英国ドラマは、個性的なキャラクターや独特のユーモアなど、ハリウッド作品とは醸し出すトーンや雰囲気が大きく異なります。そんな魅力を堪能できる英国ドラマおすすめ20選を、年間100本以上海外ドラマを視聴している筆者が厳選して紹介します♪
- ピーキー・ブラインダース(全6シーズン)
- ダウントン・アビー(全6シーズン)
- SHERLOCK/シャーロック(全4シーズン)
- ライン・オブ・デューティ(全6シーズン)
- 窓際のスパイ(シーズン6まで更新)
- ギャング・オブ・ロンドン(シーズン3へ更新)
- ザ・クラウン(全6シーズン)
- バッド・シスターズ(全2シーズン)
- キリング・イヴ/Killing Eve(全4シーズン)
- HEARTSTOPPER ハートストッパー(全3シーズン)
- テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく(全3シーズン)
- ナイト・マネジャー(シーズン2へ更新)
- Fleabag フリーバッグ(全2シーズン)
- ブリジャートン家(シーズン4へ更新)
- ハッピー・バレー 復讐の町(全3シーズン)
- ブラックダヴ(リミテッドシリーズ)
- 風の勇士 ポルダーク(全5シーズン)
- ラストキングダム(全5シーズン)
- ザ・ツーリスト 俺は誰だ?(全2シーズン)
- サンディトン(全3シーズン)
ピーキー・ブラインダース(全6シーズン)
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『ピーキー・ブラインダース』は、第一次世界大戦後の英国バーミンガムを舞台に、実在したギャング「ピーキー・ブラインダース」をモデルに描く犯罪ドラマドシリーズ。第一次大戦から帰還したトーマス・シェルビーが持ち前の知性と冷酷さでギャング団を拡大し、裏社会でのし上がっていきます。
実在したギャングがモデルになっているだけに、当時の歴史的背景が色濃く投影され、圧巻のリアリズムをもって描かれるのが見どころの一つ。1920年代のイギリスの退廃的で美しい街並みや、スタイリッシュな映像が現代のロックミュージックに乗せて楽しめるので、めちゃくちゃビジュアルに訴えること間違いナシ!
また、トーマス・シェルビーのカリスマ性、兄弟や仲間との絆、激しいアクション、政界との駆け引きなど見応え抜群で、緻密な脚本が織りなす重厚なストーリーから一瞬も目を離せません! 骨太な犯罪ドラマや時代劇が好きな人にイチオシのシリーズです。
ダウントン・アビー(全6シーズン)
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『ダウントン・アビー』は、20世紀初頭のイギリス貴族の邸宅を舞台に、グランサム伯爵一家と使用人たちの人間模様を描いた時代劇シリーズ。
身分違いの結婚、第一次世界大戦、スペイン風邪、女性の社会進出など、激動の時代に生きる個性豊かな貴族と使用人の関係が、英国風のユーモアを散りばめながら描かれます。
かなり登場人物が多いのですが、どのキャラクターも丁寧に描かれていて、気が付いたらお気に入りのキャラクターを応援しているはず♪ 筆者は時代劇にそれほど興味がなかったのですが、世界的な人気につられて試しに視聴したら、すっかりハマってしまいました。
ドラマシリーズ終了後は、映画版『ダウントン・アビー』と『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』も公開され、こちらの2作品も最高に面白いのでおすすめです!
SHERLOCK/シャーロック(全4シーズン)

出展元:https://www.bbc.com/
『SHERLOCK/シャーロック』は、アーサー・コナン・ドイルの名作小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを21世紀のロンドンへ舞台を移し、現代的なアレンジで蘇らせたドラマシリーズ。天才的な推理力を持つ名探偵シャーロック・ホームズと、元軍医の相棒ジョン・ワトソンの名コンビが難事件に挑んでいきます。
これまでのシャーロック・ホームズ作品との大きな違いは、スマホやインターネットを駆使しながら事件を推理していくところ。また、シャーロックとワトソンの掛け合いも見応え抜群で、宿敵モリアーティとの心理戦もスリリング! 独特の映像美でテンポ良く描かれ、世界的な大ヒットも納得の面白さです♪
1話が1時間前後と長めですが、各シーズンが3~4話構成なので、あっという間に完走してしまうのではないでしょうか。
ライン・オブ・デューティ(全6シーズン)
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『ライン・オブ・デューティ』は、警察内部の汚職を捜査する特別チーム「AC-12」の活躍を描くイギリスの犯罪ドラマ。主人公スティーブ・アーノットは、ある事件をきっかけにAC-12に配属され、優秀な捜査官ケイト・フレミングや上司ヘイスティングス警視とともに、警察組織内の腐敗に立ち向かいます。
とにかく本シリーズの見どころは、「AC-12」が容疑者に行う尋問シーン。息を呑むような緊迫感でジリジリと容疑者を追い詰めていく尋問は手に汗を握るほどスリリングで、嘘を見抜こうとする巧妙な心理戦から目が離せなくなること間違いナシ!
証拠を突きつけられた瞬間の容疑者の動揺や微妙な表情の変化など、細かい演出も秀逸。長時間に及ぶ尋問の中で、真実が少しずつ明かされていく過程が圧巻で、まるでその場にいるかのような緊張感を味わえます。
『ライン・オブ・デューティ』は、正義と腐敗の狭間で揺れるヒューマンドラマが濃厚に描かる傑作犯罪サスペンスなのに、日本で知名度も人気も高くないのが本当に残念……(涙)。ということで、ここでイチオシします!
窓際のスパイ(シーズン6まで更新)
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『窓際のスパイ』は、ミック・ヘロンの小説シリーズを原作に描くスパイ・サスペンスドラマ。MI5(英国情報局保安部)の落ちこぼれスパイたちが集まる部署「スローホース」を舞台に、型破りなリーダー、ジャクソン・ラム率いるチームが予期せぬ事件に巻き込まれながらも、それぞれのスキルを駆使して陰謀に立ち向かっていく姿が独特のトーンで描かれます。
本シリーズを語る上で欠かせないのが、身だしなみを全く気にせず、超だらしないのに凄腕スパイというラム役を演じるゲイリー・オールドマンの魅力です。ラムは一見無頓着な印象を与えますが、実は部下のことを心から気にかけていて、彼の人間臭さが、ただのスパイドラマを超えたヒューマンドラマとしての魅力を引き出しています。
『窓際のスパイ』は、シーズン4の配信直後にシーズン6まで一気に更新され、その事実がシリーズの人気とクオリティの高さを証明していると言えるのではないでしょうか。
ギャング・オブ・ロンドン(シーズン3へ更新)
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『ギャング・オブ・ロンドン』は、現代のロンドンを舞台にした犯罪アクションドラマシリーズ。ロンドンの裏社会を長年支配してきた大物ギャング、フィン・ウォレスが何者かに暗殺され、跡を継いだ息子のショーンは父の復讐と組織を維持するため、様々な敵対勢力と抗争を繰り広げます。ところが、その過程でウォレス家に隠された驚くべき秘密や、国際的な陰謀が次々と明らかになっていく……というストーリー。
ショーン役を演じるジョー・コールが、『ピーキー・ブラインダーズ』でシェルビー一族の三男ジョン役を演じていたからか、筆者の中で『ギャング・オブ・ロンドン』は、勝手に現代版『ピーキー・ブラインダーズ』になっています(笑)。時代こそ違えど、両シリーズともに骨太で重厚な犯罪アクションドラマという共通点があり、激しい暴力が描かれながらもスタイリッシュな映像美と緻密なストーリーテリングが魅力的。
さらに、家族の絆や裏切り、権力争いといったテーマが軸になっているため、登場人物たちの心理戦も見応え抜群! 『ピーキー・ブラインダーズ』で描かれたギャングの世界観が好きな人なら、間違いなくハマるはずです♪
ザ・クラウン(全6シーズン)
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『ザ・クラウン』は、エリザベス2世を主人公に、英国王室の激動の歴史を描いた壮大なドラマシリーズ。若くして王座に就いたエリザベスが、伝統と変革の間で葛藤しながら王室を導いていく姿が、政治的事件や家族のドラマを織り交ぜながら、時に大胆に、時に繊細に描かれます。
実在の王室メンバーが登場し、ダイアナ妃とチャールズ皇太子の結婚や離婚、ダイアナ妃の悲劇的な死といった出来事も描かれるため、フィクションでありながら、まるで現実を目の当たりにしているかのような錯覚に陥いってしまうはず。
また、2シーズンごとに交代するキャストが、王室メンバーの複雑な内面を卓越した演技力で表現し、観る者を惹きつけて離しません。そして、細部にまでこだわり抜かれた美術セットや豪華絢爛な衣装は、ため息が出るほどの美しさです♪
バッド・シスターズ(全2シーズン)
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『バッド・シスターズ』 は、アイルランドのドラマシリーズですが、英国ドラマ枠に無理やり投入しちゃいました(笑)。
本シリーズで中心となるのは、両親を早くに亡くし、互いに助け合って生きてきたガーベイ家の5人姉妹。ある日、次女グレースのゲス夫が突然亡くなったことで、生命保険会社は姉妹たちに疑いの目を向けて調査を開始。実は、それぞれ姉妹にはジョンを殺す動機があり、物語は過去と現在が交差しながら、姉妹たちがジョンを殺害しようと企てる様子と、保険会社の調査の行方がスリリングが描かれます。
ユーモアとスリルが絶妙に絡み合ったストーリー展開で、個性豊かな姉妹たちの絆と、それぞれが抱える秘密や葛藤も見応え抜群。また、パンチが効いたラックユーモアとテンポ良い会話、予測不能な展開でグイグイとストーリー引き込まれ、気が付いたらイッキ見しているのではないでしょうか。
キリング・イヴ/Killing Eve(全4シーズン)
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『キリング・イヴ/Killing Eve』は、英国情報機関MI6の女性諜報員イヴが、美しくサイコパスな暗殺者ヴィラネルの逮捕に執念を燃やし、二人が攻防戦を繰り広げる過程で心惹かれ合い、妙な絆を築いていくという異色スパイドラマ。
イヴとヴィラネルの、愛憎入り混じった危険な関係がスリリングかつ官能的に描かれ、女性諜報員と女性スパイの奇妙な関係に焦点を当てた、今までなかったコンセプトが話題になりました。
予測不能なストーリー展開と二人の複雑で危うい関係性、緊迫感あふれるスリラー要素に、ブラックユーモアとスタイリッシュな演出が加わり、唯一無二のドラマに仕上がっています。また、ヴィラネルのモード感あふれるファッションや、ヨーロッパ各地で撮影された美しい映像も見どころの一つです。
HEARTSTOPPER ハートストッパー(全3シーズン)
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『HEARTSTOPPER ハートストッパー』は、アリス・オズマンの人気グラフィックノベルを原作に、イギリスの高校を舞台に描く青春ドラマシリーズ。
内気で優しい高校生チャーリーと、学校の人気者でラグビーチームのスター選手ニックは、隣の席になったことをきっかけに友達に。友情を深めるうちにチャーリーはニックに恋をして、自分はストレートだと思っていたニックもチャーリーとの関係を通して、自分の気持ちの変化に気づいていく……というストーリー。
戸惑いながらも惹かれ合う二人の関係がみずみずしいタッチで描かれ、これまでとは違うLGBTQ+作品として、ティーンエイジャーから絶大な支持を得ているシリーズ。若者に人気の作品ですが、友情、恋愛、自己受容といった普遍的なテーマを取り上げているので、老若男女問わずに楽しめる作品です♪
テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく(全3シーズン)

出展元:https://www.apple.com
『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』を“英国ドラマ”と称してよいのか迷いましたが、イギリスが舞台で同国のサッカー文化が色濃く描かれるので、入れることにしました。
主人公はアメリカンフットボールのコーチ、テッド・ラッソ。サッカーの知識ゼロのテッドが、なぜかイギリスのサッカーチーム「AFCリッチモンド」のコーチに採用され、最初は業界人やチームのファンからブーイングを受けてしまうのですが、持ち前のポジティブさと善良な人柄でチームをまとめあげ、勝利に導いていくというストーリー。
本シリーズは爆笑してしまうシーンの連続なので、元気を貰いたい時に視聴したらピッタリなシリーズ。とにかくテッドのポジティブさが人間離れしたレベルで、彼の底抜けの陽気さとイギリス流の皮肉が交差するユーモアも魅力です。
スポーツドラマでありながらヒューマンドラマとしての要素も強く、笑いと感動がバランス良く織り交ぜられたストーリーで、前向きな気持ちになれるハートフルな作品です♪
ナイト・マネジャー(シーズン2へ更新)

出展元:https://www.rottentomatoes.com
『ナイト・マネジャー』は、ジョン・ル・カレの同名小説を原作にしたスパイスリラー。主人公は元イギリス兵で、現在はスイスの高級ホテルでナイト・マネージャーとして働くジョナサン・パイン。
彼は、ある出来事をきっかけに、裏社会と繋がる武器商人リチャード・ローパーの違法取引を阻止するため、MI6の極秘任務に巻き込まれます。ジョナサンは、ローパーの信頼を得て内部への侵入に成功しますが、次第に危険な駆け引きがエスカレートしていく……という展開に。
ジョナサンがローパーの組織に潜入して、危険な任務を遂行する様子は手に汗握る展開の連続! 予測不能な裏切りや陰謀、ジョナサンとローパーが繰り広げる心理戦が緊迫感あふれる演出で描かれ、極上のスパイドラマに仕上がっています。
Fleabag フリーバッグ(全2シーズン)
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『Fleabag フリーバッグ』の主人公は、ロンドンでカフェを経営する風変わりな女性フリーバッグ。親友の死や家族との複雑な関係に悩みながらも、シニカルな視点で日々をやり過ごしていくフリーバッグの姿が、超ブラックなユーモアを交えながら描かれます。
フリーバッグが、“第四の壁”を突き破って視聴者に語りかけるスタイルで物語が進行し、とにかく彼女の超ウルトラ毒舌ぶりに笑わされっぱなし! クリエイター・主演・脚本・製作総指揮を務めたフィービー・ウォーラー=ブリッジの才能がギュウ詰めにされたシリーズは絶賛され、エミー賞やゴールでグローブ賞を席巻しました。
各シーズンが全6話で1話30分弱なので、軽くイッキ見できると思います♪
ブリジャートン家(シーズン4へ更新)
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『ブリジャートン家』は、19世紀イギリスの華麗な社交界を舞台に、名門ブリジャートン家の兄弟姉妹が繰り広げる恋愛とスキャンダルを、ゴージャスかつ情熱的に描いたドラマシリーズ。舞踏会の光と影、愛の狭間で揺れるロマンスが、華やかな世界観の中でドラマティックに展開されます。
最大の特徴は、シーズンごとに主役が変わるところ。シーズン1では長女ダフネが公爵との運命的な恋に身を焦がし、シーズン2では長男アンソニーが熱~い恋愛模様を繰り広げ、続くシーズン3では三男コリンの成長と恋が描かれました。待望のシーズン4では自由奔放な次男ベネディクトのロマンスが中心となり、キャラクターごとに異なるテイストの恋模様が楽しめるのも魅力です。
さらに、謎のゴシップライター「レディ・ホイッスルダウン」が社交界の裏側を暴露し、物語に波乱を巻き起こすのも見どころの一つ。目を奪われるほど豪華な衣装や美しく優雅な舞踏会、そしてスキャンダル満載のラブストーリーに間違いなくハマってしまうでしょう。
ハッピー・バレー 復讐の町(全3シーズン)
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『ハッピー・バレー 復讐の町』は英ヨークシャー地方の小さな町ハッピー・バレーを舞台に、娘を亡くした女性警官キャサリン・ケイウッドが、犯罪と闘いながら家族を守る姿を描く犯罪ドラマシリーズ。
キャサリンの葛藤や苦悩、そして彼女を取り巻く人々の人間模様、薬物問題や家庭内暴力など、現代社会が抱える問題がリアルに描かれ、単なる犯罪ドラマにとどまらず、社会派ドラマとしての側面も持ち合わせているところがポイント。
田舎町で起こる予測不可能な犯罪と、事件を解決しようとするキャサリンの鋭い直感力が観る者を引き込んで離しません。犯罪ドラマや推理ドラマが好きな人におすすめです。
ブラックダヴ(リミテッドシリーズ)

出展元:https://www.netflix.com
『ブラックダヴ』は、キーラ・ナイトレイが主演を務めるスパイ・サスペンスドラマ。ロンドンで政治家の妻、そして母親として平穏な生活を送っている主人公ヘレン・ウェッブの裏の顔は、「ブラックダヴ」と呼ばれる秘密組織に所属するスパイ。ある日、ヘレンの恋人が暗殺されたことをきっかけに、彼女は自身の過去と向き合い、陰謀が渦巻く世界へと足を踏み入れていく……というストーリー。
ヘレン役のキーラと、彼女を助ける殺し屋サム役を演じるベン・ウィショーのケミストリーが抜群で、“バディ・スパイ物”とも呼びたいシリーズ。過去と現在が交錯しながら、複雑に絡み合う陰謀に迫っていく様が最高にスリリングです!
ヘレンとサムの物語の続きに期待したいところですが、現時点ではシーズン2は発表されていません。
風の勇士 ポルダーク(全5シーズン)
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『風の勇士 ポルダーク』は、ウインストン・グレアムの小説シリーズをドラマ化した作品。アメリカ独立戦争で負傷したロス・ポルダークは、故郷である英国南西部のコーンウォールへ帰還したものの、父親が多額の負債を遺して亡くなり、将来を誓った恋人エリザベスは従兄弟のフランシスと婚約をしていて、打ちのめされてしまいます。
そんなどん底から這い上がるべく、ロスは父が遺した鉱山を立て直し、新たな人生を切り開くことを決意。時代の波に翻弄されながらも数々の困難を乗り越え、自身の信念を貫いて力強く生きていくというストーリー。
とにかく勇敢で情熱的なロスが超魅力的で、彼をを取り巻く個性豊かなキャラクターたちが織りなす人間模様が、深く感動的なドラマを生み出しています。愛と裏切り、復讐など、物語を盛り上げる要素が満載の展開から目が離せません!
ラストキングダム(全5シーズン)
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『ラストキングダム』の舞台は9世紀末のイングランド。サクソン人の貴族でありながら、幼い頃にヴァイキングのデーン人に拉致されて異教徒として育てられたウートレッドが、やがて自らの出生と運命に向き合い、故郷を取り戻す戦いに身を投じていく姿が壮大なスケールで描かれるシリーズ。
なんといっても本シリーズは、剣と血が交錯する血湧き肉躍る激しい戦闘シーンと、実在の歴史を基にした緻密なストーリーが見どころ。複雑な出自と生い立ちを持つウートレッドが、サクソン人とデーン人の狭間で揺れ、忠誠心を試される葛藤に心を動かされてしまうでしょう。
また、策略と陰謀が絡み合う展開、広大なロケーションで撮影された迫力ある戦闘シーンや映像美も圧巻で、『ゲーム・オブ・ザ・スローンズ』などが好きな人に絶対刺さるドラマシリーズです!
ザ・ツーリスト 俺は誰だ?(全2シーズン)
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『ザ・ツーリスト 俺は誰だ?』は、オーストラリアの広大な砂漠地帯を舞台に、記憶を失った男が自身の正体を求めて奔走するクライムサスペンス。
主人公は、一台の大型トラックに執拗に煽られて衝突事故に遭い、病院で目を覚ますと自分の名前を思い出せず、過去の記憶を一切失っていました。身元を証明するものは何もなく、手掛かりを求めて病院を抜け出した彼は、やがて自分が何者かに命を狙われていることに気づき、真相を追い求めていく……という展開に。
シーズン1はオーストラリアが舞台なのでイギリス感はゼロですが、英BBCの製作なので英国ドラマシリーズであることは間違いありません(笑)。シーズン2はアイルランドが舞台になります。
本シリーズは、主人公が失われた記憶を取り戻そうとする過程で、次々と衝撃の真実が明るみになり、主人公と一緒に謎を解き明かしていくようなスリルを味わえるのが見どころ。二転三転するストーリー展開と予想を裏切られるドンデン返しで、一級クライムサスペンスに仕上がっています!
サンディトン(全3シーズン)
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『サンディトン』は、英国の文豪ジェーン・オースティンの未完の小説を基にしたドラマシリーズ。19世紀の海辺の町サンディトンを舞台に、主人公シャーロット・ヘイウッドの成長と恋愛模様が描かれます。
田舎育ちのシャーロットは、偶然に導かれて新興リゾート地サンディトンを訪れ、そこで渦巻く野心や陰謀、階級社会の複雑な人間関係に巻き込まれていくことに……。
なんといっても、「高慢と偏見」や「エマ」などの傑作を生み出したジェーン・オースティンのウィットに富んだ会話やドラマチックな展開が見どころで、シャーロットが野心的なシドニー・パーカーと繰り広げる恋の駆け引きにはヤキモキさせられっぱなし!
また、豪華な衣装や美しい海辺の風景がロマンティックな雰囲気を引き立て、未完の物語に新たな結末を与えた必見の作品に仕上がっています。ジェーン・オースティンのファンはもちろんのこと、時代劇やロマンスが好きな方にもおすすめのシリーズです♪
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