スポ根青春映画『ベスト・キッド』シリーズから誕生したスピンオフドラマ『コブラ会』の最終章となるシーズン6Part3が配信されて、ついに幕を下ろしました(涙)そこで、この機会に、『コブラ会』にまつわる「驚きの真実9つ」を紹介してみたいと思います♪
『コブラ会』ってどんなドラマシリーズ?
『コブラ会』は、スポ根青春映画『ベスト・キッド』シリーズの約30年後を舞台に、ジョニー・ロレンスとダニエル・ラルーソが再会し、今度は自分たちの弟子を戦わせて対立していく展開に。しかし、最終的にダニエルとジョニーは、ミヤギ道と空手の精神を通じて団結していくことになります。それでは、『コブラ会』にまつわる「驚きの真実9つ」を紹介していきます!
『コブラ会』にまつわる「驚きの真実9つ」
もともとYouTubeの番組だった
海外ドラマ『コブラ会』は、Netflixで配信されて世界的な大ヒットとなりましたが、シーズン1&2はYouTube Premiumのオリジナルドラマシリーズとして製作・配信され、その後にNetflixへ移ってシーズン3が製作されました。共同クリエイターのジョン・ハーウィッツによると、YouTubeに番組を売り込んだ時に脚本は存在していませんでしたが、アイデアをピッチしたところ「シーズンを作ってくれ」と、すぐに依頼されたのだとか。シーズン1&2もYouTube Premiumで人気を博していましたが、Netflixとはプラットフォームの規模が違うため、今もYouTubeだったら、ここまで世界的なポップカルチャー現象は巻き起こらず、シーズン6まで製作されることはなかったかもしれません。
ちなみにジョニー役のウィリアム・ザブカは、共同クリエイターのジョシュ・ヒールドが脚本・製作を務めた映画『オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式』(←タイトル・笑)に出演していて、そんな繋がりもあって、トントン拍子に『コブラ会』の話が進んだ可能性もありそうです。
『フラーハウス』がインスピレーションの源
『コブラ会』のアイデアをYouTubeに持ち込んだ共同クリエイター3人組は、ファミリーシットコムの金字塔『フルハウス』の続編リブートとなる『フラーハウス』の看板が、2016年に街中に立ち始めた時にインスピレーションを受けたのだとか。彼らは、「古い物がまた新しくなる」と確信し、『ベスト・キッド』の世界を復活させるアイデアに取り組み始めたそうです。
ラルフ・マッチオは、以前に何度もダニエル役の再演を断っていた
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『コブラ会』に出演する前、ラルフ・マッチオは何度もダニエル役の再演をオファーされていたものの、30年近くも断り続けたのだとか。どの筋書きも、ダニエルがミヤギ氏から授かった教えを、自分の子どもに受け渡すというアイデアで、ありがちで新鮮味に欠けていたからだと語っています。
しかし、『コブラ会』のクリエイター3人組がラルフに、ダニエルではなくジョニーの目を通して、『ベスト・キッド』シリーズの世界を描くというアイデアを持ち込み、価値を感じたから出演を承諾したそうです。
確かに、ハリウッドはリブートやリメイク作品で溢れ返っているため、大きな変化球や斜め上からの切り口がないと、単なる二番煎じに終わってしましますからね。『コブラ会』の世界的大ヒットは、ラルフの選択が正しかったことを証明していると言えるでしょう。
ウィリアム・ザブカは復帰に懐疑的だった
ラルフ・マッチオに対し、ジョニー役のウィリアム・ザブカは、『コブラ会』への出演に躊躇したのだそう。映画シリーズ2作で、ファンから嫌われ役のジョニーを演じた彼は、その役への復帰が楽しい体験になるとは思えなかったようです。以前にウィリアムは、「ある意味、少し辛かったですね。彼にとってはパンドラの箱で、彼を噛んだ蛇ですから」と語っていました。
しかし、ウィリアムの心配をよそに、『コブラ会』でジョニーはイメージが一新され、ファンに愛されるキャラクターになりました。
ラルフ・マッチオが、『ベスト・キッド』に登場したオリジナルのフォード デラックスを所有

出展:https://www.cracked.com
1989年公開の映画『ベスト・キッド3/最後の挑戦』を製作したコロンピア・ピクチャーズは、ミヤギ氏がダニエルに贈ったクラシックカーのフォードデラックスを、ダニエル役のラルフ・マッチオにプレゼント。そしてラルフは、『コブラ会』にダニエル役で復帰することになった際、この車を絶対ドラマシリーズに登場させようと思ったのだとか。
約20年間放置されていた車の埃を払い、新しいエンジンを取り付けて新品のようにしたとのこと。『コブラ会』では、ダニエルがミヤギ道の生徒たちに訓練の一環として、手をクルクル回しながら車を掃除させるシーンにフォードデラックスが登場。シーズン6では、この車に乗ったダニエルとジョニーがドライブを楽しむシーンもありました。ミヤギ役を演じた故ノリユキ・“パット”・モリタさんは、『ベスト・キッド』シリーズの世界が拡大していく様子を、天国で喜んでいるのではないでしょうか。
エリザベス・シューが出演OKする前に登場が決まっていた
映画シリーズの第1作『ベスト・キッド』では、ダニエルの恋のお相手としてアリ・ミルズ役でエリザベス・シューが出演し、ジョニーとちょっとした奪い合いとなりました。アリのハートを射止められなかったジョニーは、その想いを大人になってからも引きずっていたようで、シーズン2のラストでアリをFacebookで見つけ、フレンド・リクエストを送るクリフハンガーで終了しました。
当然ながら視聴者は、シーズン3にアリが登場すると予想したと思いますが、なんとそのシーンを撮影した時点で、エリザベスは出演をOKしていなかったのだとか(笑)。かなり強引にストーリーを展開させてしまった訳ですが、製作チームはエリザベスが出演を拒否った場合に備えて、しっかりバックアップランを用意していました。
その内容ですが、ジョニーはアリとオンラインでチャットしてトキメキが復活したと思いきや、実は嫉妬深いアリの元夫が彼女になりすましていて、キャットフィッシュされていたことに気づく……という展開に! さすが『コブラ会』、どんな筋書きでも笑わせてくれます。こっちのパターンも観たかったな(笑)
ホーク役俳優はオーディションの準備が10分だった!
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ホークことイーライ役を演じるジェイコブ・バートランドは、どういうわけか他の脚本を手に『コブラ会』のオーディションに行くというヘマをやらかしてしまい、自分の番が来るまでに、脚本を見る時間が10分ほどしかなかったのだとか。きっと、超冷や汗ものだったでしょうね(笑)
しかし、ジェイコブは空手の経験が4年あったことが功を奏し、オーディションの3時間後には出演が決まったというから、やはりスキルって持っておくべきですね。
ロビー役俳優の母親は空手の黒帯
ロビー役を演じるタナー・ブキャナンの母親は、空手の黒帯の持ち主なのだとか。タナーによると、母親は『ベスト・キッド』シリーズの大ファンで、映画の面白さを教えてくれたのだそう。オーディションの後、タナーが『ベスト・キッド2』を観賞している時にラルフ・マッチオから電話があり、役を獲得したことを知らされたそうです。タナーの母親も、自分が夢中になった映画のスピンオフドラマに息子が出演することになって、さぞかし嬉しかったのではないでしょうか。
ミヤギ・バースが拡大中!
『コブラ会』はシーズン6をもって有終の美を飾りましたが、ミヤギ・バースは今後も拡大を続けていくようです。現在、『コブラ会』のスピンオフが進行している模様で、どんな設定で誰が主役になるのかといった詳細は明かされていませんが、企画が動いていることは確かなようです。
また、オリジナルの『ベスト・キッド』シリーズと『コブラ会』、ジャッキー・チェンが主演した2010年のリブート版映画を融合させた『Karate Kid: Legends(原題)』が、2025年夏に日本公開が決定しました。こちらには、ダニエル役のラルフ・マッチオとジャッキー・チェンが主演します。
Netflixで、『コブラ会』の続きが観られないと思うと寂しいですが、ミヤギバースが拡大していくようなので、新作の登場を楽しみに待ちたいと思います♪
参照元:CRACKED , Mental Floss

