Amazonドラマ『スティール』は、“世紀の強奪事件”と、その渦中に巻き込まれるごく普通の会社員ザラを描く、現代的でハイテンションなスリラー。本作で何が起こるのか、キャストやあらすじの紹介に加え、ネタバレなしの感想とネタバレありの考察でダイブインしていきます♪
◉ネタバレなしで知りたい方へ
前半ではあらすじ・海外評価・筆者の感想を紹介。視聴前の参考にどうぞ。
◉ネタバレありで深掘りしたい方へ
後半では全あらすじと見どころ・考察をたっぷり紹介。視聴済みの方もおさらいに◎
※目次から各セクションにジャンプできます。
『スティール』の概要
基本情報を押さえておきましょう♪
『スティール』のあらすじ(ネタバレなし)
『スティール』は、“世紀の強奪事件”と、その渦中に巻き込まれるごく普通の会社員ザラを描く、現代的でハイテンションなスリラー。
年金基金を運用する投資会社ロックミル・キャピタルでの、いつも通りの勤務日。そこへ凶暴な強盗団が乱入し、ザラと親友ルークは、彼らの要求を実行するよう強要される。しかし、なぜ誰かが一般市民の年金、数十億ポンドもの金を盗むのか? その目的とは何なのか…?
この事件の真相を追うのが主任警部のリース。しかし彼自身、ギャンブル依存症から脱したばかりで、捜査と同時に自身の金銭問題とも向き合わなければならない。さらに事件の裏では秘密の思惑や利害が複雑に交錯し、この大規模犯罪は想像以上に深く広がっていく──。
『スティール』海外での評価&筆者の感想(ネタバレなし)
本作は、ありふれたオフィスの日常が一瞬にして緊張の連続へと変わる、スリリングで見応えのある作品です。主人公ザラは、ロンドンの金融会社で平凡な毎日を送っていたごく普通の社員ですが、武装した集団の強盗に巻き込まれ、予想を超える危機に直面します。
物語は単なる強盗物で終わらず、陰謀や裏切り、そして金融システムの脆弱さという現代的なテーマまで掘り下げられていて、ノンストップの緊張感でスリル満点!
また、事件の真相を追う刑事がギャンブル依存症の問題を抱えていたり、ザラと母親の複雑な関係などもドラマを豊かにしていて奥深い人間ドラマとしても楽しめます。
全6話のコンパクトな構成で、始まりから終わりまでイッキ見したくなる完成度の高さが魅力で、スリラーや陰謀物が好きな人にイチオシしたいシリーズです。
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『スティール』の登場人物&キャスト
◉ザラ(ソフィー・ターナー)
年金基金投資会社「ロックミル・キャピタル」で平凡な日常を送っていたオフィスワーカー。強盗事件に巻き込まれ、仲間とともに犯人の要求に応じざるを得なくなる。
◉ルーク(アーチー・マデクウェ)
ザラの親友で同僚。強盗事件でザラとともに行動を強いられ、状況に対する判断と忠誠心が試される。
◉リス捜査官(ジェイコブ・フォーチュン=ロイド)
事件を捜査する主任捜査官。膨大な年金資金強奪事件の真相を追うが、ギャンブル依存の再発という個人的な問題にも直面しながら捜査を続ける。
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『スティール』の全あらすじ(ネタバレあり)
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◉称賛の裏で動き出す真実
◉捜査は国家の闇へ
◉真の黒幕が明らかに
称賛の裏で動き出す真実
ロンドンの投資会社ロックミル・キャピタルで働くザラは、新人インターンを案内する最中、武装集団による襲撃に巻き込まれる。犯人たちは社員を人質に取り、取引処理チームに総額40億ドル超の不正取引を強要。最終承認者としてザラと親友ルーカスは署名と銀行への説得を迫られ、極限状態の中で冷静に対応して送金を成立させる。
抵抗した社員は容赦なく暴行され、犯人たちは金の着金を確認すると逃走。事件後、ザラは捜査官リスから称賛を受けるが、トイレで他の社員が「内部の犯行」の噂を耳にして不敵な笑みを浮かべる。
強盗事件の翌日、ザラは暗号資産口座に500万ポンドが振り込まれているのを確認し、即座にコールドウォレットへ移して隠す。やはり彼女は事件に関与していた。一方、捜査は難航し、犯人たちは高度な知識を持つ元特殊部隊級の集団と見られる。
ザラは共犯者のルークに金の移動を促すが、動揺した彼は自首を考え始める。捜査陣も内部犯行を疑い、ルークに疑惑の目を向ける中、犯人たちは口封じのために彼を襲撃。混乱の末、ルークは連れ去られ、ザラは遠くからその一部始終を見届ける。現場には証拠となり得る、犯人の指紋付きの薬瓶が落ちていて、ザラはそれを回収する。
捜査は国家の闇へ
そこへリス刑事が現れ、ザラは現場にいた理由を誤魔化すが、リルは疑念を強める。一方、彼自身も賭博絡みの借金を抱え、上層部から捜査から手を引くよう圧力を受けていた。回想シーンで、ロックミル上層部への不満と昇進拒否が、ザラを犯行に傾けた経緯が明かされる。
捜査では資金が防衛関連企業名義の口座に流れたことが判明し、MI5の関与も浮上。ザラは血の付いた薬瓶を武器に犯人側へ揺さぶりをかけるが、逆に追われる身となる。自宅にも魔の手が迫る中、彼女はMI5が自分を狙っている事実を知り、事態は国家レベルの陰謀へと拡大していく。
ザラはリスに強盗に加担した事実を認め、二人は共通の敵を倒すため裏で協力することを決める。標的は内部犯行の可能性が高い投資委員会で、ザラは社内に潜り込んで極秘資料を入手。資金移動の裏に数字操作があったことを突き止め、黒幕候補をケイトと推測する。一方、盗まれた金は防衛企業名義口座から瞬時に消え、MI5の影が色濃くなる。
借金に追い詰められたリスはザラの金にも目を向け始め、関係に亀裂が走る。そんな中、ザラはMI5に拉致されてしまう。
真の黒幕が明らかに
ルークは犯人グループのメンバー、モーガンに接触し、もらった500万ポンドを餌に取引を持ちかける。一方ザラはMI5に拘束され、情報提供と引き換えに新しい身分を得て国外へ逃がすと提案される。捜査の中で、内部協力者はケイトではなくマイロだったと判明し、事件にはさらに上の黒幕がいる可能性が浮上。
ザラは、自分が最初から“身代わり”として選ばれていた事実を知り、MI5との取引で逃亡準備を進めるが、母との確執やリスとの決裂が重なり、状況は悪化。すべてを清算しようとしたマイロを訪れたザラとルークのもとにモーガンが登場。マイロが殺され、3人はロックミル・キャピタルへ向かう。
そこへモーガンの仲間が現れて銃撃戦が勃発。裏切りと混乱の中、ザラは単独でモーガンを制圧し、事件は終息する。MI5主導で真相は操作され、犯行はマイロの単独犯と発表されるが、真の黒幕は財務捜査官ヨシダだった。彼は金融システムの腐敗を暴くため事件を仕組んでいたのだ。ザラとリスは彼の思想を拒否し、提案された1000万ポンドを拒否。
ザラは、ヨシダがマイロに払った2000万ポンドを密かに入手していたことをリスに明かし、二人が新しい人生へ踏み出すところで幕を閉じる。
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『スティール』の見どころ・考察(ネタバレあり)


出展元:https://press.amazonmgmstudios.com
◉真の悪者は誰なのか?
◉ザラは被害者か?それとも加害者か!?
◉理想が越えた一線
真の悪者は誰なのか?
本作の大きな特徴は、「真の悪者は誰なのか?」という疑問が、物語の進行とともに塗り替えられていく多層構造にあります。序盤で描かれるのは、銃で社員を制圧する武装強盗団という分かりやすい“表の悪”です。ですが物語が進むにつれ、事件を成立させたのは社内の内部協力者であり、巨額の利益を独占する投資委員会という“裏の悪”だったことが明らかになります。
さらに捜査が国家レベルに及ぶと、MI5による情報操作やスケープゴートの存在が浮上し、真実よりも「都合のいい結末」を優先する“見えない悪”が姿を現します。そして最終的に辿り着くのが、金融システムの腐敗を暴くために事件を仕組んだヨシダという存在です。彼の行動は思想的には理解できる部分もありますが、暴力と犠牲を伴う点で「正義を破壊している」と言わざるを得ません。
『スティール』は、悪を単純に断罪させないテーマを通して、観る者に「本当の悪とは何か?」を問いかける見応えある社会派スリラーだと思いました。
ザラは被害者か?それとも加害者か!?
主人公ザラは、被害者と加害者の境界線に立たされた極めて曖昧な存在として描かれています。彼女は強盗計画に自発的に加担したことから、その意味では明確な加害者です。ですが同時に、組織の中では最初から「使い捨て要員」として選ばれていたことも徐々に明らかになります。責任を負わされたうえに疑われ、最後に切り捨てられる立場に置かれていた点で、ザラは被害者とも言えます。
物語の終盤、彼女は2000万ポンドを手にして去ります。この選択は成長の証なのでしょうか? それとも罪と現実から目を背けた逃避なのでしょうか? ドラマは明確な答えを示しません。ただ、職場で正当に評価されず、家庭にも居場所を持てなかった彼女が、危険な賭けに救いを求めた背景は非常に現代的です。
フェミニズム的な視点で見ると、ザラは能力がありながら搾取され続けた労働者像の象徴であり、その歪んだ構造が彼女を“共犯者”へと追い込んだと言えるかもしれません。
理想が越えた一線
ラストでヨシダが事件の黒幕だったことが明かされますが、彼は単に黒幕として片付けられない存在です。彼は盗まれた年金や公的資金を元に戻し、金融システムの不正を白日の下にさらしました。その点だけを見れば、彼の行為は内部告発に近い正義の行動にも映ります。
ですが同時に、計画の過程で複数の命が奪われ、その手段は明確に一線を越えています。
この矛盾こそが、本作が明確な答えを用意しなかった理由ではないでしょうか。ヨシダは理想のために暴力を選びましたが、それは告発なのか、それともテロなのか?
ドラマは判断を視聴者に委ね、「自分ならどこまで許せるだろう?」と自問自答することになります。さらに皮肉なのは、彼の暴露によって一時的な混乱は起きても、金融の根本構造は何も変わっていない点です。本作は、正義を掲げた過激な行為ですら、世界を変えられない現実を描いているように感じました。
・このサスペンスドラマも見応えタップリ♪
『スティール』のまとめ
『スティール』は強盗サスペンスという枠を超え、正義と悪の境界、労働と搾取、国家権力の歪みまで描き切った重厚な社会派ドラマです。
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