命を懸けた諜報戦、誰が味方で誰が敵か分からない心理戦、そして思わず息を呑むドンデン返し──。映画顔負けのクオリティで魅せる海外スパイドラマは、一度ハマると抜け出せません! この記事では、年間100本以上海外ドラマを視聴している筆者が、おすすめ海外スパイドラマ20選を厳選してご紹介します♪
※作品の配信状況については、2025年6月時点の情報となります。
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- 窓際のスパイ(シーズン6まで更新)
- ナイト・マネジャー(シーズン2へ更新)
- HOMELAND(全8シーズン)
- コンドル~狙われたCIA分析官~(全2シーズン)
- テヘラン(全3シーズン)
- ジャッカルの日(シーズン2へ更新)
- ザ・スパイ -エリ・コーエン-(リミテッドシリーズ)
- ジ・アメリカンズ(全6シーズン)
- ザ・エージェンシー(シーズン2へ更新)
- シタデル(シーズン2へ更新)
- ザ・リクルート(全2シーズン)
- ブラック・ダヴ(リミテッドシリーズ)
- 特殊作戦部隊:ライオネス(全2シーズン)
- トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン(全4シーズン)
- CHUCK/チャック(全5シーズン)
- コバート・アフェア(全5シーズン)
- ナイト・エージェント(シーズン3へ更新)
- バーン・ノティス 元スパイの逆襲(全7シーズン)
- ロンドン・スパイ(リミテッドシリーズ)
- アレックス・ライダー(全3シーズン)
- パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~(全2シーズン)
- キリング・イヴ/Killing Eve(全4シーズン)
窓際のスパイ(シーズン6まで更新)
Apple TV+ドラマ『窓際のスパイ』は、ミック・ヘロンの同名スパイ小説シリーズのドラマ版。
英国機密商法部MI5の落ちこぼれエージェントたちが集められ、飲んだくれで偏屈けど、実は切れ者のジャクソン・ラムが率いる部署「スラウ・ハウス」を舞台に、彼らが本部のエリートたちに馬鹿にされながらも、国家を揺るがすような事件に巻き込まれていく異色スパイスリラー。
スパイドラマとしての見どころは、なんと言ってもキャラクターのリアルな泥臭さと人間味あふれるスパイ像。ジェームズ・ボンドのような華麗さとスタイリッシュ感は皆無ですが、失敗続きのスパイたちが不器用ながらも必死に事件の真相を追い、時に命がけで奮闘する姿に感情移入せずにはいられません。
なぜ、彼らが“窓際”に追いやられてしまったのか、各メンバーの過去に隠された秘密が明らかになっていく過程にも引き込まれてしまうはず。人間臭くて不器用なスパイたちが、実は誰よりも国家の裏側を知り、動かしていく───そんなギャップが新感覚のスパイドラマです。
ナイト・マネジャー(シーズン2へ更新)
『ナイト・マネージャー』は、ジョン・ル・カレの同名小説をドラマ化したシリーズ。
エジプトの高級ホテルで夜間支配人を務める元英国兵士ジョナサン・パインが、ある事件をきっかけに冷酷な国際的武器商人リチャード・ローパーの組織に潜入し、その内情を暴いていくスパイスリラードラマ。
パインはローパーの信頼を得るために、時に冷徹に、時に人間的な魅力を見せながら組織の内情に迫っていくのですが、そのスリリングな心理戦と、いつ正体がバレるか分からないギリギリの綱渡りにハラハラドキドキしっぱなし!
表では洗練されたジェントルマン、裏では冷酷な犯罪者というローパー役を演じるヒュー・ローリーと、内に怒りと使命感を秘めたパイン役のトム・ヒドルストンの火花散る共演が圧巻です。
アクションよりも頭脳と駆け引きに重点を置いた、ジワジワと追い詰めていくタイプのスパイ物が好きな方には特におすすめ! スタイリッシュで上質な、まさに“大人のスパイドラマ”です。
・スパイドラマ『ナイト・エージェント』シーズン3の展開を予想した記事をチェック!
HOMELAND(全8シーズン)
『HOMELAND』は、イラクで行方不明になっていた米海兵隊員ニコラス・ブロディが、8年ぶりに生還したことから始まるスリリングなスパイスリラー。
CIAの分析官キャリー・マティソンは、ブロディがテロリストに洗脳された二重スパイだと疑い、徹底的に彼の監視を開始。キャリーがブロディの言動から真実を探ろうとする一方で、ブロディも自身の秘密を守ろうと必死に駆け引きを繰り広げ、その圧倒的な心理戦から一瞬も目を離せません!
シーズン3まではキャリーとブロディの攻防戦が中心となり、シーズン4以降はキャリーが対峙することになるテロ組織の脅威や外交、キャリーが抱える精神疾患の問題などが描かれます。
本シリーズは、“テロとの戦い”という現代的なテーマを深く掘り下げ、国家の安全保障と個人の自由、そして倫理感の間で揺れ動く登場人物たちの葛藤がリアルに描かれているところも見どころ。
複雑に絡み合う人間関係と、常に裏切りが潜む世界で極限の緊張感が続き、観出したら止まらない傑作スパイドラマです!
コンドル~狙われたCIA分析官~(全2シーズン)
『コンドル~狙われたCIA分析官~』は、ジェームズ・グラディの小説「コンドルの六日間』をドラマ化したシリーズ。1975年には、映画版となる『コンドル』が公開されました。
CIAの若き分析官ジョー・ターナーが、ある日突然、職場で同僚全員を殺され、自身も何者かに命を狙わる展開となるスパイスリラー。なぜ自分が狙われるのか、何が起きているのか全く分からないまま、無実を証明するために真実を追うジョーの姿から目を離せなくなってしまうはず。
“机上のスパイ”だった彼が、生き延びるために逃亡劇を繰り広げながら、組織の裏に隠された巨大な陰謀に迫っていく展開がスリル満点! 頭脳派スパイが現場に飛び出し、“自分の正義”と向き合う姿に引き込まれてしまうでしょう。
テヘラン(全3シーズン)
Apple TV+ドラマ『テヘラン』の主人公は、イスラエルの諜報機関モサドの美しきエージェント、タマル・ラビニア。
タマルはイランの核施設を無力化する任務でテヘランに潜入しますが、予期せぬ事態が起きて任務は失敗。敵地で孤立無援の状況に陥り、イラン革命防衛隊に追われるなか、サバイバルをかけて必死の逃亡劇を繰り広げます。
敵地となるテヘランで刻一刻と状況が変わるなか、いかに生き延びて任務を遂行しようとするのか、そのスリリング溢れる展開に思わず息を呑んでしまうはず。
イスラエルとイランという複雑な国際関係を背景に、単なる善悪では割り切れない、各キャラクターの正義と信念が交錯するヒューマンドラマも見応えタップリ! 知的な本格スパイドラマを探している人に超おすすめです。
・『ジャック・リーチャー』シーズン3ではジャックがスパイとして潜入!
ジャッカルの日(シーズン2へ更新)
『ジャッカルの日』は、フレデリック・フォーサイスの名作小説を、現代を舞台に再構築したスリリングなサスペンス・アクションドラマ。世界を揺るがすテクノロジーを開発した億万長者ウレ・ダグ・チャールズを狙うジャッカルは、狙ったターゲットは絶対仕留める暗殺者。
ジャッカルは、『ミッション・インポッシブル』シリーズの主人公イーサン・ハントのように変幻自在の変装術でターゲットに接近し、その冷静な判断力と巧妙な手口で次々に任務をこなしていきます。
全く手掛りを残さないジャッカルを追う、英諜報機関MI6の捜査官ビアンカ・プルマンとの息詰まるような激しい攻防戦が超スリリングで、二転三転するストーリーに夢中になってしまうはず。
原作のエッセンスを保ちつつ、現代のテクノロジーや国際情勢を反映した、より複雑でスリリングなプロットでグイグイと視聴者をその世界観に引き込んでしまう秀作スパイドラマです。
ザ・スパイ -エリ・コーエン-(リミテッドシリーズ)
Netflixドラマ『ザ・スパイ -エリ・コーエン-』は、1960年代に実在したイスラエルの伝説的なスパイ、エリ・コーエンの驚くべき実話を描いたリミテッドシリーズ。
エリ・コーエンがイスラエルの諜報機関モサドにスカウトされ、カメル・アミン・サベトという偽名でシリアに潜入し、政府高官と親交を深めながら、重要な軍事情報を収集していく過程がサスペンスフルに描かれます。
本シリーズには派手なアクションや追跡劇はありませんが、彼がシリアの政財界に深く潜入し、いかにして彼らの信頼を勝ち取り、情報を入手していったのかという、その緻密で大胆な潜入術が大きな見どころ。
カミルとエリ・コーエンという二つのアイデの間で揺れる彼の葛藤も丁寧に描かれ、実話だからこその重みと、スパイの孤独を描いた見応え抜群の傑作。また、映画『ボラット』シリーズなどでコメディ俳優として知られていたサシャ・バロン・コーエンが挑んだ、エリ・コーエン役のシリアス演技も見逃せません!
ジ・アメリカンズ(全6シーズン)
『ジ・アメリカンズ』の主人公は、ソビエト連邦のKGBの訓練を受けた“非合法工作員“のエリザベスとフィリップ・ジェニングス夫妻。
ワシントンD.C.郊外に、ごく普通の夫婦として暮らす二人はもともと偽造結婚でしたが、次第に本物の関係に発展して絆を深めていきます。夫妻が国家のために冷徹な任務を遂行する一方、子どもたちや隣人との間で築かれる人間関係に本物の感情が芽生えていく描写が秀逸で、スパイドラマとしての緊張感と家族ドラマとしての深みを兼ね備えたところがポイント。
ちなみに、エリザベス役を演じたケリー・ラッセルとフィリップ役のマシュー・リスは本作の共演がきっかけで結婚し、ドラマを地で行く展開となりました。
また、夫妻の隣人でFBI捜査官のスタン・ビーマンに、いつ二人の正体がバレるか分からない関係性にもヒヤヒヤさせられて、スパイ活動のスリルとヒューマンドラマの融合を楽しみたい人におすすめです!
・スパイドラマが人な人はチェックしてみてください♪
ザ・エージェンシー(シーズン2へ更新)
Paramount+ドラマ『ザ・エージェンシー』は、フランスのドラマ『Le Bureau des Légendes』のハリウッド版リメイク。
6年間にわたるアフリカでの任務を終え、ロンドン支局への帰還を命じられたCIAの潜入諜報員マーシャンは、任務のために別れた元恋人サミアとロンドンで再会し、封じ込めていた感情が再燃します。彼は、「最愛の人との時間」と「諜報員としての任務」の間で激しく葛藤し、やがて国際的な陰謀が複雑に絡み合う危険なゲームに巻き込まれていくことに……。
マーシャンは冷静沈着なエージェントではなく、恋人や娘との関係に悩む等身大のキャラクター。そんな彼の内面の葛藤や心理状態が丁寧に描かれ、そのリアルな人間像に思わず共感しながら視聴してしまうはず。また、ウクライナとロシアの戦争の裏でうごめく国際的な陰謀といった、手に汗握る展開も見逃せません。
スタイリッシュな映像美と緊張感あふれる演出にも注目です!
シタデル(シーズン2へ更新)
Amazonドラマ『シタデル』は、8年前に謎の組織マンティコアによって壊滅させられた、国に属さない独立スパイ組織シタデルの元エージェントたちが、記憶を失ったまま新たな脅威に立ち向かっていくスパイ・アクションドラマ。
見どころは何といっても、「記憶を失ったスパイ」という設定がもたらす予測不能なミステリー要素。自分たちの過去が全く分からない主人公たちが、次々と襲い来る敵と戦いながら、少しずつ記憶を取り戻していく過程は本当にハラハラドキドキの連続!
彼らが何者だったのか、そしてなぜシタデルは壊滅したのか、その真相と壮大な陰謀が徐々に明らかになっていきます。ド派手なアクションはハリウッド大作映画のようなスケールで、まさに一大エンターテインメントと謎解きが融合した見応えあるスパイシリーズです。
・犯罪ドラマが好きな人にイチオシ!
ザ・リクルート(全2シーズン)
『ザ・リクルート』は、CIAの若手弁護士オーウェン・ヘンドリックスが、内部告発状「グレイメール」を送りつけてきた元CIAエージェントとのやり取りをきっかけに、いきなり国際的なスパイ活動の泥沼に巻き込まれていくジェットコースターのようなスパイドラマ。
もともと弁護士でスパイ活動はズブの素人のオーエンが、いきなり国際的な陰謀の修羅場に放り込まれる展開にハラハラさせられっぱなし! また、シリアスなスパイ活動中もオーウェンのユーモアやドタバタ劇が盛り込まれ、緊張感と笑いが絶妙にブレンドされているのもポイント。
ルーキーのオーウェンが過酷な状況で右往左往しながらも、その知恵と度胸でなんとか危機を乗り越えようとする姿を見たら、絶対応援したくなってしまうはず。
世界中を股にかけて繰り広げられるアクションも見応えタップリで、誰が味方で誰が敵なのか分からない、裏切りが続く予測不能な展開から目が離せません!
・『ザ・リクルート』を考察した記事をチェック!
ブラック・ダヴ(リミテッドシリーズ)
Netflixドラマ『ブラック・ダヴ』は、キーラ・ナイトレイが主演を務めるスパイ・サスペンスドラマ。ロンドンで政治家の妻、そして母親として平穏な生活を送っている主人公ヘレン・ウェッブの裏の顔は、「ブラックダヴ」と呼ばれる秘密組織に所属するスパイ。
ある日、ヘレンの恋人が暗殺されたことをきっかけに、彼女は自身の過去と向き合い、陰謀が渦巻く世界へと足を踏み入れていく……というストーリー。スパイ任務の緊張感と、ヘレンの人間としての葛藤が丁寧に描かれているところがポイントで、彼女の過去を知る元同僚で殺し屋のサムと再会したことで、物語は“バディ・スパイ物”として加速していきます。
ヘレンとサムのプラトニックな友情も見どころで、過去と現在が交錯しながら、複雑に絡み合う陰謀に迫っていく様が最高にスリリング! 手に汗握るアクションと、ヒューマンドラマが絶妙に融合した作品が好きな人におすすめです。
特殊作戦部隊:ライオネス(全2シーズン)
Paramount+ドラマ『特殊作戦部隊:ライオネス』は、実在するCIAの秘密作戦「ライオネス計画」に着想を得たスパイサスペンスシリーズ。
テロ組織に潜入するために女性エージェントを送り込む、極めて危険なミッションに主人公ジョーやチームが挑んでいく姿が鳥肌ものです。ライオネスの軍事的な戦術や心理戦が超リアルで、現実の世界情勢を反映させたストーリー展開がさらに大きなリアリズムを生み出しています。
そして、ミッションの内容に葛藤を覚えるエージェントの描写は、「国家のために正義はどこまで許されるのか?」という問いを投げかけ、本格派スパイアクションが好きな人は見逃せないシリーズ。
また、ニコール・キッドマンやモーガン・フリーマンといった、実力派スターが脇を固める豪華キャストにも注目です。
・ハードアクションが炸裂するフィルムノワール!
トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン(全4シーズン)
Amazonドラマ『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』は、トム・クランシー原作のスパイスリラー小説をドラマ化したシリーズ。
現場未経験のCIA分析官ジャック・ライアンがテロ資金の動きを追う中で巨大な陰謀を発見し、デスクを飛び出して最前線へ身を投じて行く展開に。
このシリーズの魅力は、インテリ系ヒーローが巻き込まれていくリアルな国際情勢とアクションの融合で、武闘派ではない彼が情報と判断力を駆使し、状況を切り抜けていく姿に新鮮さを感じました。
シリーズが進むごとに舞台がロシアや中東、南米など世界各地へ拡大し、テロやサイバー戦争、腐敗政治など、現代世界が抱える問題をスリリングに描いていて見応えタップリ!
スパイドラマ好きにはたまらない頭脳戦と銃撃戦のバランスが絶妙で、理想と現実の狭間で葛藤するライアンの人間味も魅力的♪ アクションも堪能できる知的なスパイシリーズが好きな人は絶対見逃せません!
CHUCK/チャック(全5シーズン)
『CHUCK/チャック』は、冴えない家電量販店の店員チャックが、ある日突然CIAとNSA(国家安全保障局)の極秘情報が詰まった“インターセクト”を、脳にダウンロードしてしまったことで起こる騒動を描く爆笑スパイドラマ。
いきなり国家機密の守護者にされてしまったチャックは、基本的にオタク。そんな彼が危険なミッションに巻き込まれながらも、持ち前のオタク知識や人間性を駆使してピンチを切り抜けていく展開が最高に笑えて、「コメディ×スパイ」というハイブリッドの傑作です。
彼を守る美人諜報員サラ・ウォーカーとのヤキモキしてしまう恋や、親友モーガンや姉エリーとの関係など、友情や家族の絆もしっかり描かれているところもポイント。
スパイドラマは硬派でシリアスなトーンになりがちですが、他の作品と一線を画す『CHUCK/チャック』は、一味違ったスパイドラマを楽しみたい人にイチオシです!
コバート・アフェア(全5シーズン)
『コバート・アフェア』の主人公は、まだ訓練途中の身でありながら、突然、現場スパイとして国際的な任務に駆り出されたアニー・ウォーカー。
表向きはスミソニアン博物館の展示物調達員、裏の顔はスパイというアニーが、その語学力を活かして世界中を飛び回り、危険なミッションを遂行していきます。
物語が進むにつれ、アニーが訓練生から急に現場スパイに昇格した謎も明らかになり、元CIAの軍情報部特殊部隊員で盲目のオーギーとの友情や恋模様、アニーを支える個性豊かなチームメンバーとの連携も物語を盛り上げるスパイスになっています。
女性が主役のスパイドラマ特有の華やかさとタフさのバランス感が絶妙で、男女を問わず楽しめるシリーズです。
・カー・アクションが好きな人におすすめ!
ナイト・エージェント(シーズン3へ更新)
『ナイト・エージェント』は、ホワイトハウスの地下室で夜間に緊急電話を受けるFBI捜査官のピーター・サザーランドが、ローズという女性から助けを求める電話を受けたことで、国家を揺るがす大きな陰謀に巻き込まれていくスパイ・アクションシリーズ。
捜査官として未熟なピーターが、政府中枢をも揺るがす闇に立ち向かうという、王道ながらも緊張感タップリの展開が見どころ。また、スピーディーなアクションと息もつかせぬサスペンス、そして逃亡を続けながら信頼関係を築いていくピ―ターとローズの関係からも目が離せません。単なる守る/守られる関係にとどまらず、お互いに支え合うパートナーとして関係を育んでいく姿に注目です。
緊迫感にあふれたテンポ良いストーリーテリングで、気づけば『ナイト・エージェント』の世界観に引き込まれてしまうはず。謎が謎を呼ぶ展開に一瞬も目が離せず、終盤の大きなクライマックスになだれ込む怒涛の展開に息を呑み、アッいう間にイッキ見してしまうのではないでしょうか。
・『ナイト・エージェント』を考察した記事をチェックしてみてください♪
バーン・ノティス 元スパイの逆襲(全7シーズン)
『バーン・ノティス 元スパイの逆襲』の主人公は、ある日突然「バーン(解雇)」され、スパイとして身分を剥奪されたCIA工作員マイケル・ウェスティン。理由も分からぬまま故郷マイアミに戻った彼が、仕方なく地元のトラブルを解決しながら、自分を陥れた黒幕を追う……という異色スパイドラマ。
本シリーズの魅力はなんと言っても、マイケルが限られた情報と身近な材料(時にはガラクタ!?)を駆使して、大きな危機を乗り越えていく逆転の発想。スパイグッズを日用品で代用してしまう、天才的な工作術や即興で作戦を立てる能力に唸らされてしまうはず。
元恋人で爆発物マニアのフィオナと親友サムとのやりとりも軽快で、ハードなスパイ活動の中に投入されたユーモアのバランス感が絶妙で、毎話スカッとする展開はかなり中毒性高し!
頭脳派スパイアクションを楽しみたい人にイチオシです♪
ロンドン・スパイ(リミテッドシリーズ)
『ロンドン・スパイ』は、平凡な青年ダニーが、美しい青年アレックスと出会ったことをきっかけに始まる異色スパイドラマ。恋に落ちた二人の幸せも束の間、アレックスが変死体で発見され、彼が国家機密に関わるスパイだったことが明らかに。ダニーは恋人の死の真相を追う中で、国家レベルの陰謀に巻き込まれていきます。
本シリーズの見どころは、ラブストーリーとスパイスリラーが絶妙に融合している点。スパイ物らしからぬ繊細な切り口でサスペンスとヒューマンドラマを軸に進む物語は、どこか詩的で美しく、その世界観に魅了されてしまうでしょう。
愛する人を失ったダニーが素人ながらも諜報機関の闇に踏み込み、真実を追い求める苦悩と葛藤が、静かに、そして丁寧に描かれたスパイドラマの秀作です。
アレックス・ライダー(全3シーズン)
『アレックス・ライダー』は、アンソニー・ホロヴィッツの同名小説シリーズをドラマ化したスパイアクションシリーズ。
平凡な生活を送っていたティーンエイジャーのアレックス・ライダーが、スパイの叔父が任務中に殺されたことをきっかけに英秘密情報機関MI6にスカウトされ、スパイとして才能を開花させていく……というストーリー。
本シリーズの魅力は、若さゆえの無鉄砲さと度胸を武器に、プロ顔負けの活躍を見せるアレックスの成長物語。ハイテクを駆使したスパイガジェットを駆使するアレックスは、まさに“ティーン版ジェームズ・ボンド”。そんな彼が直面する倫理的な葛藤や精神的な成長が丁寧に描かれ、また、叔父の死の真相に迫るミステリー要素も見応えタップリ!
テンポよく進むスリリングな展開が、ティーン向けながら大人も十分に楽しめる完成度に仕上がっていて、若者の視点で本格的なスパイアクションを堪能できる希少なシリーズです。
・激しいガン・アクションが好きな人におすすめの映画!
パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~(全2シーズン)
Amazonドラマ『パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~』は、精神的にギリギリなCIA諜報員ジョン・ダウナーが、イランの核開発を阻止する極秘任務中に信じられないほどの不運とトラブルに巻き込まれていく、かなりクセ強めのオフビート・スパイドラマ。
本シリーズは、その異様なまでの“不運”と“シュールなユーモア”の融合が見どころ。ジョンはスパイとしては超一流なのに、なぜか毎回、予想だにしなかったアクシデントや間抜けな人々の愚行に巻き込まれ、任務がトンでもない方向に転がってしまうのです。
そのオフビートな感覚が秀逸で、こんなスパイドラマを今まで観たことがなかった筆者は、瞬く間にその世界観の虜になってしまいました。
『パトリオット ~特命諜報員 ジョン・タヴナー~』は、従来のスパイドラマとは一味違う、唯一無二の作品を求める人にイチオシです!
キリング・イヴ/Killing Eve(全4シーズン)
『キリング・イヴ/Killing Eve』は、英国情報機関MI6の女性諜報員イヴが、美しくサイコパスな暗殺者ヴィラネルの逮捕に執念を燃やしながらも、次第に二人の間で奇妙な絆が生まれていく……という刺激的な異色スパイドラマ。
本シリーズで見逃せないポイントは、“追う者と追われる者”でありながら、互いに強く惹かれ合うイヴとヴィラネルの歪んだ愛憎劇。女性諜報員と女性スパイの奇妙な関係に焦点を当てた、今までなかったコンセプトが新鮮で、冷徹でサイコパスなヴィラネルの、どこか憎めない魅力にも惹きつけられてしまうのではないでしょうか。
予測不能なストーリー展開に加え、二人の複雑で危うい関係性や緊迫感あふれるスリラー要素、さらにブラックユーモアとスタイリッシュな演出が絶妙に絡み合い、唯一無二のドラマに仕上がっています。
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