Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く』は、シカゴからパリに移住したエミリーの恋やキャリア、友情が描かれる人気ロマンチック・コメディ。そのシーズン5で何が起きるのか、キャストやあらすじの紹介に加え、ネタバレなしの感想とネタバレありの考察でダイブインしていきます♪
◉ネタバレなしで知りたい方へ
前半ではあらすじ・海外評価・筆者の感想を紹介。視聴前の参考にどうぞ。
◉ネタバレありで深掘りしたい方へ
後半では全あらすじと見どころ・考察をたっぷり紹介。視聴済みの方もおさらいに◎
※目次から各セクションにジャンプできます。
『エミリー、パリへ行く』シーズン5の概要
基本情報を押さえておきましょう♪
『エミリー、パリへ行く』シーズン4をおさらい
シーズン4のおさらいなどをまとめた記事(↓)をチェックしてみてください!
『エミリー、パリへ行く』シーズン5のあらすじ(ネタバレなし)
これまでエミリーはパリを拠点に活躍してきたが、シーズン5ではローマとヴェネツィアを舞台に物語が繰り広げられる。
彼女は、広告代理店のローマ支社を立ち上げという大役を任され、新たな土地での仕事と恋愛の両面に挑むこと。ところが、順風満帆に見えたその生活も、ある仕事の企画が思わぬ形で裏目に出てしまい、失恋も伴うキャリアの混乱を招くことになってしまう……。
安定を求めて慣れ親しんだフランスのライフスタイルに立ち返ろうとする中で、大切な関係に影を落とす“重大な秘密”が明らかになり、エミリーはその問題と正面から向き合うことになる──。
・NYを舞台にしたオススメ恋愛コメディドラマ♪
『エミリー、パリへ行く』シーズン5海外での評価&筆者の感想(ネタバレなし)
シーズン5は、これまで以上に仕事・恋愛・自己選択のバランスに焦点を当てたシーズンだと思いました。華やかなファッションやロケーションは健在ですが、単なるロマンティックコメディにとどまらず、キャラクターたちがそれぞれの立場や価値観と向き合う姿が印象的です。
相変わらず、都合が良すぎる展開や偶然のバッタリが多いですが、今シーズンはエミリーの成長が以前よりも明確に感じられて、衝動的だった過去の選択から一歩踏み出そうとする姿勢に好感を持ちました。また、周囲のキャラクターたちも、それぞれが選択と代償を抱える存在として、前よりも丁寧に描かれているように感じました。
全体として、軽快さと現実味のバランスが取れた仕上がりで、「おしゃれで軽く楽しめる」シリーズの魅力を保ちつつ、感情面ではこれまでで最も成熟したシーズンだと言えるのではないでしょうか。
また、個人的に大好きなローマとベネチアの映像がタップリ楽しめたのも大きなプラスポイントでした♪
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『エミリー、パリへ行く』シーズン5の登場人物&キャスト
◉エミリー・クーパー(リリー・コリンズ)
アメリカからパリに移住し、マーケティング会社「Agence Grateau」で働き始める。
◉ガブリエル(リュカ・ブラヴォー)
エミリーのアパートの階下に住んでいるイケメンシェフ。エミリーと複雑な恋愛関係になる。
◉ミンディ・チャン(アシュリー・パーク)
エミリーのルームメイト&親友で、音楽活動に力を入れている。
◉シルヴィー・グルトー(フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー)
〈Agence Grateau〉の社長でエミリーの上司。仕事ではプロに徹するが私生活では波乱を抱えている。
◉アルフィー(ルシアン・ラヴィスカウント)
エミリーの元カレで、シーズン4でもエミリーと複雑な関係になる。
◉リュック(ブリュノ・グエリ)
「Agence Grateau」の社員で、空気が読めない風変りな性格だが、エミリーの良き仲間。
◉ジュリアン(サミュエル・アーノルド)
「Agence Grateau」のチームメンバーで、ド派手なファッションがトレードマーク。
◉マルチェロ(エウジェニオ・フランチェスキーニ)
高級カシミヤ製品を手がける企業の後継者で、エミリーと恋仲になる。
『エミリー、パリへ行く』シーズン5の全あらすじ(ネタバレあり)
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◉仕事と恋が交差するローマ編
◉ローマとの別れ
◉ミンディーとの喧嘩とマルチェロとの再会
◉新ブランドのスタート
◉エミリーの決断
仕事と恋が交差するローマ編
エミリーはローマ支局長に就任し、シルビーは現地に残るため商談成立を急ぐ。新恋人マルチェロとの関係は順調で、ガブリエルは複雑な思いを抱く。エミリーは彼の家族とトリュフ狩りに出かけ、会社社長の母にSNS施策を提案するが却下される。一方シルビーは旧友の王女ジェーンと再会し、城でのパーティー開催を取り付ける。売れ残った香水の活路として、エミリーはマルチェロ家と香水会社の社長アントワーヌを王女の場で引き合わせることにする。
マルチェロの母がアントワーヌを気に入って順調に進み、彼女は工房のあるソリテールで過ごすよう提案し、アントワーヌは部下となったアルフィーを呼び寄せる。一方、資金難の王女ジェーンはシルヴィーの会社でコンサルとして働き始め、エミリーの支社長就任は保留となる。マルチェロの元恋人ルチアや周囲からの忠告に不安を募らせたエミリーは彼と衝突するが、「過去ではなく未来を見ている」と告げられ仲直りする。
ローマとの別れ
ミンディーはFENDIのパーティーでダンス番組への出演が決まるが練習に苦戦し、アルフィーに練習相手になってもらい、二人は距離を縮めキスを交わす。番組ではジャンプに失敗して失格となるが、流れでアルフィーと一夜を共にする。一方エミリーは高級ランジェリーブランドを獲得するが、シルヴィーは恋人監督とのCM撮影が破綻し、キャンペーン失敗を恐れて動揺する。
ムラトーリのイベントが始まるが、シルヴィーは監督した宣伝用短編映画の編集に行き詰まり、完成していないと明かす。エミリーは彼女の映像を密かに確認し、了承なくイベントで上映して映画は大評判に。しかし、監督として紹介されたのはシルヴィーの愛人ジャンカルロで、彼女は彼との関係に区切りをつけ夫の元へ戻る。
実力を認められ支社長に指名されたエミリーだが、SNSの拡散でソリターノが旅行者で大混雑となったことに不満を抱いたマルチェロの母に広報を解雇される。さらに、買収話でマルチェロに利用されていたと知り、彼と破局。最終的にローマ支社は閉鎖され、エミリーたちはパリへ戻る。
ミンディーとの喧嘩とマルチェロとの再会
パリに戻ったエミリーは、シルヴィーからレストランの出資者アントワーヌと対立するガブリエルを説得する役を頼まれるが、彼とは疎遠になっていたため気後れする。店で二人の意見を聞き、解決策を考える時間を求める。
一方ミンディとアルフィーは関係を続けていたがエミリーに打ち明けられず、元恋人ニコラの登場でさらに混乱する。大富豪ヘザートンのイベントでは代役シェフとしてガブリエルが活躍し、ヘザートンに気に入られて世界を巡る仕事を受け、店を去る決断をエミリーに告げる。
一方のミンディ-は、自分で打ち明ける前にエミリーにアルフィーとの関係を知られて喧嘩してしまう。ミンディは家を出るが、その後にお互いに謝って仲直りする。
シルヴィーの講演会で会場に来ていたマルチェロが質問し、ムラトーリを辞めて、ミンディーの元彼ニコラをパートナーに自身のブランドを立ち上げたと明かす。再会したエミリーは動揺するが、プライド・パレードでの仕事を通じて和解し、復縁する。
新ブランドのスタート
マルチェロとニコラは新ブランド構想に著名デザイナーの参加を得て起業を決め、アルフィーは経理、エミリーはマーケティング担当となる。祝杯の席でアルフィーとミンディの微妙な空気をエミリーは目撃する。
記者を集めた発表会でマルチェロが母から商標侵害で訴えられ、デザイナーが離脱。絶望する彼に、実はデザイン画が彼のスケッチだと知ったエミリーは「自分でデザインすべきだ」と背中を押し、マルチェロは新たな一歩を踏み出す。
マルチェロは、かつてエミリーが関わったデザイナーのガトーの後押しで、ベネチアの新人向けファッションウィークに参加することになるが、準備期間はわずか2週間で混乱状態に。姉の辛辣な評価に自信を失い、参加辞退を考えるが、エミリーは「行き詰まったら逆を試せ」と励ます。
一方エミリーはガブリエルと再会し、互いの未来を祝福して別れる。帰宅後の言葉を受け、マルチェロは落ち着いた路線を捨て、鮮烈な色彩のデザインに転換し、再び挑戦を決意する。
エミリーの決断
エミリーとマルチェロ、ミンディとニコラは4人でベネチアのファッションウィークに向かう。会場の浸水という非常事態を逆手に取った演出でショーは大成功し、マルチェロは母に才能を認められる。一方、エミリーはマルチェロが隠していた婚約指輪を発見して、喜びながらも動揺する。
ところが、その指輪はニコラが用意した物で、彼はミンディーにプロポーズして二人は婚約。その勘違いでマルチェロと気まずくなったエミリーは自分の夢はパリでのキャリアだと悟り、マルチェロと別れる。帰国後、倒産の危機にあったアジョンス・グラタトーがジェーンの出資で救われ、エミリーは仕事に戻る。
遠くギリシャにいるガブリエルは、シルヴィーからエミリーがパリに戻ってマルチェロと別れたことを知り、彼女に想いを綴ったカードを送るところで物語が終了する。
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『エミリー、パリへ行く』シーズン5の見どころ・考察(ネタバレあり)

出展元:https://www.netflix.com
◉愛よりも自分を選んだエミリーの決断
◉文化摩擦が最も露わになったローマ編
◉最終章を見据えたクリフハンガー
愛よりも自分を選んだエミリーの決断
シーズン5で描かれた最大の転換点は、エミリーがマルチェロとの関係に終止符を打ち、「安定した愛と場所」をあえて選ばなかった決断でした。イタリアでの生活は、家族経営のブランドに自然に囲まれた環境、結婚を前提とした将来像など、いわゆる“落ち着いた幸福”が用意されていました。ですがエミリーは、それが自分の望む人生ではないことを自覚します。
彼女が優先したのは、パリという都市で築いてきたキャリアと、自分自身の可能性でした。これまでのエミリーは恋愛に感情を揺さぶられ、選択を誤ることも少なくありませんでしたが、本シーズンでは「今の自分に必要なものは何か」を冷静に見極めています。この別れを通して、エミリーは“恋に振り回される主人公”から、自立した一人の女性へと確実に成長したと言えるではないでしょうか。
文化摩擦が最も露わになったローマ編
ローマ編は、本作が一貫して描いてきた「文化摩擦」を、最も明確な形で提示したシーズンではないでしょうか。その象徴が、ムラトーリ家の価値観とエミリーの仕事観の対立です。ムラトーリは、家族経営に土地への愛着、職人技の継承を重んじるヨーロッパ的ブランドで、拡大や大量展開よりも“守ること”に意味を見出しています。
一方のエミリーは、SNSによる拡散にブランドの成長、国境を越えた展開を自然な戦略として捉えています。彼女にとって成功とは影響力を広げ、次のステージへ進むことでした。ローマで起きた衝突は、どちらが正しいかという問題ではなく、価値観そのものが噛み合わないことを浮き彫りにしています。ローマ編は、ヨーロッパ的な伝統とアメリカ的なキャリア思考が真正面からぶつかった、本シリーズの文化対立の集大成のように感じました。
最終章を見据えたクリフハンガー
シーズン5前半ではガブリエルの登場が極端に抑えられていて、彼が突然レストランを辞め、クルーズ船のシェフとして世界を巡る道を選んだことで、エミリーとの関係はついに完結したと思っていました。正直なところ、シーズン4まで続いた、ひっついては離れる二人の恋愛劇にやや疲れを覚えていた筆者…。
とはいえ、ガブリエルが出てこないと少し物足りなさを覚えていたのも事実です。最終的にエミリーとマルチェロが別れ、ガブリエルがエミリーを取り戻すためにギリシャに向かうクリフハンガーで終了しました。
この展開は、やはりエミリーの“運命の相手”がガブリエルであることを強く示唆していると言えるでしょう。シーズン6へ更新されたら、それが最終章になる可能性は高そうな気がします。エミリーとガブリエル、ミンディーとアルフィーといった主要人物がそれぞれ安定した関係にたどり着く、王道のハッピーエンドも十分に考えられそうですね。
ただし重要なのは「誰と結ばれるか」よりも、「どの段階の自分で結ばれるか」です。シーズン5で描かれたエミリーは、もはや恋愛に依存する存在ではありません。その上でガブリエルと再び向き合うなら、それは過去の焼き直しではなく、対等な関係の再構築になるはずです。
シーズン6があるとすれば、恋愛の決着と同時に、エミリー・クーパーという人物の物語に最終的な答えを出す章になるのではないでしょうか。
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『エミリー、パリへ行く』シーズン5のまとめ
『エミリー、パリへ行く』シーズン5は、恋愛に振り回されてきたエミリーが、自立した選択を重ねていく姿が印象的なシーズンに。
ローマ編を通して、文化や価値観の違いが丁寧に描かれていたのもの見応えがありました! ぜひ、Netflixでチェックしてみてくださいね♪
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『エミリー、パリへ行く』シーズン5の視聴方法
『エミリー、パリへ行く』シーズン5を視聴できるのはNetflixだけ! VODの中でもダントツにコンテンツ量が多いNetflix。使ったことがない方も、この機会にぜひ♪
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