スポ根青春映画『ベスト・キッド』シリーズから誕生したスピンオフドラマ『コブラ会』の最終章となるシーズン6パート3が配信されて、ついに幕を下ろしました(涙)。パート3では何が起こるのか、パート1&2のおさらいを交えながら、ネタバレあり・なしでダイブイン(考察)していきます♪
コブラ会』シーズン6パート3の概要
『コブラ会』シーズン6パート1&2をおさらい
Netflixの海外ドラマ『コブラ会』は、スポ根青春映画『ベスト・キッド』シリーズの約30年後を舞台に、ジョニー・ロレンスとダニエル・ラルーソが再会し、今度は自分たちの弟子を戦わせて対立していく展開に。しかし、最終的にダニエルとジョニーは、ミヤギ道と空手の精神を通じて団結していくことになります。
パート1
シーズン6パート1は、コブラ会からイーグルファングに名前を変えたジョニーが道場の場所を失い、ミヤギ道と道場をシェアすることに。最終的に2つの道場を融合させることになり、ミヤギ道のロゴも新しいデザインになる。しかし、ことごとくダニエルとジョニーの意見が衝突してしまい、順風満帆とはいかない。対して、かつてライバル関係にあったロビーとミゲルが親しくなり始め、2人の彼女であるサムとトリも和解して仲良くなっていく。
一方でクリースは、最初に空手を学んだ韓国の道場で師匠の孫キムと組んで、世界大会の進出を目指す。ミヤギ道も世界大会に向けて訓練を重ねるなか、ダニエルはミヤギ氏の道場に隠されていた箱に、ミヤギ氏が関わったと思われる事件について書かれた新聞の切り抜きを見つけ、手がかりを追った結果、師匠の秘密を知ってしまう。
世界大会はバルセロナで開催されることが明らかになり、一つの道場から出場できるのは6人のみ。バトルロイヤル・スタイルでテストを勝ち抜いたミゲルとロビー、サムとトリ、デヴォン、ディミトリが選ばれる。しかし。トリの母親が急死する悲劇が起こり、気持ちがダークになっていった彼女はクリースにコブラ会に復帰するよう説得され、その誘いに乗ってしまう。チーム・キャプテンは、対戦でミゲルを負かしたロビーが選ばれる。
世界大会の会場に到着したミヤギ道のメンバーたちは、トリがコブラ会の選手として出場すると知り、大きなショックを受ける。
パート2
ロビーはコブラ会から抜けるようトリを説得するが、彼女から距離を置きたいと告げられる。トリのことで動揺しているロビーは試合で本領を発揮できず、第1回戦でコブラ会の最強選手クァンに負けてしまう。
世界大会ではミヤギ道とコブラ会、香港のアイアン・ドラゴンが激しく火花を散らし、ウルフ先生が率いるアイアン・ドラゴンはアクセルとザラという選手が手強く、2回戦でミヤギ道はコテンパンにやられるハメに。
ダニエルは、ミヤギ氏を知っているという人物から手紙を受け取り、答えを得るために指定された場所へ会いに行く。しかし、それは罠で、コブラ会のタトゥーを入れた男に襲われ、檻の中に閉じ込められてしまう。
なんとか脱出したダニエルが戻ると、ミゲルの母親カルメンが流産しそうになり、ミゲルとジョニーは急遽アメリカに戻ることに。カルメンと赤ちゃんの無事を確認した2人はバルセロナにトンボ帰りし、ダニエルは、自分を誘拐したのはウルフで、彼がテリー・シルバーの命令で動いていることを知る。
世界大会の3ヶ月前、シルバーは逮捕を逃れるためにバンコクに潜伏している時に、ファイトクラブで戦っているウルフと知り合う。起訴を取り下げられたシルバーは、ウルフの借金を肩代わりする代わりにアイアン・ドラゴンを率い、コブラ会を潰すよう指示していたのだ。
準決勝で、ミヤギ道はコブラ会を破って決勝戦に進むことになるが、ダニエルはシルバーから渡された世界大会の過去の記録で、ミヤギ氏が試合で対戦相手を死に至らしめたことを知り、激しく動揺する。
コブラ会は決勝への道を絶たれたかに思われたが、ロシアのチームがドラッグテストで不合格となり、コブラ会が繰り上げで出場権利を手にする。決勝戦でロビーとアイアン・ドラゴンのアクセルが対決した際、場外に押し出されたロビーをクァンが受け止めた時にクァンがロビーのあばらを攻撃し、それを見たミヤギ道のメンバーが激怒。それと同時に、資格を失ったロシアチームの先生が会場に怒鳴り込んで司会者をぶん殴り、それが引き金になって会場中が大乱闘に!
その時にクリースが携帯していたナイフが床に落ち、それを見つけたクァンがナイフを手にアクセルに襲い掛かるが、逆にキックを食らって倒れ、ナイフが自分に刺さってクァンが死ぬというショッキングなラストで幕を閉じた。
『コブラ会』シーズン6パート3のあらすじ(ネタバレなし)
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大乱闘中に起きたクァンの死により、世界大会は中止となる。しかし、コブラ会を潰す執念に燃えるテリー・シルバーが世界大会の主催者メンバーに働きかけ、先生全員が大会の再開に同意することを条件にOKが出る。
ダニエルは再開に反対だったが、シルバーに会場も審判もダニエルが決めていいと言われ、生徒も再チャレンジを望んでいることを知り、最終的に同意。世界大会がバレーで再開することが決定する。
世界大会に向けて訓練を再開したサムやミゲルたちは、高校卒業後の進路決定も悩む。いよいよ再開となった世界大会では壮絶な闘いが繰り広げられ、勝者を決めるためにトンでもない展開に! 果たしてダニエルとジョニーたちは、世界大会で栄光を手に出来るのか……!?
『コブラ会』シーズン6パート3の海外の評価&感想(ネタバレなし)
シーズン6パートでは、予想通り世界大会が再開して相変わらずツッコミどころ満載なのですが、そこが『コブラ会』の魅力の一つ。あえて、視聴者にツッコミどころを与えまくっている製作チームの余裕がいいなあ~と、毎シーズンごとに思う筆者。ファイナルシーズンを飾る最終パートも期待を裏切らない展開で、映画シリーズにオマージュを捧げながら、最大のエンターテインメント精神をもって、全キャラクターの物語を綺麗に心地よく満足する形で終わらせくれました♪
これほど、ツッコミどころ満載だけど愛すべき番組ってそうそう現れないので、Netflixで『コブラ会』の続きがもう観られないのかと思うと本当に寂しいです……(涙)。
『コブラ会』シーズン6パート3のキャスト
『コブラ会』シーズン6パート3の全あらすじ(ネタバレあり)
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大乱闘中に起きたクァンの死により、世界大会は中止となる。しかし、コブラ会を潰す執念に燃えるテリー・シルバーは世界大会の主催者メンバーに働きかけ、先生全員が大会の再開に同意することを条件にOKが出る。
ダニエルは再開に反対だったが、シルバーに会場も審判もダニエルが決めていいと言われ、生徒も再チャレンジを望んでいることを知り、最終的に同意。世界大会がバレーで再開することが決定する。
世界大会に向けて訓練を再開したサムやミゲルたちは、高校卒業後の進路決定にも悩む。サムはUCLA進学の予定だが気が進まず、ミゲルもスタンフォードに進学できるのかどうか不安で、成績が足りないロビーは進路指導の先生に専門学校へ行くことを進められる。
ジョニーはカルメンのためにプロポーズの準備を進めていたが、いざという時にカルメンが産気づき、出産前に病室でプロポーズ。ロビーやミゲル、ダニエルたちに見守られるなか、その場で結婚の誓いを立て、カルメンは無事に元気な女の子を出産した。
トリは世界大会に復帰するつもりはなかったが、クリースに真摯に謝られて心が動く。さらにクリースは、30年前にバレー大会で敗退したジョニーを負け犬呼ばわりしたことを謝る。
こうして、過去にダニエルとジョニーが宿命の闘いを繰り広げたバレーで世界大会が再開し、ロビーはアクセルと対決することに。しかし、アクセルの卑怯な攻め方により、ロビーは脚を骨折して棄権せざるを得なくなってしまう。
そして、決勝で友達のトリと対戦することに躊躇したサムも棄権するとダニエルに伝え、娘の意志をサポートするために彼も大会から身を引くことに。ダニエルと話合ったジョニーは、コブラ会の先生としてミゲルとトリを決勝に送り出すことにする。
ジョニーは、コブラ会の最初の道場だった場所でミゲルとトリを訓練し、トリはザラを破って女子部門で優勝。ミゲルもアクセルを破るが、チーム全体の得点が同点だったため、なんと道場の先生同士が対戦して決着をつけるという、トンでもない展開に!
どう見てもジョニーとウルフの年齢差は20歳以上あり、ジョニーの勝算の見込みは圧倒的に低い。しかし、子どもが誕生したばかりのジョニーが勢いに乗り、勝つ可能はゼロではない。そう思ったシルバーは、部下にカルメンと赤ちゃんに近づくよう指示する。その話をしていると、密かにクルーザーに乗船していたクリースが現れ、シルバーと言い合いに。取っ組み合いが始まり、近くに置いてあったガソリンタンクがひっくり返り、クリースはシルバーの息の根を止めるために火が付いた葉巻を放り投げ、クルーザーが大爆発を起こす。
ジョニーはダニエルを先生に迎え、決戦に向けて猛特訓に励む。試合ではジョニーが追い込まれて諦めそうになるが、ダニエルにコブラ会のモットーとミヤギ道の教えで喝を入れられ、奇跡的に戦局が逆転! なんとウルフを打ち負かし、世界大会でコブラ会が栄光を手にする。
世界大会で優勝したことで、コブラ会は入門を希望する子どもたちで溢れ返る状態に。ダニエルは、ミヤギ氏から形見の真珠のネックレスを預かっていた母親から、ミヤギ氏が関わっていたと思われる事件の真相を知り、師匠に罪がなかったことを知って安心する。
ミゲルはスタンフォードへ進学が決定し、サムは志望していた沖縄の大学に入学が決まり、ミゲルと一緒に夏休みを沖縄で過ごすことに。ロビーとトリはスポーツ選手として企業からスポンサーが付き、新たな道が開ける。ラストは、レストランで食事中、ダニエルが飛んでいるハエを箸で捕まえようとしていると、ジョニーが手でバシっと叩いて潰してしまうシーンで終了する。
『コブラ会』シーズン6パート3の見どころ・考察(ネタバレあり)
コブラ会で始まりコブラ会で終わる展開が最高!
ジョニーの道場はミヤギ道と合体しますが、決勝では様々なドラマを経てコブラ会として弟子を出場させることになり、ウルフとの対決でも勝利し、コブラ会で始まりコブラ会で終わる展開が最高でした! なんといっても、番組のタイトルが『コブラ会』ですからね。世界大会にミヤギ道として参加していたのに、コロっと別の道場に変われるのか?というツッコミはさておき、シーズン1で人生のドン底にいたジョニーがコブラ会を復活させ、ダニエルとの再会を経て人間的に大きく成長し、勝利を手にする姿はジ~ンときました。やっぱり、スポ根ものはこうでなくっちゃね。
また、最終話のエンディングで、映画のフラッシュバックシーンとともに、ダニエルが箸でハエを捕まえようとするシーンも、オリジナル版へのオマージュを感じられて良かったと思います。ただ、ミヤギ氏をAIで蘇らせて、ダニエルと一緒に戦うシーンはなくてもよかったかなという気もしました。
ウルフとの対決
ミゲルとトリがアイアン・ドラゴンのアクセルとザラを負かしたのに、チームの得点が同点で引き分けになった時、筆者は瞬時に「これ絶対、先生同士の対決になる!」と思ったのですが、ドンピシャで予感的中(笑)。
どう見てもジョニーとウルフの年齢差は20歳以上あるうえ、体格もウルフの方が断然たくましく、こんなアンフェアな闘いを許す世界大会ってどうよ~!と、またツッコミを入れたくなりましたが、それが『コブラ会』の魅力です(笑)。
気になったのでちょっと調べてみたら、ジョニー役のウィリアム・ザブカは現在59歳。対するウルフ役のルイス・タンは38歳なので、その年齢差は22歳!しかもルイスはマーシャルアーツの達人で、マーシャルアーツ・アクション映画『モータルコンバット』シリーズの主役ですからね。
そんなルイス演じるウルフをジョニーがブチのめしたシーンは、『ロッキー』シリーズの勝利シーンに匹敵する盛り上がりで、本当に見応えがありました。めちゃくちゃ年上のオジサンにコテンパンにやられてしまったウルフ……、プライド高そうだし、エゴをズダボロされてに再起不能にならないとよいのですが……。
ドラマ史上最大のおじいちゃん対決
ジョニーは、映画シリーズに引き続いてクリースと複雑な関係にありましたが、パート3ではクリースがジョニーに謝って和解するという感動的な展開に。しかも、ジョニーの妻子に近づこうとしていたシルバーを阻止するべく大格闘となり、まさにドラマ史上最大とも言えるおじいちゃん対決を繰り広げました。
クルーザーが大爆発したため、クリースとシルバーは帰らぬ人になったと思われますが、本当にクリースは死んだのか……!?という疑問が残ります。シルバーは末期がんを患っているため余命が短かいにしても、しぶといクリースのこと、現在企画が進行しているというスピンオフに、「実は生きてた!」とヒョッコリ現れたりして(笑)。
筆者の筋書きでは、爆風で海に投げ出されたクリースが数キロ泳いで岸に辿り着き、生還するというもの。ツッコミどころ満載の『コブラ会』に、ピッタリな展開ではないでしょうか(笑)
『コブラ会』シーズン6パート3のまとめ
最終シーズンのラストを飾るPart3は、映画シリーズから続いていた物語やキャラクターの関係性を綺麗に回収したうえ、たっぷり感動も投入して完結し、ハッピーエンドの大円団だったのではないでしょうか。最後は、筆者がお気に入りのスティングレイも登場してくれたし(笑)、主要キャラクターがハッピーエンドを迎えて大満足でした♪ もう、Netflixで『コブラ会』の新シーズンが観られないと思うと本当に寂しいです(涙)。
ツッコミどころが満載だけど、笑いと感動をタップリ与えてくれる愛すべき海外ドラマ『コブラ会』を、ぜひNetflixで視聴してみてくださいね💛
『コブラ会』にまつわる「驚きの真実9つ」(↓)もチェックしてみてください♪