Disney+のマーベルドラマ『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Netflixで配信された旧シリーズの続編となる新作。弁護士とスーパーヒーローという二つの顔を持つデアデビルが活躍するシリーズで何が起こるのか、あらすじやキャストなどネタバレあり・なしでダイブイン(考察)していきます!
【本記事の注目点】
・ネタバレを踏みたくない方へ
前半ではネタバレなしのあらすじ&海外評価・筆者の感想を紹介しますので、安心して作品を視聴すべきかどうか判断してみてください。
・ネタバレありで深掘りしたい方へ
後半ではネタバレありの全あらすじ&見どころ・考察で掘り下げ、作品の魅力を余すことなくお届け! すでに視聴済みの方も、おさらいとしてお楽しみください♪
※目次のタイトルをクリックしたら、行きたいセクションへ飛ぶ仕組みです。
※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます
『デアデビル:ボーン・アゲイン』の概要
『デアデビル:ボーン・アゲイン』のあらすじ(ネタバレなし)
『デアデビル:ボーン・アゲイン』の舞台はニューヨーク。盲目だが他の感覚が超人的に鋭いマット・マードックが、親友フォギーとカレンと一緒に行きつけのバーで警官チェリーの退職祝いで集まり、みんなで和気あいあいと楽しんでいた。しかし、かつての敵が現れて信じられないような悲劇が起きてしまう。
それから1年後、マットはデアデビルとして自警活動を止めていた。そんななか、Netflix版でデアデビルが逮捕に追い込んだ宿敵、キングピンことウィルソン・フィスクがニューヨークの市長に立候補し、再び二人の人生が交差することになる。
デアデビルが自警活動を止めたせいでニューヨークの治安が悪化し、おぞましい壁画を残すアーティスト肌の連続殺人鬼が現れ、街を恐怖に陥れていた。
マットは、自警活動に戻らないと誓いを立てたが、その決意が揺らぐことはないのか? また、1年前に起きた悲劇の黒幕を見つけることが出来るのか……!?
『デアデビル:ボーン・アゲイン』海外での評価&筆者の感想(ネタバレなし)
とにかく第1話の冒頭から死ぬほど大ショックな展開でスタートしたため、筆者は何が起きているのか頭が全く追いつかない状態でした。
Netflix版の大ファンの筆者は、その衝撃的な出来事や新しい設定を受け入れるのに時間がかかってしまいましたが、毎週1話ずつの配信のおかげで、徐々に気持ちが盛り上がっていきました。これがNetflixのようにイッキ見だったら、頭も心も追いつかないまま微妙な状態で全話を見終わって、きちんと評価を下せなかったかもしれません。
『デアデビル:ボーン・アゲイン』は“良い子のディズニー”傘下で製作されましたが、「R指定」を謳っているだけあって、Netflix版のファンも満足できるダークな世界観と激しいバイオレンス描写が健在です。
そんな旧シリーズの世界観をしっかり踏襲しているうえ、冒頭で起きた衝撃事件の影響で、マットの心の葛藤や心理が深く掘り下げられ、ヒューマンドラマとしても見応えがありました!
Disney+のマーベルドラマシリーズは全部視聴していますが、『デアデビル:ボーン・アゲイン』はブッチ切りでナンバーワンのお気に入りです♪
『デアデビル:ボーン・アゲイン』をDisney+で視聴しよう!
『デアデビル:ボーン・アゲイン』を配信しているのはDisney+(ディズニープラス)だけ! マーベルの他にはピクサーや『スター・ウォーズ』シリーズの作品、ナショナルジオグラフィックの名作・話題作が月額1,140円から見放題で、いつでも、どこでもで思う存分楽しめます!
さらに、「スターブランド」として大人が楽しめるドラマや映画も充実。ここでしか見られないオリジナル作品が続々と登場しているのでお見逃しなく♪
『デアデビル:ボーン・アゲイン』をDisney+ で視聴する >>
HuluとDisney+のセットプランが誕生しました。海外ドラマや国内の人気作品・話題の映画が、月額1,490円(2025年5月1日より1,690円に変更へ)でお得に見放題! Hulu(月額1,026円税込)とDisney+(スタンダードプラン月額1,140円税込)が、セットで利用するプランなら676円もお得になります♪
『デアデビル:ボーン・アゲイン』の登場人物&キャスト
『デアデビル:ボーン・アゲイン』の全あらすじ(ネタバレあリ)
この投稿をInstagramで見る
・親友の死
・事件から1年後
・ホワイトタイガーの弁護
・無実になったホワイトタイガー
・パニッシャーとの再会
・猟奇的な壁画を描く連続殺人鬼
・デアデビルとミューズの対決
・舞踏会の惨劇
・デアデビルとパニッシャーの共闘
・あのキャラクターが殺害された理由は!?・
親友の死
『デアデビル:ボーン・アゲイン』の舞台はニューヨーク。盲目だが、他の感覚が超人的に鋭いマット・マードックが、親友フォギーとカレンと一緒に行きつけのバーで警官チェリーの退職祝いで集まり、みんなで和気あいあいと楽しんでいた。
フォギーは弁護を担当していたベニーという男から電話を受け、「君のことを売ってしまった」と謝られ、次の瞬間、フィスクの部下だったベンジャミン・ポインデクスター(以下デックス)に狙撃されてしまう。
すぐにデアデビルのスーツに身を包んだマットが狙撃者を見つけて死闘を繰り広げるが、その間にマットはフォギーの心音が弱まっていくのを耳にし、彼が息を引き取ったことを知る。
激しい怒りを抑えきれなかったマットは「人を殺さない」との誓いを破り、屋上からデックスを突き落とす。しかし、強靭な体を持つ彼は死ななかった。
事件から1年後
フォギーの死から1年後。親友の死から立ち直れずにいるマットはデアデビルの自警活動を止め、以前にも増してヘルスキッチンの犯罪率が上昇していた。
デックスは、フォギーを殺した罪で起訴されて11件の罪状で有罪となり、仮釈放なしの終身刑を言い渡される。この裁判で、マットはサンフランシスコに引っ越したカレンと久しぶりに会うが、お互いにフォギーの死を乗り越えておらず、ぎこちない再会となった。
ウィルソン・フィスクはニューヨークの市長選に出馬して当選する。
ホワイトタイガーの弁護
ある夜にヘクター・アラヤという男が、地下鉄で警官2人に襲われていた若者を助けようと割って入り、警官の一人が電車に轢かれてしまう事件が起きた。
マットは、加害者が警官だと知らずに起訴されたヘクターの弁護を引き受けるが、チェリーたちの調査でヘクターはヴィジランテのホワイトタイガーだと判明する。しかし、マットは地下鉄の事件だけにフォーカスするべきだと判事を説得し、彼がホワイトタイガーだという事実は法廷で伏せられることが決定する。
マットは、事務所のパートナーであるクリスティンの紹介で、精神科医のへザー・グレンと交際を開始。ヘザーは、夫婦関係が上手くいっていないフィスクとヴァネッサの夫婦カウンセリングを担当することになる。
無実になったホワイトタイガー
地下鉄の事件でヘクターに助けてもらった若者が証言台に立ったが、傍聴席にいる警官たちの暗黙のプレッシャーに負けて事実を話さなかったため、マットは裁判で不利になってしまう。
そこでマットは判事との取り決めを破り、ヘクターがホワイトタイガーであることを暴露。そして、「彼は正義の味方だ」と訴えたことが功を奏し、無罪を勝ち取る。
ところが、ヴィジランテだとバレたヘクターは、パニッシャーのドクロマーク入りのスーツを着た謎の人物に射殺されてしまう。
パニッシャーとの再会
マットは、ホワイトタイガーが殺された現場で凶器として使われた銃の薬莢を発見し、手触りでパニッシャーのロゴが刻まれていることに気づく。このロゴは、ニューヨーク市警の警官たちが入れているタトゥーと同じだ。
マットはフランク・キャッスルを探し出し、彼が今回の事件に関係ないことを確認し、パニッシャーの模倣犯がいることを伝える。フランクは、デックスの罪を法の裁きに任せたことでマットを責め、「奴の息の根を止めるべきだった」と言う。
猟奇的な壁画を描く連続殺人鬼
ニューヨークでは過激な壁画を残す、ミューズという連続殺人鬼が街を震撼させていた。彼は猟奇的なアーティストで、マットはヘクターの姪アンジェラから、地下鉄Qラインの61番街近辺で人が忽然と消えているとの情報を得る。
フィスクはミューズを捕えるために、汚職まみれの警察官を召集して特別部隊を結成する。
アンジェラは66番街の地下鉄構内をうろついていて、ミューズに捕まってしまう。マットは、アンジェラの母親から娘が帰ってこないから心配していると連絡を受け、最初は警察に通報しようとするが、デアデビルのスーツに身を包んで街へ出る。
ミューズのアジトを見つけたデアデビルは激しい格闘を繰り広げ、アンジェラを救い出す。
デアデビルとミューズの対決
病院に搬送されて一命を取り留めたアンジェラの情報で、ミューズのアジトを捜査した警察は、手掛りから犯人は精神病院を何度も入退院しているバスティアンという青年だと突き止める。
一方、バスティアンはヘザーの患者としてセラピーを受けていて、その日のカウンセリングで自分がミューズだとヘザーに仄めかし、彼女は彼が連続殺人鬼だと気づく。しかし、バスティンに襲われて気絶してしまう。
その頃、マットは再びミューズのアジトを訪れて手掛りを探っていた。すると、同じ女性を描いた絵が何枚もあることに気づき、絵の具の凹凸を触ってモデルがヘザーだと悟る。
へザーの意識が戻ると、バスティアンが彼女の血を抜こうとしていた。そこへデアデビルが窓を突き破って登場し、ミューズと再び激しい格闘に。二人が壮絶な接近戦を繰り広げるなか、銃を手にしたヘザーがバスティアンに発砲して撃ち殺した。
舞踏会の惨劇
ヘザーはフィスクから舞踏会の招待状を受け、参加することに決める。
マットは服役中のデックスから話をしたいと連絡を受け、刑務所へ会いに行く。マットは彼に、「誰に雇われてフォギーを殺した?」と詰め寄るが、彼は刑務所から出してくれたら白状すると交換条件を出す。
その言葉に怒ったマットが、デックスの顔を机に叩きつけて出ていく。怪我をしたため医務室で治療を受けている時に、デックスは身近にある物を武器に看守を襲って脱獄する。
舞踏会に到着したマットは、耳を澄ましてフィスクとヴァネッサの会話を聞いていた。そして、デックスの脱獄を知られた時にヴァネッサの鼓動が速くなったの耳にしたマットは、フォギー殺害をデックスに命じたのはヴァネッサだと悟る。
そこへスナイパーライフルを手にしたデックスが現れ、撃鉄の音を聞きつけたマットはフィスクの前に飛び出し、彼の代わりに銃弾を浴びて倒れる。
デアデビルとパニッシャーの共闘
1年前、ヴァネッサはデックスに保釈の条件として、フォギーの殺人を依頼していた。その理由は、フォギーが担当している訴訟の影響で ヴァネッサの事業について不都合な事実が明るみになる可能性があったからだ。
病院に搬送されて目覚めたマットは、フォギーがフィスクに関する重要な情報を掴んでいたのではないかと推測し、クリスティンはフォギーが「公訴棄却を申し立てる」と言っていたことを思い出す。
フィスクは部下のバックと特別部隊に、マットとデックスを始末するよう命じる。そんななか街中で停電が起こり、その隙を見てマットが病院を抜け出して自宅へ戻るとフランクがいた。そこへ、フィスクが派遣した特別部隊が現れて大激闘に。何とか部隊を倒した二人の元にカレンが登場。彼女は、フランクにマットを助けてほしいと頼んでいたのだ。
あのキャラクターが殺害された理由は!?
マットとカレンは、フォギーが申し立てた公訴棄却の書類を探しに倉庫へ行き、フィスクが港湾計画を進めているレッドフックが、1885年に自由港に認定された書類を見つける。ヴァネッサは美術品を港に保管していて、自由港なら関税はなく押収の心配もない。つまり資金洗浄し放題という訳だ(この部分は、ネタバレ考察でもっと詳しく説明しているのでチェックしてみてください)。
レッドフックが自由港であることが公になれば、ヴァネッサが摘発される可能性がある。その事実を封印するために、彼女はデックスにフォギーの殺害を命じたのだ。
ニューヨークがフィスクの支配下に
フランクは、警察の無線で港に特別部隊が集まっていることを知って一人で乗り込むが、多勢に無勢で捕まってしまう。市警のガロ本部長はフィスクの部下の密告により、裏切者として惨殺されて無残な最期を遂げる。
フィスクは市民に向けた生放送で 「自警団に命を狙われ、妨害工作で街への電力供給がストップした」という話をデッチ上げ、治安回復計画を実施すると宣言。自警活動を違法とし、ニューヨークに戒厳令を敷くと発表する。
ラストは、マットがフォギーとの想い出の場所「ジョージーズ」にチェリーや真っ当な警官らを集め、フィスクに対抗する部隊を結成することが示唆されたシーンで幕を閉じる。
『デアデビル:ボーン・アゲイン』の見どころ・考察(ネタバレあり)
この投稿をInstagramで見る
・あのキャラクターの死に大大大ショック…!
・あのキャラクターが殺害された理由を説明
・マットが直面した法の限界
・マスクが引き出す本性とアイデンティティの境界線
・マットが結成する部隊
・MCUのイースターエッグ
あのキャラクターの死に大大大ショック…!
『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Netflixの旧シリーズをこよなく愛するファンを、悲しみのドン底に突き落とすオープニングで始まってしまいました……。
マットとフォギー、カレンの3人は切っても切れない黄金トリオ。新シリーズではマットだけでなくフォギー&カレンも復帰して、エルデン・ヘンソンとデボラ・アン・ウォールも続投するとのニュースに多くのファンが嬉々としたのではないでしょうか。
それなのに、冒頭10分ぐらいでフォギーが殺されるという、衝撃的な展開に大大大ショック……!
配信前にフォギーとカレンが再登場すると知って、Netflix版に引き続いて3人が仲良く弁護士事務所を運営するのかと勝手に思い込んでいたので、早くもその幻想が打ち砕かれてしまい、なかなか心の整理がつきませんでした(涙)。
しかも、カレンはサンフランシスコに引っ越してしまい登場シーンが少なく、デアデビルがスーツ姿で登場する場面では、まるでスパイダーマンのように宙を飛びながら移動する様子に、筆者は違和感を覚えてしまいました。前よりもスーパーヒーローとしてのパワーが強化された印象で、もっとストリートレベル感が強かった旧シリーズのデアデビル像が好きだったので、その変化に慣れるのに少し時間がかかりました。
とはいえ、Disney+のマーベルドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』にゲスト出演した、チャラい感じのデアデビルの面影はかけらもなかったのは救いでした。その辺のところは、この記事(↓)で説明しているのでチェックしてみてください。
あのキャラクターが殺害された理由を説明
あらすじでも簡単に触れましたが、劇中の字幕だけでは、バネッサがデックスにフォギーの殺害を命じた理由がよく分からなったという人がいるかもしれないので、もう少し掘り下げて説明してみたいと思います。
第1話で、フォギーは窃盗犯のベンジャミン(ベニー)・カファロを弁護していて、バーで何かの前祝いをしていました。そして第9話では、フォギーが弁護した事件にトラック強盗が含まれていたことが明らかになります。
ベニーの事件はレッドフック港で起きて、フォギーは同港が自由港で州や国の法律が適応されないことを発見しました。つまり、その地域ではベニーが起こした事件は罪にならないため、裁判を打ち切る公訴棄却を申請したという訳です。その事実を発見したフォギーは、ベニーの無罪が確定すると分かっていたため、特別なお酒で前祝いをしていたのでしょう。
おそらくフォギーは、バネッサがレッドフックに美術品を保管していていたことを知らなかったはず。第1話では、ベニーがフォギーに「君のことを売ってしまた」と謝る電話をしていました。バネッサは、フォギーがレッドフックで起きた窃盗事件の公訴棄却を申請したことを嗅ぎ付けて危機感を感じ、ベニーを脅してフォギーの発見を吐かせたのではないでしょうか。
フォギーが生きていればレッドフックが自由港だということが明るみになり、バネッサのビジネスに影響が及ぶ可能性があります。そこで、彼女はデックスにフォギー殺害を命じたのです。
マットが直面した法の限界
マットはデアデビルの自警活動をやめ、弁護士として「法の正義」に望みを託そうとしました。彼はマスクを脱ぎ、制度の内側から人を救おうとしましたが、その試みはホワイトタイガーであるヘクターを弁護し、法廷で無罪を勝ち取る形で一度は成功します。
ところが、それは「法律による救い」ではありませんでした。無罪を勝ち取った後にヘクターは報復を受けて殺され、法的な勝利が必ずしも人を守ることに繋がらないという、厳しい現実を突きつけられたのです。
同じくヴィジランテであるマットにとって、ヘクターの弁護はかなりパーソナルな仕事だったはず。この経験を通して、「法律では本当の意味で人を救えないことがある」と痛感したマット。そしてマスクの有無に関係なく、正義をもたらすはずのヴィジランテが、異端として社会から排除される可能性があるという皮肉にも気づかされたのではないでしょうか。
その悟りは、マットにとって自分が“デアデビル”として生きる理由や、自身の存在意義を問い直す契機となったのではないかと思います。
マスクが引き出す本性とアイデンティティの境界線
『デアデビル:ボーン・アゲイン』で中心となるテーマは、劇中でヘザーが投げかけた「マスクは本性を引き出すのか、それともアイデンティティを奪うのか?」という問いにあるのではないでしょうか。
この問いは、マット・マードック=デアデビルと、ヴィランとして登場したバスティアン=ミューズというキャラクターを通じて浮彫りになっていました。
ミューズにとってマスクは芸術への渇望と暴力性を露わにさせ、内なる狂気を解き放つ媒体として機能し、対するマットは、マスクを着けることで“弁護士”という社会的な役割を脱ぎ捨て、怒れる正義の化身として活動することが可能になります。
両キャラクターを比較すると、「マスクは本性を引き出すと同時に、社会的アイデンティティを奪うもの」としても機能し、マスクを身に着ける者により、その人物の内面や動機によってマスクが持つ意味が大きく変わってくるように思いました。
マットが結成する部隊
ラストで、フィスクは自警活動を法律で禁止し、ニューヨークに戒厳令を敷くと発表しました。
マットは、フィスクがニューヨークを自分たちの都市国家にする気だと言っていましたが、レッドフックの開発計画が進めば、バネッサとフィスクの闇ビジネスがさらに拡大していくはず。
それを食い止めるためには、マットとフランク(捕われてるけど)、チェリーや良識ある警官の力だけでは厳しいのではないでしょうか。ということで筆者は、シーズン2でザ・ディフェンダーズが登場すると予想しています。
すでに、Netflixの「ザ・ディフェンダー」サーガからフランクが参戦しているので、ルーク・ケイジとジェシカ・ジョーンズ、アイアンフィストことダニー・ランドがデアデビルに加勢することに期待です!
MCUのイースターエッグ
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に属する『デアデビル:ボーン・アゲイン』では、MCUのイースターエッグがいくつかあったので紹介したいと思います。
劇中では上下ジャージ姿のルカという、五大ファミリーのボスの一人が登場します。MCUドラマ『ホークアイ』ではメンバーが全員ジャージを着たジャージ・マフィアが、フィスクの傘下に入ったとの説明がありました。
『デアデビル:ボーン・アゲイン』で、ルカがジャージ・マフィアと関係があるのか明言はされませんでしたが、彼は毎回ユニフォームのようにジャージ姿で現れ、五大ファミリーの会合でボスの一人が、ルカとジャージ・マフィアの関係を示唆する発言をしていました。
また、『ホークアイ』で主人公ケイト・ビショップの母親、エレノアの婚約者として登場した実業家ジャック・デュケインもカムバック。フィスクがジャックに、レッドフックの港湾開発プロジェクトに出資させるために、ジャックがヴィジランテのソーズマンとして自警活動をしていることを知っていると脅していました。
そして、一番際立っていたMCUの他シリーズとの繋がりは、『ミズ・マーベル』です。第5話ではマットが銀行へ融資の相談に行き、その件を担当するためにメガネの男性ユセフ・カーンが登場。彼は、『ミズ・マーベル』の主人公カマラの父親で、第5話では何度もユセフが娘の名前を口にしていました。
また、銀行強盗という危機的状況を一緒に切り抜けたマットとユセフはお互いを信頼し合う関係になり、ユセフがマットを夕食に招待する展開に。今後、何らかの形でデアデビルとミズ・マーベルの世界がクロススオーバーすることが期待できそうです。
劇中で散りばめられたMCUのイースターエッグやキャラクターについて理解していなくても、『デアデビル:ボーン・アゲイン』を楽しむ妨げにはなりませんが、やはり知っていた方が、さらに作品を堪能できるのではないでしょうか。
『デアデビル:ボーン・アゲイン』のまとめ
Netflixの旧シリーズが大好きな筆者は、フォギーの死や新しい設定を受け入れるのに少し時間がかかりましたが、『デアデビル:ボーン・アゲイン』は、Netflix版のファンも納得する素晴らしい作品に仕上がっていると思います。
最高にクールなファイトシーンや激しいアクションだけでなく、親友を亡くしたマットの心の葛藤やヴィジランテと弁護士の任務の狭間で揺れる想いなど、心理描写もディープに掘り下げられて見応えタップリでした!
シーズン2でデアデビルとキングピンの闘いがどう展開されるのか、今から待ち切れません♪

