Netflixドラマ『モンスター:エド・ゲインの物語』が大きな話題となっていますが、この記事では、エド・ゲイン本人や彼の家族、ドラマに登場する連続殺人鬼など実在の人物を、演じたキャストと並べて写真付きで紹介してみたいと思います。
『モンスター:エド・ゲインの物語』のあらすじ&キャストなどをチェック
こちらの記事(↓)で、『モンスター:エド・ゲインの物語』のあらすじ・キャスト・考察を、ネタバレあり・なしで紹介しているのでチェックしてみてください!
エド・ゲイン(チャーリー・ハナム)

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エドは、1954年に地元の酒場の女主人メアリー・ホーガンを殺害。1957年には金物店の女主人バーニス・ワーデンを射殺し、遺体を自宅に持ち帰り、この事件がきっかけで彼の家が捜索され、猟奇的な行動の数々が明らかになりました。
エドは地元の墓地を掘り返し、女性の遺体を持ち帰っていました。彼は母に似た中年女性の遺体を好み、皮膚や臓器を“素材”として利用。彼の自宅から、人間の皮や骨で作られた“家具”や“装飾品”の数々が押収されました。
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オーガスタ・ゲイン(ローリー・メトカーフ)

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エドの母オーガスタ・ゲインは、厳格なプロテスタント信者で、宗教的戒律や道徳に非常に厳しかったとのこと。世俗的な娯楽や遊びを嫌い、子どもたちには愛情よりも恐怖で接しました。
「女性は悪」、「性的欲望は罪」と教え、エドに女性恐怖や歪んだ性認識を植え付けたとされます。また、家族だけで孤立した生活を送り、外部との関わりを避けたため、子どもたちは母の価値観に強く影響されました。
ヘンリー・ゲイン(ハドソン・オズ)

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エドの兄ヘンリーの写真は残っていないようです(上の写真はヘンリー役を演じたハドソン・オズ)。ヘンリーは、プレインフィールド近郊の農場で起きた雑草火災で亡くなりました。ヘンリーはエドと火事の最中に争っていたとされています。
エドは兄の行方不明を報告しましたが、すぐに遺体の場所を当局に示したとのこと。公式の死因は窒息と心不全による事故とされましたが、一部では頭部に打撲傷があったと報告されています。検死は行われませんでした。
母親に対する権威的な態度をめぐり兄弟間に緊張があったことから、エドが関与したのではないかと推測する声もありますが、エド自身は常に否定しており、証拠はありません。
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アデライン・ワトキンス(スザンナ・ソン)

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アデライン・ワトキンスは、エドが事件を告白・起訴される前に結婚寸前までいったと言われている女性です。
『モンスター:エド・ゲインの物語』の共同クリエイターのイアン・ブレナンは、「彼女は“エドと交際していて結婚するつもりだった”と言った後、“それは全部作り話だった”と話していた」と述べているため、本当に彼女がエドと交際していたのかどうかは不明のようです。
イルゼ・コッホ(ヴィッキー・クリープス)

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イルゼ・コッホはナチス・ブーヘンバルトの「獣」と呼ばれた人物で、人間の皮膚を用いたエドの手法に影響を与えたとされています。実在のコッホは刑務所で亡くなりましたが、ドラマではエドの幻想の中に登場します。
バーニス・ワーデン(レスリー・マンヴィル)

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バーニス・ワーデンはエド・ゲインの犠牲者の一人。エドは、1957年に金物店の女主人だった彼女を射殺しました。
エヴリン・ハートリー(アディソン・レイ)

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エヴリン・ハートリーはプレインフィールドのベビーシッターです。1957年に彼女が失踪した際、エドは親戚宅を訪問していたことから当局に尋問されました。
エドは関与を否定し、2度の嘘発見器検査もクリアしており、公式には疑われませんでした。しかし、未解決事件として一部では容疑者と見なされ続けています。
クリスティーン・ジョーゲンセン(アランナ・ダービー)

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クリスティーン・ジョーゲンセンは、劇中でトランスジェンダーとして登場した人物です。彼女とエドの関係については歴史的に誤解されてきました。
エドの犯罪と性自認が結び付けられる迷信が生まれましたが、実際にはエドがトランスジェンダーから影響を受けた証拠はないとのこと。ドラマではこの誤解を正すために、ジョーゲンセンのイメージを通して、エドの暴力行為と性自認は関係ないことを明確に示す場面が描かれています。
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リチャード・スペック(トビアス・ジェリネック)

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リチャード・スペック(通称バードマン)は、ドラマでゲインと後の連続殺人犯テッド・バンディを結びつける架空の設定で登場します。
実際にはスペックがエドに影響を受けた証拠や、二人が接触した記録はありません。スペック自身は、1966年にシカゴで8人の女子学生を残虐に殺害した事件で有罪判決を受けた殺人犯です。
ジェリー・ブルドス(ハッピー・アンダーソン)

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ジェリー・ブルドスは「性欲殺人者」、「靴フェチ殺人者」として知られ、オレゴン州で3件の殺人により3つの終身刑を受けました。ドラマでは最終話の幻想シーンに登場します。
ちなみにブルドスは、犯罪者のプロファイリング方法を生み出した実在のFBI捜査官をモデルにした主人公を描く、Netflixドラマ『マインドハンター』にも登場します。
テッド・バンディ

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最終話では、ゲインが精神病院でFBIに協力する幻想の設定で、彼の犯罪知識がテッド・バンディ逮捕に役立つという描写があります。しかし、これは彼の統合失調症による幻想として描かれていて、実際にはFBIがエドに取材したことはなく、捜査に関わった事実もありません。
この設定は、ドラマ内でエドを「現代アメリカ連続殺人犯のゴッドファーザー」として位置付ける演出です。
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チャールズ・マンソン(ジョン・ドレア)

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チャールズ・マンソンは、最終話の幻想シーンでエドの想像の中で登場します。マンソンはカルト集団「マンソン・ファミリー」を率い、複数の第一級殺人および殺人共謀で有罪判決を受けた人物。マンソンも、『マインドハンター』に登場します。

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ちなみに、『マインドハンター』シーズン2でマンソン役を演じたオーストラリア出身の俳優デイモン・ヘリマン(↑)は、クエンティン・タランティーノ監督の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でもマンソン役を演じました。
シーズン2の配信と映画の公開が2019年だったため、当時、違う作品でマンソンを演じたデイモンは話題となりました。
エドモンド・ケンパー(ジェフリー・マードック)

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エドモンド・ケンパーも最終話の幻想シーンで登場し、ケンパーは母親を含む8人の殺害で起訴された殺人犯。彼も『マインドハンター』に登場し、物語の鍵を握る大きな役割を担います。
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