Amazonドラマ『私たちの青い夏』は、青春のきらめきと初恋を切なさいっぱいに描いた秀作。ですが、その魅力は表に見えるものだけではありません。今回は、知られざる舞台裏や製作秘話など、本シリーズにまつわる10の秘密をご紹介♪ シーズン3の配信に合わせて読んだら、さらに番組を楽しめること間違いなしです!
『私たちの青い夏』ってどんなシリーズ?

出展元:https://www.amazon.co.jp
『私たちの青い夏』は、避暑地のカズンズ・ビーチを舞台に、ひと夏の恋と成長を描く青春ドラマ。主人公ベリーとイケメン兄弟のコンラッド、ジェレマイアの揺れ動く三角関係を軸に、家族との絆や友情、進路への葛藤などが繊細に描かれます。
観る者の心にも初恋の記憶が蘇るようなみずみずしさが魅力で、世代を超えて共感を呼んでいる話題作です♪
『私たちの青い夏』の知ったら驚く100の秘密
キャストはコンラッド派?ジェレマイア派?
『私たちの青い夏』のファンは、「付き合うならどっち!?」と、自分はコンラッド派かジェレマイア派か妄想に走るパターンがお決まりとなっていますが(笑)、それは出演キャストも同じようで、兄弟のどちらを応援するかで分かれているのだとか。
キャム役のデヴィッド・ヤーコノとスカイ役のエルシー・フィッシャーはコンラッド応援組で、テイラー役のレイン・スペンサーとジュリア役のキーラ・セジウィックはジェレマイア応援組だそう。
ちなみに筆者はジェレマイア派です💛
ベリー役ローラ・タンのスクリーンデビュー作
主人公ベリー役をみずみずしく好演しているローラ・タンにとって、『私たちの青い夏』はなんとスクリーンデビュー作。
この作品のオーディションを受けた当時、ローラは名門カーネギーメロン大学で演劇を専攻する学生でした。学校や大学内でのオーディション経験はあったものの、本格的なテレビのオーディションはこれが初めてだったそうです。
そんな彼女が、初挑戦でいきなり主演の座を射止めるとは、まさにシンデレラガール♪
ところが、シーズン1の撮影中には思わぬアクシデントも。兄スティーヴン役のショーン・カウフマンとマフィンを奪い合うシーンで、彼が投げたマフィンをキャッチしようとジャンプした際、ローラは着地に失敗して脚を骨折してしまったのだとか。今では笑い話になっているようですが、まさに体当たりの演技ですね。
キャスト3人が同じ学校の同級生
共演者同士が偶然同じ出身地だった──なんてことはよくある話ですが、通っていた高校まで同じだったとしたら、それはちょっとした運命を感じてしまいますよね。
ベリー役のローラ・タンとスティーヴン役のショーン・カウフマン、そしてキャム役のデヴィッド・ヤーコノは、なんと3人ともニューヨーク市にあるラガーディア芸術高校の出身。まさかの同窓生という事実に驚かされます。
ローラは、ショーンが出演した学校の舞台を観ていたそうで、「彼のことを覚えていましたよ」と当時を振り返っています。そんな二人が後に兄妹役で共演することになるとは、まさにドラマのような展開ですね。
また、デヴィッドは自身がオーディションを受けていた時点で、ローラがすでに主演に決定していたことを知っていたのだとか。「高校の同級生だったので、ローラが主演に選ばれたと聞いて、すごく話題になっていました」と語っています。
ちなみに、シーズン1ではキャムとベリーがカップルとして描かれていたため、劇中で恋人同士を演じた2人が、実は高校時代からの知り合いだったというのも、まさに“事実は小説より奇なり”と言えそうです。
原作者のジェニー・ハンがカメオ出演
この投稿をInstagramで見る
『私たちの青い夏』の原作者であり、ドラマ版でクリエイター・ショーランナー・製作総指揮を務めるジェニー・ハンは、実はカメオ出演もしているのです。
シーズン1ではベリーの社交界デビューのシーンに、そしてシーズン2では子どもたちがお酒を買おうとするガソリンスタンドのシーンに、それぞれさりげなく姿を見せています。登場人物としてではありませんが、原作者自らが作品に“顔出し”しているというのは、ファンにとって嬉しいサプライズですね。
ロケ地は青春ドラマの聖地
ドラマはカズンズ・ビーチという架空の場所を舞台にしていますが、実際に撮影が行われたのはノースカロライナ州ウィルミントンです。
この街は、ティーン向けドラマの“聖地”とも言える場所で、『ドーソンズ・クリーク』や『One Tree Hill』、そして最近ではNetflixの『アウターバンクス』など、数々の青春ドラマの名作がここで撮影されてきました。
『私たちの青い夏』もその流れを受け継ぐ形で、青春ドラマの名所ウィルミントンでロケが行われているのです。知ればドラマの見え方も変わってくる、ちょっとした舞台裏トリビアですね。
・『私たちの青い夏』キャストの恋愛事情は!?
スザンナとローレルの友情の原点は映画『フォーエバー・フレンズ』
原作者であり、ドラマのクリエイターも務めるジェニー・ハンは、スザンナとローレルの“恋愛ではない魂の相棒”という関係性を描くうえで、映画『フォーエバー・フレンズ』からインスピレーションを得たと語っています。
『フォーエバー・フレンズ』は、幼い頃から友情を育んできた2人の女性の絆を描いた名作。スザンナとローレルの深い友情にも、そんなエッセンスが込められているのです。
オーディオブックも主役3人が声を担当
この投稿をInstagramで見る
『私たちの青い夏』の原作小説をドラマ化される前に読んでいたファンは、おそらく自分の頭の中でキャラクターの姿や声をイメージしていたのではないでしょうか。
ドラマシリーズのキャストが決まった後、ベリー役のローラ・タンとコンラッド役のクリストファー・ブライニー、そしてジェレマイア役のギャヴィン・カサレーニョは、それぞれの役を担当してオーディオブックの収録を行いました。これにより、ファンは原作も出演キャストの声で楽しめるようになりました♪
ジェレマイア役はファッションブランドも展開
ジェレマイア役のギャヴィンは俳優業だけでなく、ファッション界でも注目を集めています。
彼が立ち上げたブランド「Kailo」は、ストーリーテリングとスタイルを融合させたもので、公式サイトには「すべてのアイテムが僕自身の旅路と、ファッションには物語を伝える力があるという信念を反映している」と記されています。まさに応援したくなるブランドですね。
ジェレマイア役での好演とファッション事業を両立させ、ギャビンは今まさに順風満帆。スクリーンの中でも外でも、これからの活躍に目が離せません。
シーズン2のエピソード監督は全員女性
シーズン2は、全8話で女性監督がメガホンを取りました。
第1&2話は名匠ジョン・カサヴェテスを父に持つゾーイ・カサヴェテス、第3&4話はApple TV+ドラマ『アンダー・ザ・ヘブン 信仰の真実』を手がけたイザベル・サンドバル、第5&6話は『ブラック・クリスマス』などでメガホンを取ったソフィア・タカール、そして第7&8話は『プリティ・リトル・ライアーズ ORIGINAL SIN』などのメーガン・グリフィスが監督を務めています。
女性監督ならではの視点が、女性主導のドラマに新たな深みを与えていると言えそうです。
・ラストに驚愕!おすすめ青春サスペンスドラマ
シーズン3のポスターは『麗しのサブリナ』へのオマージュ

出展元:https://www.amazon.co.jp
シーズン3のポスター(↑)は、オードリー・ヘプバーン主演映画『麗しのサブリナ』にオマージュを捧げているのだそう。
実際、シーズン1では登場人物たちがドライブインで『麗しのサブリナ』を観るシーンもあります。この映画と『私たちの青い夏』は共通点が多く、どちらも“醜いアヒルの子”が成長して輝きを増し、幼なじみの裕福な兄弟2人から思いを寄せられるというストーリーです。
多くのファンはこのポスターが、最終的にベリーがコンラッドを選ぶことを示唆しているのではないかと考えているそう。というのも、『麗しのサブリナ』では主人公サブリナが、コンラッドの位置にいるハンフリー・ボガート演じるライナスを選ぶからです。
そして、シーズン1でベリーが身に着けている複数の衣装は、1968年版『ロミオとジュリエット』で、ジュリエット役を演じたオリビア・ハッセーのスタイルからインスピレーションを受けているのだとか。クラシカルで繊細な雰囲気が、ベリーのキャラクターをより魅力的に彩っていると言えそうです。
『私たちの青い夏』は、細部にこだわりながら青春のきらめきと切ない恋、キャラクターの成長をみずみずしく描いた秀作です。
シーズン3の新エピソードを待つ間、こうしたトリビアを知りつつ、作品の世界にもう一度“ダイブ”してみてはいかがでしょうか♪
参照元:Yahoo!Entertainment, KapanLogi, IMDb
・お気に入りの青春ドラマが絶対見つかる♪
・おすすめ恋愛ドラマを特集した記事をチェック!