそう。シーズン4では、政治の裏で繰り広げられる人間関係が、物語をどのように揺るがすのか注目したいところです。
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