Amazonプライムビデオ配信のHuluドラマ『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』は、シーズンごとに異なるウェルネス施設を舞台に、他人だった9人の人生が交差するミステリータッチのアンソロジーシリーズ。そのシーズン2で何が起こるのか、キャスト紹介やあらすじを交えながら、ネタバレあり・なしでダイブイン(考察)していきます♪
【本記事の注目点】
・ネタバレを踏みたくない方へ
前半ではネタバレなしのあらすじ&海外評価・筆者の感想を紹介しますので、安心して作品を視聴すべきかどうか判断してみてください。
・ネタバレありで深掘りしたい方へ
後半ではネタバレありの全あらすじ&見どころ・考察で掘り下げ、作品の魅力を余すことなくお届け! すでに視聴済みの方も、おさらいとしてお楽しみください♪
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『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン1のあらすじ
本シリーズは、リアン・モアリアーティの小説「Nine Perfect Strangers(原題)」をドラマ化したシリーズ。主人公マーシャ・ドミトリチェンコ以外のキャラクターと場所が、シーズンごとに変わるアンソロジーです。
シーズン1では、心の問題を抱えた9人が、謎めいたオーストラリアのウェルネス施設「トランクイラム」に集められ、それぞれLSDや極限体験など極端な治療を受けながら、自己再生を試みる。
やがて、彼らの過去のトラウマや秘密が徐々に明らかになり、トランクイラムの創設者マーシャの真意も曖昧になっていく。最終的に彼らは癒やしに向かうものの、施術方法の是非や心理的な影響も問われる結末へ向かっていく……というストーリー。
『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン2の概要
『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン2のあらすじ(ネタバレなし)
マーシャは、シリコンバレーの起業家たちとチームを組んで、患者の人生形成期を追体験できるデバイスを開発中だ。マーシャの師であるヘレナと彼女の下で働く生化学者マーティンは、アルプスのウェルネスリゾート施設「ザウバーヴァルト」に資金が必要になり、知名度の高いマーシャを招くことで患者を増やせると考える。
「ザウバーヴァルト」でセラピストとして働き出したマーシャのもとに集まったのは、大富豪でマーシャと因縁の過去があるデヴィッドと息子ピーター、裕福だが複雑な親子関係にあるヴィクトリアとイモジェン、ヴィクトリアの年の離れた恋人マテオ、人気のあった元人形師のブライアン、修道女のアグネス、音楽家カップルのアルフィー&ティナだ。
それぞれ複雑な事情を抱え、他人だった9人の人生が交差していく様子がミステリータッチで描かれ、マーシャの過去も明らかになっていく……。
・他人の人生が交差する群像劇が見応えタップリ!
『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン2海外での評価&筆者の感想(ネタバレなし)
シーズン2は、舞台をはオーストラリアからアルプスの高級ウェルネス施設に移し、再びマーシャが指導者として登場します。今回は、新たに導入された「記憶を再体験させる装置」によって、9人が過去と向き合いながら自己再生する姿が描かれます。前作以上にキャラクターの内面に焦点が当てられ、特に母娘の関係やトラウマを抱える人々の繊細な描写は印象的です。
一方で、全体の構成や物語のテンポにバラつきがあり、シーズン1のようなブラックユーモアや緊迫感が薄れたところも気になりました。また、これはシーズン1にも言えることですが、登場人物の数が多いため、ひとりひとりのエピソードが十分に掘り下げられず、感情移入しづらい点は否めません。“ナイン”ではなく“ファイブ”ぐらいが丁度いいかもしれませんね。
それでも、個性豊かな俳優陣の演技は見応えがあり、特に人形師ブライアン役のマレー・バートレットや、有閑マダム、ヴィクトリア役のクリスティーン・バランスキーらの存在感は際立っていました。心の傷や再生をテーマにしたこのシリーズは、観る人によって刺さる部分が異なる作品でもあり、スピリチュアルな要素を受け入れられるかどうかで評価が変わってくるのではないでしょうか。
シーズン2は新しい試みに挑戦しながらも、その完成度にバラつきがあるため、人によって評価が大きく分かれるシーズンと言えそうです。
『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン2の登場人物&キャスト
マーシャ・ドミトリチェンコ(ニコール・キッドマン)
シリコンバレーの起業家と新デバイスを開発中。アルプスのリゾート「ザウバーヴァルト」で診療を開始する。
ヘレナ(レナ・オリン)
マーシャの師で、行き詰った時に彼女に貴重なアドバイスを与える人物。
マーティン(ルーカス・エングランダー)
ヘレナとマーシャの下で働く生化学者。
デヴィッド・シャープ(マーク・ストロング)
大富豪でマーシャと因縁の過去がある。息子ピーターと関係を修復しようとしている。
ピーター・シャープ(ヘンリー・ゴールディング)
デヴィッドの息子で、父親のように富や地位に執着していない。
ヴィクトリア(クリスティーン・バランスキー)
裕福なマダムで、娘イモジェンとの関係が複雑。
イモジェン(アニー・マーフィ)
ヴィクトリアの娘で、自由奔放な母親との関係に不満を抱いていて、愛情を求めている。
マテオ(アラス・アイドゥン)
ヴィクトリアの年下の恋人。内戦で両親と兄弟を亡くす。
ブライアン(マーレイ・バートレット)
人気の人形師で自分のテレビ場組を持っていたが、不祥事でスポットライトから退く。
アグネス(ドリー・デ・レオン)
過去に看護師だったこともある修道女。
アルフィー(メイジー・リチャードソン=セラーズ)
元チェロリストでティナの恋人。
ティナ(キング・プリンセス)
ピアニストだがピアノが弾けなくなり、ウルフィーの勧めで「ザウバーヴァルト」を訪れる。
『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン2の全あらすじ(ネタバレあり)
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・マーシャのもとに集まった9人の患者
・ブライアンの過去
・セラピー施設の裏で進む崩壊
・マーシャとデヴィッドの過去
・マーシャの企み
・“癒し”の名を借りた報復劇の終着点
マーシャのもとに集まった9人の患者
マーシャは、シリコンバレーの起業家たちとチームを組んで、患者の人生形成期を追体験できるデバイスを開発中だ。マーシャの師であるヘレナと、彼女の下で働く生化学者マーティンは、アルプスのウェルネスリゾート施設「ザウバーヴァルト」に資金が必要になり、知名度の高いマーシャを招くことで患者を増やせると考える。
「ザウバーヴァルト」でセラピストとして働き出したマーシャのもとに集まったのは、それぞれ問題やトラウマを抱える面々。
大富豪でマーシャと因縁の過去があるデヴィッドと息子ピーター、裕福だが複雑な親子関係にあるヴィクトリアとイモジェン、ヴィクトリアの年の離れた恋人マテオ、人気テレビ番組の人形師だったブライアン、修道女のアグネス、音楽家カップルのアルフィー&ティナだ。
マーシャは施設中に監視カメラを仕込み、ゲストたちをコントロールしようとするが、次第に予期せぬ波乱の予感が漂い始める。
ブライアンの過去
フラッシュバックで、マーシャが娘タチアナの死後、ザウバーヴァルトで幻覚療法を始めたことが明らかになる。
現在のタイムラインで、彼女はブライアンのスーツケースを隠して精神状態を揺さぶり、彼の内面を引き出そうとする。
ブライアンは子ども向け番組の人形使いで、ティナが少女時代に彼の番組に出演していたことも判明。しかし、番組の収録中にスタッフにキレたブライアンの映像が流出して問題となり、番組が終了したことも明らかになる。
また、ティナやアグネスもそれぞれのトラウマを明かし、徐々にメンバー同士の関係が深まっていく。そして、参加が遅れていたデヴィッドがついに到着し、マーシャと意味深な再会を果たす。
セラピー施設の裏で進む崩壊
マーティンはマーシャの施術に疑念を抱くも、ヘレナは無視する。一方、体調の悪化を隠していたヘレナは吐血してしまう。
マーシャはアグネスの過去の罪に気づきつつも、まだ彼女は話す準備ができていない。デヴィッドはマーシャと二人で冷水入浴に挑むが、低体温症に陥り失神してしまう。
残りの参加者たちは町の博物館で初の幻覚剤を摂取し、アグネスは幻覚により教会へと暴走。自己嫌悪から告解室で自傷行為に至る。彼女を発見して保護したマーティンは、セラピーセッションに参加しなかったマーシャを非難する。
ピーターとイモジェンは男女の関係になっていたが、ピーターは、お互いに親との問題を解決するために施設に来たのだから、恋愛ではなく親との関係にフォーカスするべきだと言い、距離を置きたいと伝える。
ピアノが弾けなくなっていた音楽家のティナは、音楽に縛られてきた過去を告白し、ウルフィーとの関係に亀裂が生じてしまう。イモジェンも、母との関係が改善されずに葛藤を抱える。
マーシャとデヴィッドの過去
マーシャはデヴィッドに、過去の記憶を追体験できる幻覚セラピーを施し、2001年に彼らがプラハで出会った過去が明かされる。マーシャが働いていたテレビ局の番組にデヴィットが出演し、二人は一夜を共にする。
その後にマーシャは妊娠。タチアナは、デヴィッドの娘だったのだ。ジャーナリストに転身したマーシャは軍関係者に目をつけられ、デヴィッドに手紙を書いて助けを求めたが、その手紙はデヴィッドのもとに届いていなかった。軍関係者の報復で、タチアナが犠牲になったことが明らかになる。
タチアナのことを知ったデヴィッドは深く共感し、マーシャを支援すると誓うが、その様子を監視カメラで見ていたマーティンの顔は険しい表情で曇る。
マーシャの企み
マーシャが、最初からデヴィッドの投資を狙っていたことが明かになり、ヘレナは彼女の行動に疑念を抱くが、彼女自身が2022年に亡くなっていたという衝撃の事実も判明する
ピーターは幻覚状態で父と向き合い、心の傷に踏み込んでいく。一方、イモジェンも幻覚セラピーで父親が亡くなった日に戻り、さらに母が多発性硬化症を患っていて、余命わずかだと知らされて激しく動揺。さらに、マテオがヴィクトリアの恋人であるだけでなく、母の介護人だということも知る。
病気を伏せていたヴィクトリアは、幻覚剤の副作用で倒れて生死の境をさまよい、マーシャのリトリートは次第に崩壊の兆しを見せ始める。
“癒し”の名を借りた報復劇の終着点
フラッシュバックで、マーティンはエレナの息子だと判明する。死が迫りつつあったエレナはマーシャに施設を相続してほしいと頼み、当然ながらマーティンは母の決断を受け入れられず、マーシャに敵対心を抱き続けている。
マーティンは、ヴィクトリアを命の危険にさらしたマーシャの責任を追及し、9人にマーシャの危険性を訴える。しかし逆に墓穴を掘り、彼らの信用を失ってしまう。
デヴィッドはマーシャに説得され、幻覚セラピーで一緒に娘に会うことにする。ところが、デヴィッドは他のメンバー全員が揃っている部屋へ連れて行かれ、権力者デヴィッドの過去の“罪”が次々と暴かれていく。
ウルフィーは、デヴィッドが予算を削減したせいで音楽家の奨学金から締め出され、デヴィッドが所有している放送局が、ブライアンがキレた映像を何度も放送した。さらにデヴィッドはロシアとの衛星兵器開発にも関与していて、マテオやアグネスが苦しんだ戦争とも無関係ではなかった。
マーシャは、デヴィッド以外の8人が、彼を通じて嘘と搾取、痛みで繋がっているから施設に招待したと打ち明ける。
デヴィッドは、ドラッグの影響下で釈明するが誰にも聞き入れられず、ついに企業の武器事業からの撤退を宣言。しかし、後にその発言を撤回しようとする。ところが、そんな彼の発言をマーシャが録画していて動画をネットで拡散し、デヴィッドは後に引けなくなる。
ティナは、ウルフィーに別れを告げられたが再びピアノを弾けるようになり、ブライアンは肌身離さず持っていた番組のテディベアを手放し、ヴィクトリアとイモジェンの親子関係は改善する。
その1ヶ月後、デヴィッドはマーシャと再会し、サイケデリック・セラピー事業を開始することを伝え、彼女をリクルートする。マーシャはオファーを断るが、デヴィッドもマーティンから入手した施設での違法セラピーの映像を入手していて、その動画で脅されたマーシャは契約書にサイン。お互いに弱みを握り合う緊張状態のまま物語は幕を下ろす。
・ダークなアンサンブルコメディが面白い!
『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン2の見どころ・考察(ネタバレあり)
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・9人は多すぎ?感情移入できないキャラクターたち
・冒頭の“種明かし”でサスペンス要素が喪失
・もう一歩踏み込んでほしかった“癒し産業”の風刺
・セラピーという名の集団リンチ
9人は多すぎ?感情移入できないキャラクターたち
シーズン2は、シーズン1のオーストラリアからアルプスの施設へ舞台を移し、より内面の“癒し”や“再生”にフォーカスした内容になっています。なのですが、どうにも物語に引き込まれませんでした。
その理由のひとつは、登場人物が多すぎて一人一人の物語に入り込めないからだと思います。今回も9人のゲストが登場しますが、人数が多すぎて誰に感情移入すればいいのか、途中で迷子になってしまうんですよね。
例えば、戦争で両親と兄弟を失くし、9人の中で一番壮絶な体験をしたマテオの苦しみでさえ、イマイチ伝わってこないのです。修道女アグネスの過去の罪や信仰の揺らぎも設定としては興味深いのに、断片的すぎて深く掘り下げられないまま進んでしまいます。
他にも、億万長者デヴィッドは“リトリート施設の潜在的な投資家”という重要な役割なのに、人間味の描写が薄い。彼の息子ピーターもイモジェンと関係を持ったかと思えば、突然「親子関係に集中するべきだ」と距離を取ったりして、感情の動きに説得力がありません。
結果的に、キャラクターの数に対して描写の密度が追いついていなくて、「それぞれにドラマがあるはずなのに、何も響いてこない」というモヤモヤが残ってしまったからだと思います。
マーシャの過去や彼女の企み、マーティンとの対立といったメインストーリーには一定の緊張感があるものの、それだけでは全体を引っ張りきれていない印象が残りました。“ナイン”ではなく“ファイブ”くらいに絞って、その分キャラクターを掘り下げたほうが、もっと心に刺さる物語になるのではないかと思います。
とはいえ、キャストの演技力や映像美は見応えがあるので、スピリチュアルな世界観が好みの人には刺さる部分があるのではないでしょうか。期待値を少し下げて観ると、また違った味わい方ができる作品かもしれません。
冒頭の“種明かし”でサスペンス要素が喪失
シーズン2で、サスペンスやミステリーの要素が弱く感じられたのは、何よりも第1話の冒頭で、マーシャが行うプレゼンテーションの影響が大きかったように思います。
彼女が「記憶を再体験できる装置」を開発中だということや、その装置をトラウマの克服に活用するつもりだと明かすことで、物語全体の“仕掛け”が早々に分かってしまいます。
前作では、マーシャの目的や治療方法が徐々に明かされていくことで、不穏さや緊張感が持続していました。ところが今回は、序盤からマーシャの狙いや施設の方針がある程度わかってしまうため、「このリトリートでは何が行われているのか?」という謎が消え、興味が薄れてしまった印象です。
その結果、キャラクターたちが次第に過去と向き合っていく過程も“予定調和”のように見えてしまい、驚きやスリルに欠けていた点は否めません。マーシャの本心や裏の思惑が明かされるタイミングに、もう少し工夫が欲しかったところです。
もう一歩踏み込んでほしかった“癒し産業”への風刺
『ナイン・パーフェクト・ストレジャー』は、スピリチュアルやウェルネスといった言葉に彩られた“癒しビジネス”の裏側を描きつつ、その一部がいかに、商業主義や搾取と紙一重であるかを皮肉る視点を持ってはいます。
実際、マーシャがセラピーと称して幻覚剤を用いた治療を行い、その背景には資金調達の企みや起業の野心が見え隠れし、現代のウェルネス産業に対する批判的な視線が込められているとも読み取れます。
とはいえ、その風刺の効かせ方はどこか甘くて、同じ“豪華なリゾート施設に集う人々の群像劇”を描いたズ『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』と比べると、切れ味に欠ける印象が残りました。
『ホワイト・ロータス』が階級格差や人種問題、ジェンダーといった社会的なテーマを登場人物の会話や行動の端々に忍び込ませ、笑いと不快さを絶妙にブレンドしているのに対し、『ナイン・パーフェクト・ストレジャー』はキャラクターの個人的なトラウマに焦点を当てすぎて、ウェルネス産業への風刺が希薄です。
また、『ホワイト・ロータス』はリゾートという非日常の空間が、富裕層のエゴや欺瞞をあぶり出す“装置”として機能しているのに比べ、『ナイン・パーフェクト・ストレジャー』のリゾートはどこか幻想的でリアリズムが乏しく、地に足が着いていない感じがしました。
その結果、視聴者に突き刺さるような鋭い批判や、ブラックな笑いが生まれにくくなっているように思います。せっかく“癒し”や“自己再生”の商業化という大きなテーマを扱っているのだから、そこにもう一歩踏み込めていれば、より記憶に残るシリーズになっていたのではないでしょうか。
セラピーという名の集団リンチ
マーシャは、デヴィッド以外の8人が、彼を通して嘘と搾取、痛みで繋がっているから施設に招待したと打ち明けました。
マーシャは最初からデヴィッドを血祭にあげるつもりで、8人は彼女の目的を達成するための駒として利用されたわけです。ティナの「これはリトリートじゃなくて魔女裁判よ」というセリフが核心を突いていましたが、セラピーの名の下に行われる集団リンチに似た構図に、すっかり胸が悪くなってしまった知筆者……。
本来、セラピーとは個々が自分と向き合うための場であるはずなのに、ここでは“共通の敵”を前に連帯する手段にすり替えられています。“癒し”と“破壊”の境界線がぼやけたマーシャのやり方に、後味の悪さを覚えてしまいました。
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『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン2のまとめ
『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』シーズン2は、トラウマを抱える9人が幻覚セラピーを通して再生を目指す物語ですが、登場人物が多すぎて感情移入しづらく、マーシャの意図も早い段階で明かされるため、サスペンス性や風刺の鋭さに欠ける惜しい仕上がりとなっています。
とはいえ筆者の一意見にすぎないので、スピリチュアルな世界観やウェルネスに興味がある人は、ぜひAmazonプライムビデオでチェックしてみてください♪
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