Netflix『ウェンズデー』今こそ知りたいディープなトリビア12選 舞台裏を思いっきり覗こう!

『ウェンズデー』のポスター
出展元:https://www.netflix.com/

Netflixドラマ『ウェンズデー』は、ティム・バートンの世界観やジェナ・オルテガの怪演が話題を呼び、世界中で大ヒット! けれど、その魅力は表に見えるものだけではありません。今回は、知られざる舞台裏や製作秘話、思わず誰かに話したくなるトリビア12選をご紹介します♪



『ウェンズデー』ってどんなシリーズ?

『ウェンズデー』のポスター

出展元:https://www.netflix.com

『ウェンズデー』は、アダムス・ファミリーの長女ウェンズデーが特殊能力に目覚め、名門寄宿学校ネヴァーモア学園で怪事件の解決に挑みながら、自身のルーツを向き合っていく青春ダークコメディ。

鬼才ティム・バートンのキッチュでダークな世界観が炸裂して、世界中で新世代のアダムス・ファミリーの物語にハマる人が続出しています♪

『ウェンズデー』の今こそ知りたいトリビア12選

 

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バートンにとって3度目のトライで実現したプロジェクト

鬼才ティム・バートンは、1991に公開された映画『アダムス・ファミリー』の監督をオファーされましたが、当時取り組んでいた『バットマン リターンズ』の製作が重なったため、断らざるを得なかったそう。

ちなみに、『アダムス・ファミリー』と続編『アダムス・ファミリー2』で監督を務めたのは、SFコメディ・アクション映画『メン・イン・ブラック』シリーズで知られるバリー・ソネンフェルドです。

それから約20年後にバートンは、『アダムス・ファミリー』をストップモーション・アニメーション映画として蘇らせるプロジェクトの共同プロデューサー・脚本家として契約しましたが、この企画はお蔵入りに……。

そして、ついにNetflix『ウェンズデー』で、『アダムス・ファミリー』シリーズへの参加が実現したのでした。

血まみれでオーディションに挑んだジェナ・オルテガ

ウェンズデー役で主演するジェナ・オルテガは、『ウェンズデー』のオーディションに血まみれで挑んだのだとか。

というのもオーディションを受けた時、出演作のホラー映画『X エックス』の撮影中で、血糊とグリセリン製の汗まみれで顔には大きな切り傷があり、24時間も起きている状態でバートンとビデオチャットし、監督に笑われてしまったそう。

とはいえ、『ウェンズデー』のオーディションなので、血糊や切り傷は逆にウェンズデーらしくて、むしろその姿がバートンの印象に強く残ったのかもしれませんね。

ロケ地はルーマニア

『ウェンズデー』のロケ地は、吸血鬼で有名なルーマニアで、ネヴァーモア学園のの外観はカンタクジーノ城で撮影されています。カンタクジーノ城は、当時のルーマニアの名家、ゲオルゲ・グリゴレ・カンタクジーノ王子の一族が住んでいた場所だそう。

その他にも、パラトゥル・モンテオルやカーサ・ニクレスク=ドロバントゥといった歴史的建造物、ブカレスト植物園、有名なガラ・レガラ駅などもロケ地になっています。

ルーマニアでの撮影により、ゴシック様式の雰囲気と、そびえ立つ建築物を捉えることが可能になりました。ルーマニアへ行ったら、『ウェンズデー』のロケ地巡りを楽しめそうですね。

・ホラーが好きな人はチェック!

Netflix史上最も視聴された英語番組に

 

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『ウェンズデー』は、配信開始からわずか1ヶ月で10億時間以上視聴され、Netflix史上最も視聴された英語番組となりました。

Netflixのランキングによると、1位は『ウェンズデー』、2位は『アドレセンス』、3位は『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン4、4位は『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』、5位は『ブリジャートン家』シーズン1となっています。

ダンスシーンの振り付けはジェナ・オルテガが担当

シーズン1のスクールダンスでウェンズデーが見せたヘンテコなダンスは、ジェナ・オルテガが振付を担当しました。

ジェナは、80年代のバンクバンド、スージー・アンド・ザ・バンシーズやニーナ・ハーゲン、80年代のクラブでゴスキッズが踊っていたアーカイブ映像などを見て研究し、2日間で振付を仕上げたのだとか。

ちなみにジェナは、このダンスシーンの撮影中にコロナに感染していたことを知らずに参加し、陽性反応が出た後に現場から外されたそうです。

チェロの演奏とフェンシングも練習

ーズン1では、ウェンズデーがチェロを演奏するシーンがありましたが、ジェナは撮影が始まる2ヶ月ほど前から、チェロの練習を始めたのだそう。

撮影が終了してからは、他の仕事で自宅を空けていることが多いため、「今は上手く弾けないかもしれない」と言っていますが、「これからも練習を続けていきたい」と意気込みを見せているので、今後のシーズンでは、さらに上達した演奏を見せてくれるかもしれません。

またシーズン1では、ウェンズデーとビアンカ・バークレイが壮絶なフェンシングの戦いを繰り広げるシーンもありましたが、ジェナは週2回フェンシングの練習に通ったのだとか。このシーンの撮影については、「きちんと演じたかったから、かなり緊張しました」と語っています。

ダンスの振り付けも考えて、チェロとフェンシングの練習もこなすジェナの役者魂を感じますね。

・ダークな作品が好きな人におすすめの見応えあるシリーズ♪



ハンドとハイドはCGIではない

 

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『ウェンズデー』には、風変りで魅力的なキャラクターが数多く登場しますが、特に人気が高いのがハンドです。

手首だけのハンドは、顔がないので表情も分からないし言葉も喋らないけど、その独特の動きで個性とユーモアを発揮するキャラクター。

このハンドを演じているのはルーマニアのマジシャン、ヴィクトル・ドロバントゥ。なんとハンドは人間が演じていて、あの動きはCGIではないというから驚き! 現地でキャスティングされたと思われるヴィクトルは、手振り演技者、クリーチャーパフォーマーとしても活躍しているのだとか。撮影中は編集でカットできるよう、ヴィクトルは全身を覆う青いスーツを着用しているそうです。

そして、長い手脚を持つ怪物のハイドもCGIではなく、ダニエル・ヒムシュートという俳優が竹馬と松葉杖を併用して、ハイドの恐ろしい動きを演じています。

ウェンズデーの瞬き

ゴスなルックスのほか、ウェンズデーの大きな特徴のひとつが瞬きをしないこと。そして、そう決めたのはティム・バートンなのだそう。そのアイデアにジェナ・オルテガも賛成しましたが、瞬きをしたらテイクをやり直さないといけないため、かなり責任を感じたのではないでしょうか。

しかも、シーズン1の撮影当時は冬で、顔に強い風が吹きつけていたというから、瞬きをせずに目を見開いたままでいるのは大変だったはず。最終的にジェナは、他の人がセリフを言っていて、カメラが自分に向いていない時に瞬きをする方法を習得したそうです。

フェスターおじさん役俳優は実際に頭を剃った

フェスターおじさんはツルツル禿げ頭がトレードマークですが、演じるフレッド・アーミセンは、役作りのために実際に頭を剃ったというから驚き! 

というのも、バリカンなどで頭を刈るシーンを実際に演じる俳優は多くても、ツルツルの禿げ頭の場合は特殊メイクに頼るケースが多いからです。

しかし、頭を剃ったフレッドも眉毛はキープしておきたかったようで、眉毛は特殊メイクで隠していると明かしています。

ウィームス校長の衣装はヒッチコック映画の影響

 

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ネヴァーモア学園のラリッサ・ウィームス校長は、クラシックな気品あるコートなどを着こなしていますが、彼女の衣装は、アルフレッド・ヒッチコックの名作『鳥』に主演した、ティッピー・ヘドレンの衣装にインスピレーションを受けたのだとか。

衣装を担当したコリーン・アドウッドが、ウィームス役のグウェンドリン・クリスティに『鳥』のポスターを見せて、「これがあなたの姿だと思う」と伝えたら、グウェンドリンも気に入り、衣装の方向性が決まったとのこと。

ちなみにティッピーの娘は、『ワーキング・ガール』で主演女優賞に輝いたメラニー・グリフィスで、孫娘は『フィフティ・ジェイズ・オブ・グレイ』シリーズに主演したダコタ・ジョンソンです。

イ―ニッド役は人狼の訓練プログラムに参加

役作りのために、スキルを習得したのはジェナ・オルテガだけではありません。ウェアウルフ(人狼)のイーニッド・シンクレア役を演じるエマ・マイヤーズは、役作りのために人狼ブートキャンプ(訓練プログラム)に参加しました。

エマは奇妙な訓練について、「数人の男性が床を這いずり回って、お互いに唸り声を上げていました。あれは奇妙だったな。一生忘れません」と振り返っています。

そんなブートキャンプが実在すること自体驚きですが、そもそも何の目的で参加するのかも不思議ですね……。

クリスティナ・リッチ配役の舞台裏

『ウェンズデー』の大きな見どころの一つは、映画『アダムス・ファミリー』シリーズでウェンズデー役を演じたクリスティナ・リッチが、マリリン・ソーンヒル役で出演していることです。

ところが当初、マリリン役は存在せず、タマラ・ノヴァクという先生役で、『アメリカン・ビューティー』などで知られるソーラ・バーチがキャスティングされていました。

しかし、ソーラが創作上の相違から降板したため、ティム・バートンがクリスティナのためにマリリン役を生み出したそうです。

ちなみに、オリジナルのウェンズデーと新ウェンズデーが共演したわけですが、双方とも撮影中はウェンズデーについて一言もを話合わなかったそう。ジェナ・オルテガは、あれこれ提案することで、クリスティナは高圧的な印象を与えたくなかったからではないかと語っていました。

またジェナ自身も、クリスティナのウェンズデー像を真似しすぎないように気を付けたというから、「ウェンズデーについて話さない」というのは二人の間で暗黙の了解だったようです。

 

奇妙で魅力的な『ウェンズデー』の世界は、知れば知るほど奥深いものばかり。そんな舞台裏を知った今、ますます次の展開が気になってきたのではないでしょうか。

シーズン2でウェンズデーがどんな事件と出会うのか、今から楽しみですね♪

参照元:Men’s Health , J-14

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